このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#62 関東地方2日目

2006年05月11日 | 透明水彩
 その日は親戚の結婚式でした。式は午後からの予定。お昼まで時間があるのでホテルの自室でくつろいでいると、どかどかと大勢の人が入ってきました。新婦の父方の親族の人たちでした。わたしたちは新婦の母方の親戚。互いに面識はありません。それが、「親族控え室が使えないので式が始まるまでここにいさせてくれ」とのこと。
 母たちは和服の着付けがあると言って逃げるように去っていきました。しかも、「貴重品があるから、気をつけてね」と言い残して…。見知らぬ男の人たちの中にひとり取り残されたわたし・・・。
 しかも、その人たちときたら傍若無人な振る舞い。いきなりベッドにどっかと腰を落ち着けてタバコを吸い出す人たちあり(普通は「どうぞ座って下さい」と言われてから座ったり、「タバコを吸っても良いですか?」と聞いてから吸うものではないの?)。子どもはベッドの上で跳んだりはねたりめちゃくちゃにして遊び、しまいにはわたしの荷物の中身まで物色する始末。親は注意するどころか一緒になって物色のやりたい放題。まるでこの人たちが泊まっている部屋に、わたしが迷い込んでしまったみたい。
 わたしはただでさえ人見知りするのに、こんな状況でしたから体が固まったままで何も言えませんでした。
 この状態が2時間以上続きました。次に何をされるか、生きた心地がしませんでした。これだけで体力をほとんど消耗してしまったようです。

 式は純和風神前式。御神酒を少し口に含んだだけで体がふらっとしました。披露宴ではごちそうが出ましたが食欲が無くてほとんど食べられませんでした。挨拶で会社の社長が自分の会社の宣伝を延々と何10分も話したり(新郎新婦の話はほとんどなし)、余興が長々続いたりなど、時間がかかりすぎてホテルの式場係の人が「お願いですから何とか早く終わらせて下さい」と言うほど。終わったのが夕方。何時間やっていたのかわかりません。すでに疲れ切っていたわたしには厳しい宴でありました。

 晩ご飯を食べる元気もなくその日は早く寝ました。唯一の希望は、次の日温泉に行くという予定が組まれていること。お風呂にも入らず倒れ込むようにして寝ました。

はたして最後まで旅を続けるだけの体力が残っているのか? ・・・次回に続く
                    
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