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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

小渕優子自民党幹事長説、実現すれば、小渕さんは来年の総裁選不出馬か 二大政党政治のため受諾を

2014年08月31日 06時06分31秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]2014年8月31日付読売新聞1面。

 今週は、第3次与党期自民党では初めての内閣改造になります。

そこそこ、失敗してほしいところですが、高みの見物と参りましょう。

 先週25日付エントリーで(小渕優子さん、女性閣僚「お断りするのもおかしくないですか」 平成研のシンデレラ、BS日テレで)というのを書きましたが、きょう31日付読売新聞は1面トップで、小渕優子さん(40歳、5期、衆群馬5区)の自民党幹事長への起用説が報じられています。安倍晋三・自民党総裁(第96代首相)は、第46回衆院選での政権再交代の立役者、石破茂幹事長を入閣させて、その後継に、小渕優子さんが就任するよう平成研究会に打診し、平成研究会が認めない場合は、側近の甘利明さんを幹事長に起用したい、という情報です。

これは、2015年9月の自民党総裁選に、小渕優子さんが立候補できないように取り込むという意味でしょう。というのは、自民党規約が改正され、来年の総裁選は、議員票と党員票が、1対1になります。今の通りだと、議員票410票プラス党員票410ポイントの合計820ポイントで総裁を選びます。この制度だと、参議院全国比例選出議員を中心に、各種団体に強い、平成研究会が相対的に有利になるため、小渕優子さんが出馬した場合は、安倍総裁に勝つ可能性がありえます。

自民党の歴史で、総裁と幹事長が、総裁選本選挙を争ったことは、3回あるともいえるし、ゼロ回ともいえます。福田赳夫総理・総裁(清和会)に対して、会長が立候補できない木曜クラブ秘書軍団が、宏池会会長の大平正芳幹事長をかついで、「予備選挙」というもので、1位になり、福田総裁が「天の声にもたまには変な声がある」と語り本選挙に出馬せず退陣した1例。新進党解党後の自由党から連立離脱を持ちかけられて小渕恵三総理・総裁(平成研究会)が判断能力がない状態になり、青木幹雄内閣官房長官の判断で、大学のサークル同窓生である森喜朗幹事長(清和会)が総裁に無投票で選出された1例。そして、第2次野党期に、石原伸晃幹事長が、谷垣禎一総裁が「不出馬」
を表明していない段階で立候補を表明した1例。この合計3例なので、3回あるともいえるし、ゼロ回ともいえます。

ですから、小渕幹事長となれば、来年9月の総裁選に小渕幹事長は出ないでしょう。安倍総裁が再選すれば、次は出られないのが自民党規約(民主党規約なら出られる)なので、2018年9月または第47回衆院選直後の総裁選には安倍総裁は初めから出られません。来年9月の再選を確実にするならば、小渕さんに力を蓄えさせながら、石破さんとの一騎打ちを制するというのが妥当な戦略でしょう。

 平成研究会からの自民党幹事長就任は、野中広務さんが、宏池会による加藤氏の乱を鎮圧した論功行賞として、古賀誠総務会長(宏池会)に幹事長の座を譲って以来、14年ぶりになります。もちろん、新進党が残っていれば、第42回衆院選で政権交代し、加藤氏の乱など起こりようがなかったわけで、自民党も平成研も旧小沢一郎氏(現悪魔一郎氏) にめちゃくちゃにされたといえましょう。

 日中友好議員連盟が訪中団をなかなか派遣できない状態のなか、昨年末「若手交流団」という位置づけで、小渕訪中団を結成。小渕優子団長、竹下亘顧問、橋本岳団員、長妻昭団員らが北京にいたところ、突如、安倍首相が靖国神社訪問。すべての日程キャンセルとなりながら、小渕団長が泰然自若としてインタビューを受けたのは記憶に新しいところです。その半年後に、高村訪中団が行けるようになりました。よもや清和会安倍首相の平成研つぶしではなく、単に配慮がなかったのでしょう。かつて、大平さんを非業の死に追いやるなど清和会の傍若無人の歴史を、この辺で水に流し、清和会と平成研が自民党として一致団結するときがきたのでしょう。

いってみれば、ガンジー家とネール家による、インドの国民会議派に自民党が近づいてきたといえるでしょう。民主党はインド人民党といえるでしょう。政権交代ある二大政党政治を前に進めるために、小渕幹事長が実現し、来年9月の自民党総裁選は無風で安倍再選ということになるのがいいように感じます。



 2014年8月30日付朝日新聞3面は「石破氏入閣 決め手は『次はあなた』」との見出しで、このなかで、「なぜ党を割るような動きをするのか。次は石破さんしかいないじゃないですか」。菅義偉官房長官や萩生田光一・総裁特別補佐は、首相からの入閣要請を受けるよう説得を続けた」と報じました。これは、2014年8月29日金曜日の昼食を、安倍首相と石破幹事長が取りながら会談したもようについて報じる一連の記事の中で、朝日新聞が報じた内容です。真偽のほどは分かりませんが、書き残しておきます。

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小渕優子さん、女性閣僚「お断りするのもおかしくないですか」 平成研のシンデレラ、BS日テレで

2014年08月26日 23時24分41秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]小渕優子・自民党衆議院議員、2014年8月26日放送のBS日テレ「深層NEWS」=筆者(宮崎信行)撮影。

 「何も要請をいただいていないのに、ここでお断りするのもおかしくないですか」

 政権交代後に、子育てに専念したいと安倍首相(自民党総裁)からの入閣を断ったとの説について「それは私の中の話ですから」と否定も肯定もせず、9月3日の内閣改造については、上記のように語りました。

