
今回は、去年・今年とも連続台北牛肉麺フェスティバルで
上位にランクインしている名店
”張家清真黄牛肉麺 ”
をレポートする !
” 2006年台北國際牛肉麺フェスティバル ”
も、ついに明日の11月5日がフィナーレだ。
そーいうわけだから明日は、
オレも朝から台北展演二館に行って、
今年の上位20店の牛肉麺の出来を、
がしっと確認するつもりだ。
しかしながら過去の経験から考えて、
実際に1日に、あんまり沢山の種類の牛肉麺を食べてしまうと、
一つ一つの個性の記憶があいまいになって、
あとでどれが本当に美味かったのか、
判らなくなってしまう可能性がある。
そこでオレは、
まず自分の頭の中と舌の上に、しっかりスタンダードを作って、
明日食べる牛肉麺は、
そのスタンダードとの比較で評価することにした。
そして、
そのスタンダード作りの為に、
去年の台北牛肉麺フェスティバルでは4位
今年も13位に選出された
” 張家清真黄牛肉麺 ”
へ、牛肉麺食いにでかけたってわけサ。

” 張家清真黄牛肉麺 ”
は先回、思いがけない美味さでびっくりした
”洪師父麺食桟 ”
の割りと近く、延平南路上で開封街との交差点の近くにある。
台北駅からでも、西門駅からでも歩いていける距離だ。
ところでこのミセの名前だが、
” 清真、チンゼン ”
って言うのは回教徒のことだ。
回教徒は豚を食わないから、
中国の回教徒の多い地帯 - 蘭州とかでは、
清燉 ( チントゥン、澄ましスープ ) の牛肉麺が
昔から名物になっていて、それが
” 清真牛肉麺 ”
なんて呼ばれてたわけだ。
それと
” 黄牛、ホワンニョウ ”
って言うのは、台湾で多く飼われている赤牛のことだ。
ちょっと前までは殆どの牛肉麺屋は
「 本当の台湾牛肉麺の味を出そうとすれば、やっぱり黄牛肉でないと駄目だ。 」
とかブリブリ言ってたもんだが、
BSEの騒ぎ以降は、
「 ウチはオージービーフしか使いませ~ん。 」
なんて言うところが増えた。
( 人気ランキング20位以内のミセでも、こーいう
ポリシーがぐにゃぐにゃのところが結構多いヨ )
しかしまぁ、この張家は、
” 黄牛肉麺 ”
の屋号のままで、
二年連続ランキング入りを果たしているんだから立派なもんだ。

上の写真が張家でオレが食った
” 紅焼黄牛肉麺 ” だ。
見た目は、
今まで食った名店の牛肉麺と同じ、
オーソドックスな美しさを持っている。
それで香りは、
特別には付けてないようで、
牛肉ダシの自然な匂いがする。
スープは、
ダシが適度にでているもので、
豆板醤の風味をかなり感じる味付けは、
なかなかオレの好みだ。
あまり辛くしていないので、
必要な人は備え付けの、
きれいな紅色の辣油を足したらいい。
麺は、
やや太めの、うどんみたいな麺で、
適度なコシがある。
肉は、
ゼラチン質の多い部分の肉を
柔らかく調理したものが
かなり一杯入っている。
これまでのミセのなかでも相当多い方だ。
全般的には、
麺が違う以外は
以前紹介した
” 桃源街老王記 ”
とかなり似ている、とんがったところが無い
バランスの良い牛肉麺だ。
うまい!

ここで、
” 清真 ” と名前がつくミセに来て
紅焼だけ食って帰ったんじゃ男じゃねー!
とか思って、オレは気張って清燉牛肉麺も食ってみた。
・・・が、
これはまぁまぁのできだった。
やっぱ清燉は、味付けが少ない分ダシの勝負になるけど、
オレが食った麺はたまたま、
せっかく出たダシが、
麺を茹で上げた時の湯切りが足りないせいで
すっかり水っぽく、だめになっちまっていた。
スープに浮いている油もちょっと多すぎるし、
清燉スープににんにくが効かせてあるのも
オレの好みを外れる。
牛肉は、
紅焼とは違う部位の、ゼラチン質がない肉が入っているが
これは、清燉麺の具らしくてなかなか美味しい。
” 清真 ”
と名前をつけたミセなので、
清燉の方が紅焼よりガンっと美味しい方が
ホントはかっこいいゾ。

上は、張家においてある
味調整用の酸菜と辣油だが、
やっぱりちゃんと支持されて上位に残るようなミセは、
こー言うのも、丁寧な仕事がしてあるんだよナ。
きれいにできてるし、おいしい。

上は、張家の店内だ。
ごくごく普通の、清潔な台湾の食堂の感じ。
内装は飾りっけがなく、
ちょっと話したミセのおネーさん達も
親切で気さくだ。
全体の感じからオレは、
「 このミセに限って
自分のミセに、がんがんインターネット投票するような
はしたない真似をしちゃあいないナ。」
- とばくぜんと確信した。

上が張家のメニューだ。
紅焼と清燉の牛肉麺が100元。
これは他のマチ ( 台南とか ) からすりゃあ高い方かもしれない。
だが、ここは台北の開封街で、
ミセは、去年・今年とも牛肉麺フェスティバルで上位に入るような名店だ。
この値段設定に、オレはかなりの良心を感じた。
( 普通だと130~150元になってるハズだ
桃源街老王記だって140元だからネ )
エライ!

