KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
生物のこと、笠間のこと、時々政治

ゴマフボクトウ幼虫の糞と穿孔

2019年12月13日 | チョウ目
木の根元に、丸い何かが山盛りに。

サカキ(榊)の木の根元です。

これは、ゴマフボクトウの幼虫が出した糞。

糞をどけると、幼虫が掘ったトンネル(穿孔)が。
この先に幼虫が居ます。
細い木の枝を差し込んでみましたが、5㎝以上奥まで続いているようですね。

→成虫

分類:チョウ目ボクトウガ科ゴマフボクトウ亜科
翅を広げた長さ:オス35mm、メス70mm
分布:北海道、本州
   平地~山地
成虫の見られる時期:6月下旬~9月中旬
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・口吻がない
   幼虫・・・コナラ属、リンゴ、ツツジなどの広葉樹の生木を喰い進む
その他:オスは触角が両櫛歯状、メスは葉片状。
    夜行性で灯りに飛来する。
    成虫は危険を感じると死んだふりをする。
    約200粒の卵塊を樹皮下や割れ目に産む。
    孵化した幼虫は風に乗って分散する。
    幼虫の別名は「チャノテッポウムシ」。
    幼虫期間は2年と言われる。
    初めは枝に潜るが、やがて樹の根際に移動し、穿孔する。
    時に穴が根まで達することがある。
    赤褐色の円形の糞が木の根際に堆積する。
    老齢幼虫は体長約40~70mm、淡赤色で頭が黒い。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   緑の相談室
   福岡県病害虫防除所

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