 小選挙区連続当選5期、在職14年。

 内閣府特命担当大臣、自民党幹事長代理、財務副大臣と出世の階段を駆け上る、日本のシンデレラ、小渕優子衆議院議員、(40歳、群馬5区、自民党平成研究会)。

 きょう2014年8月26日(火)午後10時からBS日テレで生放送された「深層NEWS」に生出演しました。小渕さんのテレビ出演ってあったかな?と思ったら、やはり少なく、これまで、サラリーマンとしての古巣であるTBSに2回出演したことがあるものの、TBS以外のテレビに出演するのは国会議員になって初出演とのことでした。

 小渕さんは来月9月2日(火)の自民党役員人事、3日(水)の内閣改造について、「期待をしていただくことはありがたい」として、党幹事長や再入閣の噂がマスコミで流れていることはまったく意に介していないようすを示しました。 

 きょうの番組のなかで一つ分かったことがありました。

 2001年ごろ、当時26・27歳の小渕優子さんは衆議院議員となった直後、「衆議院議員会館で働く超党派の同年代の女性たち」を東京・王子の小渕邸に招待。ここで、同年代の野党・民主党の女性公設秘書らも招かれました。

 これについて、私は「さすが人柄の小渕総理の娘さん」との認識をしていました。しかし、実は小渕優子さんは26歳で当選してから、2回生となり、30歳で結婚するまでの3~4年間は、「期待されているのに自分は何もできない。自分を大きく見せるために無理をしていた。他人の目を気にしていた。2回目の選挙で票を減らしてたら、支えてくれた人にもうしわけない」と思い、「悩むだけ悩んで、迷うだけ迷った」。

 第42回衆院選(2000年神の国解散)では、群馬5区で、16・3万票(76・4%)。第43回衆院選(2003年マニフェスト解散)では14・4万票(77・0%)でなので、相対得票率は0・6ポイント増やしました。ここまでの3年~4年がきつかったようです。

 ちなみに、与党経験がない民主党女性若手公設秘書は、2001年ごろの小渕邸訪問で、「総理大臣の家というと、鳩山会館だけ知っていたけど、小渕邸はずっと質素で驚いた」と大いに触発されたようです。それから与党になるまで8年ぐらいかかっちゃいましたがその鳩山会館と小渕邸の違いは政治の本質そのものでしょう。優子先生は現在は、より国会に近いマンションにお住まいだろうかと思いますが、そういった体験を民主党若手秘書に与えてくれた優子先生に感謝です。


[写真]小渕邸、筆者(宮崎信行)撮影。

 番組の中では、「日中、日韓関係は現実に即してみていきたい」、「私が1期生のときに比べて、たしかに政調部会での発言は静かになっているが、逆に税制調査会では以前では考えられなかったことだが、1期生が発言するようになっている」、「女性政策の推進は必ず男性にも関係してくる。例えば最近では男性の介護離職が増えている」「超高齢化社会と少子化社会のなか、将来的には移民政策も考えないといけないと考えている」と発言しました。

 ちなみに、古巣のTBS以外では、日テレが初めての出演ということでした。まあ、優子先生も日テレ、TBS以外はテレビ出演はほどほどにして、しっかりとやっていただきたい。

 お父さんの小渕恵三さんが内閣官房長官として発表した元号「平成」は、読売新聞社と日本テレビのおのおの社長と会長を歴任した小林輿三次(こばやし・よそじ)さんが座長としてとりまとめたもの。朝日新聞などの必死の取材にもかかわらず、小渕官房長官が発表するその瞬間まで一切漏れませんでした。当初は「朝日元年」という噂も流れましたが、「新しい元号は平成であります」と言った直後に、速報担当の若手政治部記者が「へいせい!」「へいせい!」と叫びながら、記者会見場向かって左側の出口から飛び出していった光景を今でも覚えている方はおおでしょう。この新聞社の社長を起用したからこそ、新聞に情報が洩れなかったことに、小渕官房長官は小林社長にかなり強い感謝の念を持っていたようで、その後、たびたび言及していたようです。まさに、小渕先生の下には人材が集まり、それを引き出す力に長けていたから、「即日改元(そくじつかいげん)」に成功したのです。


[写真]「新しい元号は平成であります」と即日改元を発表する竹下内閣の小渕恵三内閣官房長官(自民党経世会)、昭和64年1月7日。

 2児の母ですが、初当選からは、14年強ですが、お母さんになってからは7年弱です。

 (関連エントリー2007年9月25日付小渕優子さん、長男出産

 ご存じのとおり、政権交代ある二大政党政治を一途にめざしてきた経世会・平成研究会は2つに分裂してしまい、自民党に額賀福志郎さん、竹下亘先生、小渕優子先生、民主党に前田武志さん、岡田克也さん、北澤俊美さんとなっています。ただ、昨年の小渕訪中団に長妻昭さんにが参加するなど、その系脈は、日本政治そのものです。

 解散前日、野田内閣で「殉職」した松下忠洋大臣の追悼演説をする小渕優子さんの姿がありました。 まさに平成研究会の代表者はいまや小渕優子先生といってもいいのかもしれません。

 

[画像]民主党政権で「殉職」した松下忠洋大臣(民主党推薦、国民新党所属)の追悼演説をする自民党の小渕優子さん、2012年11月15日の衆議院本会議、衆議院インターネット審議中継。(当ブログ内エントリー2012年12月10日付エントリー松下忠洋先生「薩摩の人間である自分が、戊辰戦争で苦しんだ福島県の復興に身命を賭す」追悼演説