さてさて最後に、
張家の紅焼牛肉麺について、
恒例の採点をやってみた。
結果は予想のとおり、
他の台北牛肉麺フェスティバルの
ランキング上位店と似た様な点数 ( 70点 ) になった。
実際、ここの紅焼牛肉麺は
かなり桃源街老王記にせまる、
マイルドでバランスのとれた美味いもんだった。
毎日食っても良いような、
とんがった所がないスジの良さにホント感心したヨ。
さて、そー言うことで
張家の牛肉麺食って、
清燉はともかく、
紅焼牛肉麺については、台北牛肉麺フェスティバル人気上位点の
スタンダードなレベルはばっちりオレの
頭の中と舌の上にメモリーできたと思う。
このメモリーをキープして、
明日は台北行って、がっちり牛肉麺食ってくるゼ!
レポートもびしっと書くからネ。
ってなところで、
明日のために、今回とりあえずここにてご無礼!
10月31日のアクセス数 - 360
11月01日のアクセス数 - 491
11月02日のアクセス数 - 404
11月03日のアクセス数 - 382
10月31日の練習 - トラック7km(精華大学)&ウェイト少々(自宅)
11月01日の練習 - ウェイト少々(自宅)
11月02日の練習 - ウェイト少々(自宅)
11月03日の練習 - ウェイト少々(自宅)
新竹は、ここの所毎日
夕方になるとショボショボしみったれた雨がふるので
なかなかトラック練習ができなくて
ストレスがたまり気味です。
お祭りの屋台も最近は、国際色豊かになってきて、
韓国のチヂミや中東のサテなんかもたまにあります。
その中に「餡餅(ジャーピンだったかな)」というのが
ありました。
ちょっとお餅っぽい包みモノで、中にお肉が入って
油で焼いてました。
なかなか香ばしくて、まあまあ。ちょっと油っぽいかな。
先日の水煎包に近いかも!と思いました。
最近姪っ子の子守に追われ訪れておりませんでした。
やっと開放され久々に覗かせていただきました。
毎度の事ながら・・・美味しそうですね。
特に『紅焼黄牛肉麺』辛味があって美味しそうです。辛いの大好きなもんで・・・。
食欲をそそるようなお料理ですね。
疲れも吹き飛びそうです。
ではまた・・・。
楽しみにしてますね。
餡餅(シェンピン)と水煎包(スイゼンパオ)との違い、
といいますと、
餡餅の皮はイーストで発酵させていないのに対し、
水煎包は中華饅頭の皮位に発酵させたものを使っている。
ということと、多分
餡が餡餅は炒めた具を皮で包むのに対し、
水煎包は未加熱の具を包む
ということじゃないでしょうか。
餡餅も美味いヤツはすごく美味いですヨ。
台湾では、” ○○麺食館 ” などという名前の
人気があるお店に行くとおいしいのが食べられます。
日本の酉の市で食べられるとは、ちょっとびっくりしました。
では、失礼いたします。
姪御さんの面倒を見たり、お仕事だったりで大変ですね。
私はいつも海外を渡り歩いているので、
子供の面倒も親の面倒も全部カミサンに見てもらっていまして、
本当の所、子育ての大変さはあまり実感ないですが、
それでも二歳くらいまでの手のかかり方が
ハンパじゃないのは判ります。
今日は、台北牛肉麺フェスティバルの最終日に行って来て、
小碗ながら7杯牛肉麺食ってきたところです。
またレポート書きますので、お時間がお有りの時には
このBLOGもチェックしてみてください。
では、失礼いたします。
スープが白いと全然印象が違ってみえますね。
やっぱりスタンダードなのを食べてみたい・・・
膝は完治されましたか?
こちら日本の静岡も今日は強風ですっごい寒かったです
風邪などひかれませんように
コメントありがとうございます。
こちら台湾も北部は徐々に涼しくなってきました。
ヒザの調子はまぁまぁです。
牛肉麺もついに詰めの台北牛肉麺フェスティバルの
レポートになりました。
あー、これが終わればまた牛肉麺以外の話も書ける。
最後の追い込みと思って写真の整理とかしています。
また、そっちの話も読んでみてください。
では、失礼いたします。
kool_tada