KONASUKEの部屋

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カブラヤガ20210705

2021年08月12日 | チョウ目
カブラヤガ。
普通はもっと白っぽいと思うんだけど。
この体色は、どっちかっていうと、オオカブラヤガの黒さだよね?
でもあれは秋の蛾だから、やっぱりカブラヤガ、だよね?

♀は前翅が暗色を帯びるとのことなので、♀かもね。

①環状紋:発達する
②楔状紋
③腎状紋
※①~③は黒い輪郭を持つ

分類:
チョウ目ヤガ科モンヤガ亜科
翅を広げた長さ:
37~45mm
前翅の長さ:
16~20mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
4~5月、7~10月(年2~3化)
老熟幼虫で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜など
幼虫:ダイズ、エンドウ、クローバー、イネ、トウモロコシ、ムギ、ソバ、ジャガイモ、タバコ、ナス、トマト、アブラナ、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、カブラ、サトイモ、オクラ、ショウガ、ハッカ、セリ、イチゴ、テンサイ、キク、ユリ、ネギ、タマネギ、ウリ類、サツマイモなどの葉や茎、根、塊茎を食べる広食性
その他:
和名は蕪(かぶら=カブ)夜蛾で、英名turnip mothの和訳。
前翅の斑紋、色彩には変異が大きく(灰褐色~茶褐色)、一般に♀は暗色を帯びる。
赤味が弱く、環状紋が良く発達する。
楔状紋、環状紋、腎状紋は黒い輪郭を持ち、特徴的。
後翅は、♂では白色で翅脈は暗色、♀では強く暗色を呈する。
♂の触角は両櫛歯状、♀は糸状。
西日本ではカブラヤガが、東日本ではタマナヤガが優占種。
畑地、公園、果樹園、人家の庭先など開けた環境を好む。
夜行性で、多くの植物に訪花する。
灯火に飛来することも多い。
普通種で個体数も多い。
蔬菜類(あおもの野菜)や花卉(花を観賞する花)の害虫として知られる。
♀はイネ科雑草の地際部に1~2個ずつ産卵する。
孵化した幼虫は雑草を食べて大きくなるため、雑草が多い圃場で被害が大きい。
幼虫は初夏~秋に見られる。
若齢時は日中に葉を食べ、中齢以降は日中は土中に潜み、夜間に茎、根、塊茎を食べるネキリムシの一種。
中齢以降は体色が濃くなり、土壌に対する保護色となる。
刺激を受けると丸まって動かず、土塊や小石に擬態しているようだ。
終齢幼虫の体長は約40mm。
頭部は褐色。
体色は暗緑色~暗灰色で、小黒点が並ぶ。
土中で越冬する。
耐寒性は低く、寒冷地では越冬出来ない。
北日本における発生は、長距離飛来した成虫が発生源。
土中で繭を作って蛹化する。
ヨトウヤドリヒメバチ、スズキヒメバチ、カブラヤガヤドリヒメバチに寄生される。
参考:
学研の図鑑LIVEPOCKET幼虫(学研プラス)
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
かたつむりの自然観撮記
虫ナビ
FOOCOM
愛知県
AGRI PICK
昆虫エクスプローラ
渓舟の昆虫図鑑
YAMKEN明石の蛾達



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