 岡田克也内閣が先か、小渕優子内閣が先か、というのは大きな問題ではありません。国民が衆議院小選挙区で政権を選ぶというのが、平成研究会のその前身の発足以来の底流の思想です。ぜひ、自民党下野直後の総裁選には、小渕さんが立候補して、当選していただきたい。どうでしょうか、おおむね45歳前後の総裁になるでしょうか。そして50歳前後で、内閣総理大臣になっていただきたいと思いますね。いかんせん民主党には小選挙区選出の女性衆議院議員がゼロなので、これはどう考えても、日本初の女性首相は自民党総裁から出ます。


[写真]衆議院文部科学委員会をとりしきる小渕優子委員長、2014年6月18日(水)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 というか、優子先生、お父さんに似てきたんじゃないですか。

tag (宮崎信行)

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目に見える成果を広めて日本列島をオレンジに染めよう 民主党、「あの暑い夏の総選挙」から5年後の8月

2014年08月03日 09時23分08秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 あの暑い夏の総選挙、2009年8月18日公示、30日投票の第45回衆議院議員総選挙から5年後の8月がスタートしました。

 2014年7月31日の民主党両院議員懇談会では、「辞意を固めた」と報道されていた大畠章宏幹事長から、下野後1年半の「目に見える成果」を報告しました。

 内容としては、

 綱領を改定した(2013年2月)

 党改革創生本部の第1次報告をした(同)

 男女共同参画委員会の拡充をした(2014年2月、国民運動委員会から分割し、党務委員長に格上げ)

 青年委員会を拡充した(各県連組織の立ち上げ)

 政策決定過程を整備した(重要政策の決定にあたり、役員会が必要と判断する場合、常任幹事会に評議を要請する。この場合、役員会は常任幹事会の評議結果を尊重する=党規約改正8条、改正9条参照)

 地方議員の交付金の受け皿となる行政区支部の設立と(衆議院公認内定者不在の)暫定総支部の(地方議員による)総支部長代行ポストの設立

 マクロ経済政策を勉強する「暮らしを守る研究会」と、6つの総合調査会=憲法総合調査会(枝野幸男会長)、安全保障総合調査会(北澤俊美会長)、エネルギー総合調査会(直島正行会長)、行財政改革総合調査会(前原誠司会長)、経済連携・農業再生総合調査会(玄葉光一郎会長)、社会保障総合調査会(長妻昭会長)からの報告書の受け取り

 靴底減らし運動

 ブロック別幹事長・選挙責任者会議、公認内定者(総支部長)会議を開催した

 野党協力(政策、選挙、院内共闘、党首会談について)

 2016年までの国政選挙・地方選挙を見据えた党財政計画の確立

 役員室と広報の連携による発信力強化

 党員・サポーター募集をした

 選挙体制を立て直した

 と報告しました。

 あいまいでよく分からない「目に見える成果」もありますが、特筆すべきは、国民運動委員会から「女性委員会」を分割したところ話し合いで「男女共同参画委員会」として発足したところが良かったと思います。自民党も婦人局から女性局に名前を変えています。さらに青年委員会も各県連で立ち上げており、20代・30代の地方議員は今のうちに当事者として主導権を握っておいた方が、民主党員としての政治人生の資源になることは間違いないと思われます。

 私としては、今後、衆院選挙直後に代表選挙ができるように推薦人の人数の定率化と地方議員・党員票の反映というのを、第2次野党期に絶対にやらないといけないと考えます。

 5年前。あの暑い夏の総選挙の後には、まるで大統領のようにそっくり返った連中にあふれ、心理学の勉強としては興味深いところでした。しかし、あの暑い夏の総選挙、意外と街頭は熱中していなかったのですが、民主党を支える裏方、党職員と党首脳政策秘書はワシントンに呼び出されて、「東アジア共同体とはどういう意味か」と国務省幹部のジャパン・ハンドラーにいじめ抜かれながらも、国家としての矜持を守ったんです。

 日本列島の47都道府県をオレンジに染める必要はありません。30県ぐらいをオレンジに染めれば政権はとれます。第47回衆議院議員総選挙での民主党の単独過半数の獲得は、五分五分ぐらいの情勢ではないかと見られています。とくに海江田代表続投が決まった後に、諸党(維新、次世代、みんな、結い、生活)からは焦りの声が出ているようです。一度裏切る者は二度、三度、四度、五度裏切りますから、たとえ野垂れ死にしても情けは無用ですが、小選挙区で数万票とれそうな者は、推薦したり、統一会派を組んだりして、利用できる期間は利用すればいいだけの話です。情けは無用です。

 ところで、きのう、きょうの朝日新聞1面企画で「分断の1985年」という連載がありました。当ブログは、男女雇用機会均等法(昭和60年法律45号)に間を置いて、労働者派遣法(昭和60年法律88号)が成立・公布されたことを1年前の8月に「キャリア女性1985年夏の敗戦」と表現しました。朝日の連載では、これに加えて国民年金法に3号被保険者ができたことを加えて、女性の学者のコメントを借りる格好で「1985年は女性の分断元年であると同時に貧困元年であった」と結論付けています。私も1985年は女性の貧困元年だったと考えております。このように1年前の自分の認識に沿った記事が、朝日の1面企画が見出し立てこそしていないものの本文中で示したことと、先の通常国会で労働者派遣法改正法案が唯一閣法として廃案になったこと(「労働者派遣法改正案」が第186通常国会で廃案 民主党、「生涯ハケンで一生搾取」の奴隷化阻止)に自信を深めています。



 ただ、衆・議運委理事会に留め置かれたままで廃案になっているということは、「成果」であっても「目に見えない成果」であって、民主党代表である海江田さんが「目に見えさせる」情報発信力をしなければならなかったわけですが、彼はまったくできていません。ただ、「暮らし、雇用、命を守る」というマクロ経済政策の「雇用」というのは、古い民法上の言葉であって、福田内閣以降の法律では「労働契約」と呼ぶわけですが、通常国会の途中から、海江田さんは「雇用」という言葉を使わなくなり、「労働」という正しい言葉つかいに統一しています。

