KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

ミナミクロホシフタオ?20210418

2021年10月22日 | チョウ目
ミナミクロホシフタオ?

「Digital Moths of Japan」では沖縄本島、石垣島を分布域としていますが。
「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」では本州が含まれており、「虫ナビ」は関東地方南部以南としています。
ネット上では、兵庫県、大阪府、高知県、愛知県、東京都、埼玉県での画像があるようです。
果たして、茨城県にいるものなのか?
単なるクロホシフタオの可能性もあると思います。

前翅外縁の翅頂部付近のえぐれ方が大きいし、後翅前縁の横線部が出張ること、その他全体の印象が異なることなどからミナミクロホシフタオではないかと。
内外横線は暗褐色で黄褐色の縁取りがあるということですが。
擦れてしまっているのか、暗褐色ですらなく、黄褐色の縁取り?だけが残っているように思われます。

ただ、色がねぇ。
ミナミクロホシフタオはクロホシフタオ、ヒメクロホシフタオよりも暗色、紫褐色ということで、ちょっと違う気もしてきます。
後翅前縁のえぐれも、みんなで作る日本産蛾類図鑑V2の、クロホシフタオ成虫写真1、4辺りを見ると、自信なくなってきます。

まぁ、かなり疑問が残るので、?マーク付きでアップしておきます。

比較のために、ヒメクロホシフタオ。
これはもう、前翅外縁が全く違いますね。

クロホシフタオ。
やはり印象がだいぶ違います。
まぁ、前翅・後翅の開き方の問題で、眼の錯覚を起こしている可能性もあるのですが。
前翅外縁のえぐれ方は、少し小さいように思います。
後翅前縁は?付きですが、えぐれてはいないように見えます。

分類:
チョウ目ツバメガ科フタオガ亜科
翅を広げた長さ:
21~29mm
分布:
本州(関東地方南部以南)、沖縄本島、石垣島

成虫の見られる時期:
3~11月

エサ:
成虫・・・不明
幼虫・・・サンゴジュ、オオデマリの葉
その他:
クロホシフタオと非常に良く似る。
地色は暗紫褐色を呈する。
前翅外縁は翅頂直下からきれいにえぐれ、M3での角張は、クロホシフタオと同じ位、またはそれ以上に強い。
内外横線は暗褐色で黄褐色の縁取りがある。
前翅内横線はやけに尖る。
前翅外横線は、前半で折れる傾向がある。
亜外縁部の点列(あるいは紋)は、ほとんど中央で膨らまない。
(ヒメクロホシフタオでは、かなり内方に湾曲する。)
後縁部の紋は非常に弱い。
後翅外横線は、前半やや直線的。
後翅前縁の外横線部が尖る。
♂触角の葉片は、ヒメクロホシフタオと同じように短く、互いに密着している。
灯火に飛来することもある。
卵は産卵直後は薄黄色、その後朱色。
幼虫は白色に黒斑があるものから、ほとんど黒色のものまで、白黒の割合は様々。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
北河内昆虫記
富山県産蛾類博物館
東京23区内の虫2
私の蛾日記
四国産蛾類図鑑
狭山市の自然
YAMKEN明石の蛾達
しろかね図鑑
フォト蔵
沖縄産蛾類幼虫の図説と食草
廊下のむし探険


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1 コメント

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コメントを削除しました (KONASUKE)
2021-10-22 23:14:01
本日、記事とは直接関係のない、政治的意図を持つコメントが書き込まれたので、削除しました。
KONASUKEは根っからの日本共産党支持者であり、反共コメントは受け付けません。
悪しからず。
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