食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『フィルター付きベント』

2014年08月29日 17時47分53秒 | 日記

中国電力島根原発の安全対策として『フィルター付きベント』なるものを取りつける工事が2号機で行われた。稼

働40年を経過する1号機は『廃炉』も視野に入れて今後どうするかということもあり工事をされない。また新設

稼働前に全原発の稼働停止になった3号機は今、設置の工事が行われている。

ニュースがこんな調子で流されると、ついつい『フィルターが付けられ安全になる』と思ってしまうが、本当は

それまでが無茶苦茶に危険な状態にあった、と言える。3.11福島原発で大騒ぎした時にもベントの言葉が何度も出

てきたが、大半の国民は理解しないまま成り行きを注視していたと思う。ベントはさらりと説明されるが『炉内の

圧力が下げられなくなった時、その圧力を外気に逃がす』もので、炉内に核物質があれば外気に出て核物質汚染を

引き起こす。フィルター・ベントは外気に出す前に核物質を取り除くフィルターを通す装置のこと。取り除くと言

っても100%ではないのではないかと思うが・・・・

外国の原発ではこの方式が標準になっていると何かの記事で見たが実際のことはわからない。

福島原発で3.11によるトラブル時、ベントを実施している。ベントを実施することは炉内から放射性物質も放出す

ることだから近くにいた作業員は量の多少にかかわらず被ばくする。という事は近隣住民も同時に被ばくするシス

テムになっている。国や電力会社の『安全』なんてものは最初から大嘘で、万が一ベントを実施することになった

ら『放射線汚染』が始まり近くにいる人は被ばくする事が分かっているのに『フィルター』の設置をケチっていた

のだ。日本の原発のスタンダードは『フィルターなしベント』、嘘がばれたから急にこんな対策をとれば安全になる

など付け加えただけのことに過ぎない。

原発の近くに住んでいて、再稼働後に事故が起こったら文句を言う人は今から言っておいた方がいい。国や電力会

社の言う事を信用していない人は『腹を据えて逃げる覚悟』をしておくべし。

既に原発が存在する以上、稼働しようが停止していようが危険度に差はない。だから私は後者派、稼働したければ

『どうぞ』


リンク