 女性委員会が自らの意思で男女共同参画委員会(初代委員長=郡和子衆議院議員)の名前で、党役員会メンバーに格上げされたことを一つの民主党らしさとして打ち出していってもいいように感じます。

 川端達夫・滋賀県連特別顧問が31日放送のBS日本テレビで語ったところでは「民主党しっかりしろ」と「民主党もういいよ」が半々くらいだそうですが、東京では「しっかりしろ」がすでに半分以上に戻ってきているように感じます。

 8月というのはお盆の帰省シーズン、列島大移動になりますので、家庭で民主党の健闘ぶりや、政権交代ある二大政党政治の有用性に関して、どんどん話しあってほしいところです。

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「民主党ドアステップ」を一緒にのぼろう!

2014年07月30日 15時48分03秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 英国労働党は2010年5月6日に政権を失いました。衆議院議員団の8分の1以上の推薦人を得た6候補者による5か月間におよぶ党首選(党首と同じく党員が選出した副党首が党首代行)で、エド・ミリバンド(ミリバンド弟)前経済産業大臣が兄弟決勝を制して党首になりました。

 2014年5月22日(木)の欧州議会選挙および統一地方選では、統一地方選の方で、労働党は288議席増加。連立与党の保守党は198議席減、自由民主党は283議席減となりました。一方、「EU欧州連合から英国の離脱」を党是とする新党・英国独立党(UKIP)は、欧州議会選のみならず統一地方選でも155議席増。この辺の「欧州議会選と統一地方選でともに勝利」というのは、日本人が想像するのはまったく不可能な世界ですが、しいて言えば「維新のようなものが伸びた」と言えるでしょう。

 さて、次の総選挙は、2015年5月8日(金)とすでに決まっています。これは、英国史上初めてですが、英国には憲法がないので、法律で決めてしまっているわけです。日本ならば「憲法69条や7条違反」の立法だからできないでしょう。もちろん、日本でも、憲法がなければ、「与野党現職の賛成と、野党元職の反対」という圧倒的多数で成立するであろう法律です。

 英国労働党は2014年5月22日(木)の統一地方選に向けて、「#labourdoorstep」ということで、国会議員、党員、地方選候補者が一丸となって戦いました。

 こちらは、衆議院ノッティンガム東選挙区選出のクリス・レズリー(Chris Leslie)さん、42歳。25歳の与党議員として政界デビューしましたが、その後落選して5年間浪人。国政復帰して3期生としては野党ですが、ごらんのように、地域のみなさんと戸別訪問しながら、統一地方選を闘いました。

  
[写真]2014年統一地方選で党員と戸別訪問しながらたたかうレスリー衆議院議員、Twitterから。

 左の女性のTシャツが「チーム2015」と来年の年号になっているのも見て取れます。



 英国労働党のチューカ・ウムンナ議員(Chuka Umunna)は35歳の当選1回生、ロンドン中心部ストリーサム(Streatham)選挙区。1回生と言っても、「Twitter総理」という感じもしますが、このように、党員と一緒に、「労働党へ1票を(Vote Labour)」のプラカードを持ってもらって記念撮影。候補者のTwitterと連携して大いに盛り上げました。

 

 上の写真のように、小道具も登場。連立与党2党の党首をコインの表裏になぞって、その考え方の違いを揶揄する集合写真もTwitterに多く載りました。赤い女性の後ろにいる男性は、オーウェン・スミス衆議院議員です。

 で、2014年5月22日(木)の統一地方選で、労働党は勝ったとたんに、エド・ミリバンド党首(ネクスト総理)隠しに入ったようです。



 労働党本部の公式ウェブサイトの中には、「首相官邸に、キャメロン首相(保守党党首)があと11か月もいるなんて悪いことがあるでしょうか。2015年5月8日に立ち上がりましょう。次の5年間のために」・・・2015年5月8日の衆院選に勝って、政権再交代を果たしてミリバンド内閣をつくろう、という呼びかけです。こちらは、フェイスブックFBでのシェア共有拡散をねらっています。このように、統一地方選で、ミリバンド党首を全国行脚させておいて、勝ったとたんに、ミリバンド隠しをして、現首相の失敗を待つ、という作戦のようです。

 キャメロン現首相(保守党党首)も巻き返しを図り、2か月後にあたる2014年7月15日(火)に内閣改造。1期生の女性38歳を環境相に、同じく1期生の女性41歳を文科相に起用し、女性閣僚を5人にしました。元党首でもあるヘイグ外相は、党幹事長(兼)大臣に横滑りすると同時に、今季限りでの引退(貴族院転出?)が発表されました。やり手のハモンド防衛相が外相に横滑りし、防衛相にはファロン経産相が横滑りしました。5名のベテラン男性大臣が内閣を去り、政府外議員(バックベンチャー)になりました。この布陣で、キャメロンさんは残り9か月での大逆転を目指します。

 きのうのエド・ミリバンド党首のTwitterも、労働党本部のTwitterのリツイートし、


<script charset="utf-8" type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>

 与党・保守党は社会保障改革をあきらめようとしているが、私は破たんしないように守るために闘う、と思う人はリツイート。

 というように、ミリバンドさんの魅力は統一地方選で全国に浸透したので、来年5月に向けて、「敵のくずれを待つ」。

 原子力発電所を爆発させた無過失責任を負う海江田万里・民主党代表が第97代内閣総理大臣になれるわけがないのですから、あす辞任と不出馬を表明する。そのうえで、選挙管理代表をして、臨時国会前には、新代表を選ぶ。ネクスト総理ということでいえば、岡田克也さんか、玉木雄一郎さんかのいずれかということになるでしょう。

 そして、来年4月12・26日投票の第18回統一地方選で、新代表ネクスト総理を、国会議員、党員、地方議員候補が全国引き回しをして、そこでいったん気配を消す。そして、安倍内閣の失敗を待って、第47回衆院選、2016年7月(おそらく)11日の第24回参議院選挙。

 ホップ、ステップ、ジャンプ。

 「民主党ドアステップ」を一緒にのぼって、政権再交代を実現いたしましょう!

