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引越しいたします。

全人代新疆代表団が記者会見。コスラップ事件逮捕者「公開」裁判か?

2007-03-13 23:48:45 | ニュース

会見後にヌル新疆党副書記に食い下がる報道陣。ワイシャツの外国人はロイターのベン・ブランチャード記者ではないかと思われる。@大公報

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中国の全国人民代表大会が行われているわけですが、
その中で新疆からの代表団が記者会見を3月9日北京、人民大会堂その名も「新疆の間」で行いました。(この新疆の間では去年、日中友好協会会長平山郁夫と野中広務、曽慶江が会談しています)
出席しているのは自治区主席のイスマイル・ティリワルディ、カシュガル地区党書記の史大剛、そして自治区党副書記のヌリ・バイクリ(ヌル・バクル?)漢字表記(努爾・白伯力)です。ヌリ氏はウイグル族ながら若手46歳で北京の党中央学校出身、ラビア逮捕のときは39歳のウルムチ副市長、そのとき言った言葉が「分離主義者は逮捕され当然」といった感じでした。最近その存在感を増しています。次期自治区主席の声もあがっています。あくまでも自治区主席候補で自治区党書記候補ではないところが味噌ですが。

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イスマイル自治区主席
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ヌリ新疆党副書記
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史大剛カシュガル党書記

新疆ウイグル自治区の動静や経済事情、そして先の1月5日のパミール山岳地帯、コスラップ鎮近郊での「テロ団体訓練基地急襲事件」についての「発表」が行われました。イタリアのサイト、Asianewsとロイターも伝えています。

http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/misc/2007-03/09/content_5823489.htm
http://www.asianews.it/index.php?l=en&art=8702&size=A

コスラップ事件について、イスマイル自治区主席から振られた史大剛カシュガル党書記がロイター記者の質問に答えているのですが
http://news.sina.com.hk/cgi-bin/news/show_news.cgi?ct=china&type=china&date=2007-03-10&id=2346098
香港の「明報」が取材したとおり、17人の逮捕者の「公開」裁判が約束されたという報道があがっています。
http://www.asianews.it/index.php?l=en&art=8702&size=A

史大剛書記はその「裁判」がいつ行われるか、誰の出席が許されるかについては明確にしなかったが、それを「公開」と表現した。史書記は容疑者は東トルキスタンイスラム運動の訓練基地で逮捕され、タリバンによって訓練され中国内のテロ攻撃を見据えてアル・カーイダと連絡を取り合っていたという。1月15日の急襲攻撃では外国人は訓練基地で発見できなかったが、18人のテロリストと思われるものの死亡と一人の警官の死亡という結果に終わった。史書記は1500個以上の手榴弾とより多くの数の爆発物と武器が訓練基地より押収されたという。北京はずっとETIM(東トルキスタンイスラム運動)をイスラムテロとの関連で非難してきた。

にもかかわらず、イスマイル・ティリワルディ自治区主席は新疆で東トルキスタン武装勢力が作戦を行う余地は狭まっていると言った。サウスチャイナモーニングポスト紙から質問されたが、イスマイル自治区主席は著名な人権活動家ラビア・カーディルの息子、アブリキム・アブディリウムの存在を明らかにすることはなかった。
アムネスティインターナショナルは秘密裁判でアブリキム氏が「破壊工作」の容疑での判決の宣告のあと医療処置を拒否され、重大な健康侵害に悩んでいることを非難していた。

国連をふくむ多くのソースが北京のテロリズムをウイグル人の迫害の口実としていることへ非難している。地域の宗教局はウイグル人の宗教活動を制限し、女性と子供のモスク参拝を禁じている。

先の新華社の報道ではこの記者会見での史大剛カシュガル党書記がテロ基地急襲事件で拘束した「テロリスト」の「公開」裁判をすると言ったことやサウスチャイナモーニングポストの記者がラビアさんの子息、アブリキム氏の現状を問うたことは書かれておりません。SCMP記者はGJです。

ラビア・カーディル紹介サイト↓

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