KONASUKEの部屋

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オオバコヤガ♀210510

2022年03月22日 | チョウ目
オオバコヤガの♀。
以前アップした画像はかなり擦れた個体でした。
今回、ちょっとだけ擦れた個体が撮れたので、再度アップ(笑)。

①楔状紋:黒点
②環状紋:大きく歪(いびつ)
後縁寄りは翅脈で切り取られる
③腎状紋:淡色で明瞭、太い
後縁寄りに黒色斑を含み、パックマンやU字型
※円形ではなく、口が開く
②③間に三角紋はない
④前翅内横線:二重
⑤前翅中横線:暗色、ぼやける
⑥前翅外横線

分類:チョウ目ヤガ科モンヤガ亜科
翅を広げた長さ:♂35~43mm、♀36~46mm
前翅の長さ:20~25mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:4~7月、9~10月(屋久島3~5月、8~10月、年2化?)
※同亜科には越夏休眠型の種があり、発生回数の推定には注意が必要
          晩秋~初冬にかけて土中で蛹化し、そのまま越冬する
※幼虫で、草の根際や葉の下で、冬越しという情報も
エサ:成虫・・・花の蜜
   幼虫・・・スイバ、ギシギシ、エゾノギシギシ、イタドリ、イヌタデ、アキノウナギツカミ、アオミズ、カントウタンポポ、コハコベ、オカトラノオなどの葉
その他:♂の前翅は灰黄色ないし赤褐色で、比較的変化が大きい。
    ♀は赤褐色ないし紫褐色で、♂よりも色調は平坦。
    アカフヤガ、ウスイロアカフヤガに似るが、本種とコウスチャヤガには楔状紋がある。
    (コウスチャヤガ♂は触角が両櫛歯状で識別は容易。)
    環状紋はコウスチャヤガより大きく歪で、後方を翅脈で切り取られる。
    (コウスチャヤガ♀では円に近く、目立たない。)
    腎状紋は淡色でクッキリ出て、太く湾曲も弱い。
    (コウスチャヤガ♀では細く、強く曲がる。)
    下半部に暗色斑を含み、U字型。
    (コウスチャヤガでは黒丸型。)
    コウスチャヤガ♂には環状紋と腎状紋の間に三角紋があるが、本種にはない。
    内横線は二重。
    食草の生息する林縁、草原、湿地、河川敷、畑地、水田などで見られる。
    夜行性で、夕刻~夜半にかけて多くの花で吸蜜する。
    灯火に飛来することも多い。
    普通種で個体数も多い。
    幼虫の体色は淡褐色~黒茶色。
    5~8月、10~3月に見られるという。
    老齢になるにつれ、背面にハの字紋が現われる。
    終齢幼虫の体長は約30mm。
参考:Digital Moths of Japan
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   北茨城周辺の生き物
   渓舟の昆虫図鑑
   堺いきもの情報館
   北河内昆虫記
   富山県産蛾類博物館
   蛾色灯。
   農研機構
   二人の館
   自然工房ゆりの木
   ムシミル
   芋活.com

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