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[訃報]日本のリンカーン、星野行男先生逝く 新生党結党35人衆 追い求めた小選挙区で田中家と対決の悲運

2014年04月11日 04時28分48秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]星野行男・衆議院議員=国政情報センター「国会議員要覧平成3年2月版」88ページ。

 新生党結党メンバーで、宮澤解散(1993年6月18日)で宮澤内閣不信任案に賛成し、巨艦・自民党からいかだに乗って海原に飛び出し、日本に政権交代ある二大政党政治のきっかけをつくった、

 星野行男(ほしの・ゆきお)元衆議院議員が、きのう2014年4月10日(木)、亡くなったそうです。昭和7年(1932年)7月2月生まれで、享年82。

 星野さんは、農業に従事していましたが、アメリカ合衆国第16代大統領、エイブラハム・リンカーンの伝記を読んで触発され。上京。28歳にして中央大学法学部法律学科を卒業し、弁護士。その後、小千谷市長に当選しました。

 著書に「やればできる 若者よ夢を持とう」など。

 1990年2月18日の第39回衆院議員総選挙で新潟3区(定数5)の3位で、自民党経世会公認、58歳で初当選。このとき、海部俊樹総裁・小沢一郎幹事長率いる自民党は、土井たか子代表・田辺誠幹事長率いる社会党が「ベルリンの壁崩壊」「おたかさんブーム」で党勢を拡大していることを警戒し、非世襲の人材を大量スカウト。小千谷市長の星野さんに白羽の矢が立った格好です。

 1992年秋、改革フォーラム21(羽田派)結成に参画し、田中角栄先生の信念だった政権交代ある二大政党政治を実現するため、新生党を結党。

 自民党を離党して新生党を結党した衆議院1期生7人は、

 出生順に、

 元市長の増田敏男さん(1929年生まれ) 、
 元農水官僚の松浦昭さん(1929年生まれ)、
 元市長の星野行男さん(1932年生まれ)、
 元町長の金子徳之助さん(1932年生まれ)、
 参議院議員を1期務めた藤井裕久さん(1932年生まれ)、
 会社経営者でJC会頭だった井奥貞雄さん(1939年生まれ)、そして、
 元通産官僚の岡田克也さん(1954年生まれ)の7人。

 これで、松浦先生、星野先生、金子先生の3人が鬼籍に入りました。

 まだ、地盤が定まっていない1期生が自民党を離党し新生党という筏に乗り込むのはとても勇気がいったことでしょう。

 羽田孜代表(1935年生まれ)は星野先生の応援演説で、「私は世襲議員だから、星野先生より当選回数が多く、大臣を3回、大蔵大臣までやっている。星野先生は、国会では私より後輩だが、人生では私の先輩で、それどころか、大変ご苦労なさっている」と語り、中選挙区の弊害打破を訴えました。

 中選挙区最後の選挙となった第40回総選挙では、仲間が中選挙区断然トップ当選で再選する中、星野先生は2位。なんと、第39回総選挙で、地盤がいったんあいていた田中家から、田中角栄先生の長女、田中真紀子さんが初出馬しトップ当選しました。嫡男が被選挙権を得ていなかったことが関係していると考えられます。

 そして、平成6年政治改革関連4法による、改正公職選挙法にもとづく、第41回衆院選。田中角栄先生の正統な後継者である私たち新進党羽田グループの星野行男先生は、自民党公認の田中真紀子さんと小選挙区で激突し、38・1%対48・9%で敗れます。

 星野先生が追い求めた小選挙区は、星野先生に対して、全国300選挙区でもっとも悲劇的な構図を突き付けました。

 「小選挙区ってこんなに厳しいものなのか」ーー私はこのとき比例復活制度の必要性を痛感しました。

 その後、星野先生は、真紀子さんの議員辞職に伴う補欠選挙で当選し、自民党に入党し71歳で法務副大臣を務めました。

 心よりご冥福をお祈りいたします。

 (このエントリーの参考文献 衆議院・参議院編「議会制度百年史」衆議院議員名鑑 570ページ) 

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自民党、「政党法」を検討 平成6年細川・羽田政治改革4法の包括化

2014年01月05日 12時59分04秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 2014年1月5日の日経新聞は「自民党が政党法の検討を通常国会にあわせて始める」と報じました。

 この政党法とは、政党助成法、政党法人格付与法のほか、おのおの国会法、公職選挙法、政治資金規正法に定められた規定を包括化するものです。

 包括的な政党法はドイツ、オーストラリアにあり、政党の定義・設立要件・党則・法人格・国庫補助・収支公表などについて包括的に規律するものです(参考文献・大石真著「議会法」41ページ)。

 平成6年細川・羽田政治改革4法(衆院小選挙区を導入する改正公職選挙法、政党助成法、衆院小選挙区区割り審議会設置法、改正政治資金規正法)では、比例代表当選者が新党に参加できるという抜け穴があります。言うまでもなく比例代表当選者の新党参加は、民主政治への裏切りであり、国庫に対する詐欺ですが、法的な制裁がありません。

