まだ30代の若い中国の監督、ジャ・ジャンクーの映画「長江哀歌」を見てきた。
中国語の原題は「三峡好人」で、長江の三峡に造られている三峡ダムの完成を間近に迫った奉節(フォンジェ)の街での物語。
16年前に出ていった妻子を探しに山西省からやってきた炭坑夫サンミン。
2年間音信不通の夫を捜しに同じ山西省からやっていたシェン・ホン。
映画は二人が、取り壊されもうすぐダムの下に沈む街をさまよう姿を、ドキュメンタリーのように映している。
二人のせりふが短く、辛い現実をこらえているように表情は沈鬱だ。
でも最後はそれぞれの未来に向けて、ともかくも動きだしていった二人。
発展する中国が、そのために清濁併せ飲んで変化する今の姿を、若い監督がドキュメンタリーのような独特な方法で撮った、魅力的な映画だった。
ベネチア国際映画祭で金獅子賞グランプリに選ばれた作品。
中国語の原題は「三峡好人」で、長江の三峡に造られている三峡ダムの完成を間近に迫った奉節(フォンジェ)の街での物語。
16年前に出ていった妻子を探しに山西省からやってきた炭坑夫サンミン。
2年間音信不通の夫を捜しに同じ山西省からやっていたシェン・ホン。
映画は二人が、取り壊されもうすぐダムの下に沈む街をさまよう姿を、ドキュメンタリーのように映している。
二人のせりふが短く、辛い現実をこらえているように表情は沈鬱だ。
でも最後はそれぞれの未来に向けて、ともかくも動きだしていった二人。
発展する中国が、そのために清濁併せ飲んで変化する今の姿を、若い監督がドキュメンタリーのような独特な方法で撮った、魅力的な映画だった。
ベネチア国際映画祭で金獅子賞グランプリに選ばれた作品。
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