強烈な台風がやってくるので警戒を強めるようにとTVがしきりに注意喚起をしている。その影響で昨日から雨続
き、山小屋ですべき仕事は途切れているし外仕事は向かない。この際、日ごろから放置しているPC内の写真整理
を思いついた。デジカメにより写真は幾らでも撮れるから無造作に写した他愛もない画像が無数にある。
以前、紹介したように保存媒体の変化、PCの故障、整理整頓がまるで駄目などの悪質な原因が重なり、折角撮り
貯めた写真は紙で残ることなく、薄い記憶の中だけとなった。
やはり保存は紙に限るようだ。そうだね、元社会保険庁。
あちこちにファイルやフォルダーに分散して保存されている。写真のファイル名がせめて日付なら苦労は多少なが
ら避けられるのにIMGxxxxなどとなっているものはプロパティーから撮影日付を探し出さなければならないから
面倒な事、この上なし。(写真の上にカーソルをかざせば撮影日が出てくるが反応は今一)
枚数がいくらあるのかすら見当がつかない。この作業をしなければごちゃごちゃの写真フォルダーが誕生するだけ
で整理の意味はない。日頃から多少のルールが存在していたから1日がかりでやっと大まかな日付整理が終了した。
年月別のフォルダーに入れ込んでしまえばいいのか事象別の分類が良いのか思案するところだが、実際には使う写
真は殆ど決まっていて過去を楽しんで写真ファイルを開くことはない。過去を思い返すなら、やはり紙か・・・昔
人間だな。あちらこちら分散保存、コピーのコピーと重複もかなりの量、今は外付けのHDDが安価で普及してい
るから容量の事などあまり考えなくなったから、ルーズにルーズがおんぶされている。
かつて記憶装置、メインメモリーも非常に高価だった。フェライト・コアに細い線を通したものが1bitで目視でき
る大きさ。それが板になり9枚の板で8bitとパリティーbit、これで1キャラクターを構成していた。フレームコ
ンピュータでメモリー容量は大きいもので数10Kしかなかった。
だからこんな容量の中で使うプログラムを作のは至難の業、マシン語に近いアセンブラーで節約しながら、そこは
SEの腕の見せ所でもあった。不自由は勿体ないを産み、それを乗り切る知恵も生み出すものだ。
膨大な写真を整理しながら、こんなことを思い出していた。