 なお、「政党交付金の交付を受ける政党等に対する法人格の付与に関する法律」(平成6年11月25日法律106号)の第5条「政党は、次に掲げる事項を中央選挙管理会に届け出て、中央選挙管理会の確認を受けることができる」とあり、この中に「綱領その他の当該政党の目的、基本政策などを記載した文書」が定められています。民主党は立党以来、政党法人格付与法第5条にもとづき、毎年「私たちの基本理念」を提出してきています。

 ですから、第2次野党期・自民党の「民主党には党綱領がない」との批判は的外れです。菅首相、野田首相とも衆参本会議で、これを根拠に反論していますが、全国会議員に浸透していたわけではありません。もちろん自民党の批判が的外れというよりも、民主党が反論できなかったことの方が問題です。

 民主党は第2次野党期にあたって、昨年「民主党綱領」をつくりました。

 政党法案では、党首の選出方法、政党助成金の党内での配分方法、最大野党(政権準備党)の次の内閣の定義を規定し、政権交代ある二大政党政治をスムーズに動かすような仕組みづくりが必要です。

関連エントリー)

[当ブログ内から引用はじめ] 

野田首相(民主党代表)「民主党綱領はある」との新解釈 すべて一人で答弁のスタート 各党代表質問

2011年09月14日 15時53分47秒 | 第178臨時国会(2011年9月)野田内閣

[画像]野田佳彦首相の所信表明演説に対する各党代表質問に立った谷垣禎一シャドウ首相(自民党総裁)、衆議院インターネット審議中継から。

【衆院本会議 2011年9月14日(水) 各党代表質問】

 野田佳彦首相の所信表明演説に対する各党代表質問の1日目として、自民党総裁でシャドウ首相の谷垣禎一さんと3期生の古川禎久(ふるかわ・よしひさ)さん=宮崎3区=らが質問しました。これに対して、野田佳彦首相はすべての質問をひとりで答弁しました。関係閣僚が一切答弁せず、首相ひとりがすべて答えるのは極めて異例のことです。答弁者を首相ひとりに絞ることで、答弁ミスなどがないよう、慎重運転する姿勢が見えました。

 野田首相は、谷垣さんから「東アジア共同体構想」について質された部分への答弁で、「私の政権では大きな構想よりも、震災対応などの当面の懸案を解決していく」として、構想そのものは維持しながらも、諸課題を処理する内閣であることを強調しました。

 谷垣さんは「代表選で3党合意を白紙に戻すかのような候補がいた」と海江田万里候補を擁立した小沢グループを暗に批判したうえで、「その候補者は相当数の得票を得て、投票した人が政権(政務三役・党幹部)入りしている」と指摘し、「いくら野田総理が誠実そうに見えても疑わざるを得ない」と不信感を強調しました。また「日教組のドンでである輿石東氏を幹事長に起用した」として、「民主党には構造的な隠蔽体質がある」と指摘し、民主党内への不信を強調しました。これについては、民主党から質問に立った樽床伸二・幹事長代行も「民主党のガバナンスを確立させなければならない」として、党内の統治・被統治能力に懸念があることで谷垣さんと認識が一致する場面もありました。

 谷垣さんは質問演説の最後に、これまでは小沢問題などを念頭に置いて使っていた「信無くば立たず」という言葉を引き合いに出しながら、これを「信無き、正統性なき政権だ」として、総選挙から党内の代表交代に伴う3つめの内閣だとして、解散(「信を問う」)を求めました。

 野田さんは、政党の結成届けには綱領が必要とされているとし、1998年4月の結党時に、綱領にかわる物として、「私たちの基本理念」を届け出ているとしました。これは今までの民主党代表としては初めて示した解釈だと思われます。これについて、私が手元で、調べてみましたら、「政党交付金の交付を受ける政党等に対する法人格の付与に関する法律」の第5条で、「政党は(略)届け出る場合には、次に掲げる文書を併せて提出しなければならない」「綱領その他の当該政党の目的、基本政策などを記載した文書」と定められてあり、この手続きで、「私たちの基本理念」を中央選挙管理会(事務局は総務省)に出していることになります。また条文を読むと、ほぼ毎年提出していることになります。野田さんは新しい政党として綱領という言葉を使わず「私たちの基本理念」としたと答弁しており、実は結党時には野田さんは落選していましたが、あくまでも法人としての政党党首ですから、この新解釈は今後、定着していく可能性が高いと考えられます。

 議場内交渉の結果、2つの答弁漏れがあり、野田首相が「谷垣総裁、ご無礼いたしました」として、答弁を追加する場面もありました。

 自民党は、第177通常国会で積み残しになった3つの東日本大震災対策の議員立法(二重ローン対策法案、私立学校の建物の復旧のための特別措置法案、国会への原子力事故調査委員会設置法案)の審議をするためにも、今国会を延長すべきだとしました。

 自民党が総理以外の閣僚に答弁を求めなかったことや、会派の持ち時間内で可能な再質問・再々質問をしなかったことは、自民党が各党代表質問に「不完全燃焼感」を醸し出して、早期の予算委員会開催への世論を高めたいねらいが見え隠れしているようにも感じました。

 [民主党綱領である私たちの基本理念]

私たちの基本理念

~自由で安心な社会の実現をめざして~

1998年4月27日民主党統一(第1回)大会決定より

●私たちの現状認識

日本は、いま、官主導の保護主義・画一主義と、もたれあい・癒着の構造が行き詰まり、時代の変化に対応できていません。旧来の思考と権利構造から抜け出せない旧体制を打ち破り、当面する諸課題を解決することによって、本格的な少子・高齢社会を迎える21世紀初頭までに、「ゆとりと豊かさ」の中で人々の個性と活力が生きる新しい社会を創造しなければなりません。

