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寺院南0530 東寺 金堂

2018年12月29日 13時59分12秒 | 寺院

 

 

 

 

南面する。創建は延暦15年(796)とつたえる。文明18年(1486)に焼亡した。この金堂は慶長8年(1603)豊臣秀頼の再建です。外観は正面を5間、側面を3間とした単層、裳階付、入母屋造り、本瓦葺きの大きな建物。裳階の正面中央ら一段と高くしているのは、外観に変化をもたせるためといわれ、奈良大仏殿の古制をまねている。また下層には天竺様の挿肘木を用い、上層の枓栱に四手先を組むなど和様・唐様・天竺様の各手法を巧みに折衷した桃山時代仏寺建築です。

入り口は正面に3ヶ所、両側面に各1ヶ所、背面に1ヶ所あって、戸口以外はすべて連子窓、扉は両開きの桟唐戸を吊っている。

内部は周囲1間通りを外陣、中央5間3間を内陣とし、後方須弥壇上には慶長8年(1603)、仏師康正の作になる薬師三尊像(重文・桃山時代)を安置する。このうち中尊ま薬師如来坐像は高さ2.88m、光背に七仏を付けた巨大な七仏薬師で、裳懸座の周囲に12神将をめぐらしているのは珍しく、桃山時代の仏像中では屈指の作品。

昭和15年(1940)の解体修理の際、創建当初の礎石が発見され、金堂の位置および規模が大体昔のままであることが確認された。

 

 


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寺院 前回の記事 ⇒ 寺院南0529 東寺 灌頂院

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