
玉鳳院の西からの眺め
玉鳳院の西から東を見る眺め
玉鳳院
玉鳳院
花園法皇が妙心寺創建の時、傍らに一院を設けて禅宮とされたところと伝わる。これに因んで一般には玉鳳禅宮と称する。現在の建物は単層、入母屋造り、檜皮葺き、明暦2年(1656)仙宮を模して改建された瀟洒な方丈で、内部には花園天皇法体の像を安置し、狩野益信・安信筆とつたえる山水・人物・花鳥の各種画題をもった障壁画よよって満たされている。
またその正門にあたる向唐門(江戸時代)は寛文年間(1661~73)淀屋辰五郎の寄進と伝える。
鐘楼にかかる銅鐘は、慶長15年(1610)の鋳造になる。
四脚門・ 重文・室町時代
もと後小松天皇から皇居の南門を賜わり、勅諮門としていたが、のちに現在の位置に移したとつたえ、開山堂とともに応仁の兵火を免れた当山最古の建物である。
開山堂 重文・室町時代
「微笑庵(みしょうあん)」と号し、妙心寺の開山 開山慧玄(無相大師)の像を安置する。建物はもと東福寺の古殿を天文初年に移築したものと伝える
庭園
北側と南側に分かれる。北側は開山入寂の地とつたえる「風水泉」と称する井泉を中心とした枯山水の庭。
開山堂の東側は「鶏足嶺(けいそくれい)」と称する
開山堂前には玉鳳院型の石燈籠(江戸時代)がある。
開山堂の東北隅に、武田信玄・勝頼・信勝・信豊の石塔、
織田信長・信忠の石塔がある。
北側には豊臣秀吉の長子棄丸(鶴松)の廟(祥雲院影堂)がある。
寺院 前回の記事 ⇒ 寺院右0602 妙心寺 塔頭 東海庵 重要文化財
関連記事 ⇒ まとめ024 妙心寺
織田信長⇒ 人物検索 一覧
淀屋寄進の灯籠 ⇒ 神社伏0119 與杼神社 (よどじんじゃ)
下の地図のユーザー地図 の囲みをクリックすると 付近の記事が探せます