●私たちの立場

私たちは、これまで既得権益の構造から排除されてきた人々、まじめに働き税金を納めている人々、困難な状況にありながら自立をめざす人々の立場に立ちます。すなわち、「生活者」「納税者」「消費者」の立場を代表します。「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立概念を乗り越え、自立した個人が共生する社会をめざし、政府の役割をそのためのシステムづくりに限定する、「民主中道」の新しい道を創造します。

●私たちのめざすもの

第1に、透明・公平・公正なルールにもとづく社会をめざします。
 
第2に、経済社会においては市場原理を徹底する一方で、あらゆる人々に安心・安全を保障し、公平な機会の均等を保障する、共生社会の実現をめざします。
 
第3に、中央集権的な政府を「市民へ・市場へ・地方へ」との視点で分権社会へ再構築し、共同参画社会をめざします。
 
第4に、「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」という憲法の基本精神をさらに具現化します。
 
第5に、地球社会の一員として、自立と共生の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、信頼される国をめざします。

●理念の実現に向けて

私たちは、政権交代可能な政治勢力の結集をその中心となって進め、国民に政権選択を求めることにより、この理念を実現する政府を樹立します。(了)

[当ブログ内から引用おわり]

[国会会議録データベースから引用はじめ]

178 - 衆 - 本会議 - 2号 平成23年09月14日

 ○内閣総理大臣(野田佳彦君)

(略)

法的に、政党届を提出する際には、綱領、基本政策、党規約等の提出が義務づけられており、民主党は、綱領として「私たちの基本理念」を届け出ております。これは、一九九八年四月二十七日に現在の民主党を結成した際に、結党に参加した議員が熱心な議論を重ねた上に、既成の政党の綱領も吟味、検討した上で、新しい政党として綱領という古い概念と既成観念を乗り越えていくと結論し、あえて「私たちの基本理念」という簡潔な文章にまとめ上げたものでございます。

[国会会議録データベースから引用おわり] 

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自民党が新年号に異例の「党ナンバー2石破幹事長批判」を掲載、1強多弱で「張成沢化」すすむ2014年?

2014年01月02日 18時50分30秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 現在の自民党の機関誌、週刊自由民主の新年号(1月7日・14日合併号)を見て、自民党も変わったものだと感じました。

 巻頭は、安倍晋三・総裁(総理)の街頭演説の写真で、「平成26年新春 日本を、取り戻す。」との文字だけ。2面に安倍総裁の話は入っていますが、これは、対話集会の記事で、やはり与党になると、機関誌のための単独インタビューという時間はないようです。

 驚いたのは、巻末。

 「幹事長 石破茂論 稀代の堅物、清濁併せ呑めるか」。安倍総裁にかわって、党を預かる石破幹事長の批評。筆者は時事通信解説委員の田崎史郎さんで、木曜クラブ・経世会・平成研究会一筋。ちなみに、時期は前後するかもしれませんが、同社の清和会担当記者を五十嵐文彦・元財務副大臣がやっていたことがありますが、20世紀において、経世会担当記者と清和会担当記者というのは、天と地ほどステータスが違いました。一昨年の民主党与党期に、内閣官房の記者会見に出るようになって、21世紀の政治部記者とは、「すなわち清和会担当記者」というようになっていて驚きました。好評も悪評も、自民党議員の噂というのは清和会の噂しかないようにも思えました。

 さて、幹事長石破茂論は、新進党離党の際に、石破議員から田崎記者が意見を求められて、「この衆院選で自民党が勝つのは確実です。政治家はやはり権力の中で仕事をすべきです」と離党を勧めた、というエピソードから始まっています。

 新年号で、党ナンバー2が批判されているとは、1強多弱のなか、「石破幹事長の張成沢化」「自民党の共産党化」が始まったのではないかと思います。ちなみに、今の広報本部長が誰かと思いきや、小池百合子さん。ちなみに、小池さんは、日本新党→新進党までは細川護熙さん、新進党解党後は自由党→保守党→自民党と二階俊博さんと行動を一にしていて、一人で行動したことはありません。そこが石破さんと小池さんの違いです。

 我が国はことしも「1強多弱」が続きます。昨年末は、1党独裁の北朝鮮で、ナンバー2が議場から連行され、処刑されるというショッキングなニュースがありました。

 中選挙区自民党1党独裁時代は、当時のタイトルである「自由新報」の新年号には、「党指導者に聞く」というタイトルで、金丸信さん、宮澤喜一さん、安倍晋太郎さん、渡辺美智雄さん(あるいは中曽根康弘さん)、河本敏夫さんの5人のインタビューが載っていたことがあったと記憶しています。「党指導者」とは「派閥領袖(派閥会長)」のことなのですが、自由新報では派閥は存在しないことになっているのか、「党指導者」という表現になっていたように思います。

 当選確実なのに、二大政党を捨てて、1強多弱を目指した石破氏。新しい総裁公選規定では、1回目投票が議員票と党員票が同数、決選投票が議員票と県連ごと1票になります。1回目投票については、参院比例代表および茨城県をおさえている平成研究会(額賀福志郎会長)が有利になると考えられます。基本的には、小渕優子総裁という可能性が高まっていると考えます。そのときの民主党代表は誰か。いずれにしろ、「石破茂」も一つの登場人物として「岡田克也」と対比させ、政権交代ある二大政党制の定着の道筋を、このブログでつづっていきます。

 さて、2014年のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)については、2月7日からのソチ五輪とTwitterの関係が注目です。

