KONASUKEの部屋

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ついでに寄ってみた「篆刻美術館」

2014年10月03日 | 旅行
篆刻美術館
「浅野恭司原画展」で古河に行ったついでに寄りました。

大正時代の石蔵を保存、美術館として活用しています。

解説。

「篆刻」って、高校の書道の授業でやったなぁ。
結局、私は完成できず、未提出に終わったけど。
当時は今ほど活動的ではなかったのだ。

パンフによると、
「篆刻とは7000年前にメソポタミアで発生した図象印章に起源がある。」
何と!
「その制度が中国に伝わって漢字と融合し、秦漢時代には政治経済と結びつき、世界に稀な印章制度が築かれた。
その制度は奈良時代に日本にも導入され、現在に至るまで続いている。」
なるほど。
それで今でもハンコがモノをいう国なワケね、日本は。
「14世紀頃、中国で・・・工人に頼らず自ら刻石し始めたことで、印章から分岐して篆刻は誕生した。
・・・石に、『篆書』という書体の文字を刻し、朱色の印泥を付け、紙に押したものを観賞する。
 書の一部として、文字と言葉に関する知識が必要で、美を意識できる感性を要求されることから、文人の最高の趣味として継承されてきた芸術である。」
道理で、オレにはよくわからないハズだ。(笑)

冗談はさておき。
篆刻って、四角いっていう勝手な固定観念があったんだけど、色んな形があるんだねぇ。
丸いのとか、特殊な形とか。
彫り方も、文字が朱色になる朱文印と、文字が白抜きになる白文印があって、その両方を巧みに組み合わせたものもある。
変わり種としては、「千字文」を彫り込んだもの。
肉眼では、ほとんど、何の漢字が彫ってあるのかわからない。
何のために、こんなに小さなところに、どうやって、こんな小さな文字を彫り込んだのか?

確か、表蔵の2F、休憩室で、ビデオが上映されてたと思うけど、今回は時間がないのでパスしてしまった。

中々、興味深かった。
惜しむらくは、
①なぜ、古河で篆刻なのか。
古河市民には当たり前のことでも、私のような知りたがりの素人でもわかるように解説して欲しかった。
②どうやって作られたものなのか、どういう風に観賞したらよいのか、一緒に解説して回ってくれると嬉しい。
正直、お客さんも少ないので、一人くらい客に張り付いててもいいのでは?


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