爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

谷内六郎「青い曲」

2007-09-09 16:45:27 | 谷内六郎
9月になったのに、まだ暑い。

六郎さんの絵を、涼しそうな青い海の中の絵にしてみた。
鯨のおなかをピアノにした、海の中の演奏会。

六郎さんの発想は素敵です。


青い曲(文・谷内六郎)
 学芸会で先生がひいてくれたピアノは、「青い月夜の浜辺には」浜千鳥の曲です、音が月の光といっしょに波の面からだんだん海底に向かって幕のようにさがっていくと先生もピアノも生徒もさがっていって海底につきました、先生は鯨のおなかをピアノのかわりにしているのです、鯨は先生がおなかをアンマしてくれてるのだと思って静かに眼をほそめていると、どうもアンマにしてはたたきかたが変だぞと思って、いきなり大声で杖をおもちですか!!とどなりました、駅員の人がパスをおもちですかというのに似ていたので、先生はびっくりして、いきなり運動会のピリピリの笛をピーッと鳴らしたので、鯨は安心してこうつぶやきました、「やっぱり専門のアンマさんだ」




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