 テレビ中継にあわせて、つぶやきで五感(Sence)を共有する。日本人か、はたまた、外国人スター選手が日本人の共有を呼ぶか。いずれにしろ、有力日本人選手の漢字は押さえておきたいところ。一昨日放送された第64回NHK紅白歌合戦で、AKB48から大島優子さんが卒業するとの発表が、北島三郎さんの50回出場卒業を圧倒してしまう。まして、キョンキョンこと小泉今日子さんのサプライズ出演は記事にもなっていない。AKB48をプロデュースする秋元康さんによる、前奏曲なのかもしれません。

 私はブログをやってきたので、昨年末の猪瀬知事辞任に関して意外感がありました。というのは、東京都の人口は日本語人口のわずか1割に過ぎないので、あまりブログ媒体では関心を呼ばないだろうと考えたのです。ところが、デジタルテレビで表情が変わる猪瀬知事の姿とSNSでの分析によって関心を呼んだようです。そのような意味では、2014年、テレビ+Twitterの組み合わせが、社会を動かし、企業に視聴率度外視の広告出稿意欲をうながすかもしれません。テレビ復権になるかもしれず、すでにNHKの五輪Twitterのフォロワー数は2万数千人以上となっています。

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「国会傍聴という旅の途中なんですよ」2013年、平成25年

2013年12月31日 14時53分52秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]こちらはことし日帰りで行った横浜市の「三渓園」、ことしは旅らしいことといえば、これくらいでした。

 平成25年、2013年、大みそかとなりました。

 政権交代から1年。衆参ねじれが解消した第2次安倍内閣は改造なく高い支持率を誇っています。

 街に明るさが戻りました。

 紅白歌合戦は北島三郎さんが50回目の出場。来春は昼のお笑い番組「笑っていいとも」のタモリさんが32年間つとめた司会のマイクを放すそうです。。月曜日から金曜日までメーンで32年間。最近では夏休みもあまりとらなかったとのことですが、夏休みをとる方がかえってきつい、という感覚、私も分かるような気がしてきました。ところで関根勤さんは同番組で週1回のサブ司会を28年間にわたり曜日を変えながら担当してきたとのこと。いろいろな手を焼く準レギュラー出演者もいたでしょうから、ある意味、関根さんがイチバンすごいと感じます。なかなかそのような節制ある生活は難しいものです。私は、「小タモリさん」ぐらいが理想かなと。

 私もインターネット、ブログという媒体の登場で、見た目には、こつこつと、息長い活動をすることができるようになりました。

 個人的にはいたって大過なく一年を過ごすことができました。

 まさに大過ない一年、これほど大過ない一年、というのも珍しい。

 もちろん、民主党57議席という大惨敗で信念の揺らぎ、友人も含めた国会議員、秘書の大量失業という身を切られるような辛さ。わざとそ知らぬふりをしながら、この1年間、ずっと頭を離れませんでした。

 ことし1年間、国会では新しい動きがたくさんありました。

 予算委員会では、野党が徹底審議路線をとりました。与党はいまだに「審議拒否戦術警戒作戦」があったようで、与党予算筆頭理事が更迭される出来事がありました。

 また、暫定予算成立後に本予算審議が2週間止まり、その間に衆参の常任委員会で法案審議が進む「新しい前半国会」のモデルができました。

 衆院委員会で野党筆頭理事が修正協議をリードし、法案付則や附帯決議に「3年後、5年後の見直し規定」をつけるという新しい「政権戦略国会」が生まれました。

 秋の臨時国会にいたっては、民主党理事が修正して法案のタイトルを変えたうえで反対したり、閣法に反対した直後に附帯決議は筆頭発議者になるという民主党議員たちの、縦横無尽、孫悟空のようにダイナミックな自由な国会戦術。きっといつか空も飛べるはず、きっといつか、見直し規定にもとづき、大臣として閣法をつくる義務を負うことになるでしょう。

 そんな2013年国会。

 来年私は40歳、不惑になります。周辺のことに惑わせれず、本筋にだけ惑うようになることを言います。

 やや茫然自失の今年のはじめ、ある党籍完全一致者、永田町の兄貴から聞かれました。

 「今までどこを旅した?」と。

 その答えが終わると、彼は私にこう聞きました。

 「これからはどこを旅したい?」

 私は、「議会制度の勉強でイギリスも行きたいし、アメリカ、ベトナム、台湾も再訪したい、それから・・・・」

 彼は私にこう言いました。

 「いや、そこでさ、今私は国会傍聴をしたいです、国会傍聴という旅の途中なんです、って言えばかっこよかったんじゃないの」

 なんだか、よくわからないけど、そうなのかなと思いつつ大みそか。

 すべての国会をしっかりとみることができました。野党が予算の徹底審議要求、野党が修正協議リード、修正したうえで反対、反対したうえで附帯決議。そんな民主党の八面六臂の新国会という「旅」を見ました。間違いなく、日本中いや世界中の誰よりも一番目の当たりにしたのは、私、宮崎信行です。

 ところで、その党籍完全一致者の実の息子さんがこの春、東大に合格して入学したそうです。こちらまでうれしくなりました。永田町歴20年の私は、東大卒業生は馬に食わすほど見てますが、「東大生の父」という者を明確に意識したことは初めて。まあ、別段驚きのようなものは何も感じませんでした。

 夏の参院選で、石井一先生が落選してしまい、私たち改革フォーラム21・新生党以来の党籍完全一致者もわずか3人となってしまいました。

 政権交代は実現させましたが、これからもしばらくは国会傍聴という旅を続けようと思います。

 来年はどんな一年になる?と言っても、二大政党がしっかりしていればなるようにしかならないんですよ。アメリカの債務上限問題だって、大騒ぎしながら、終わってみればなんでもないでしょう。

 さて。

 昨晩(2013年12月30日深夜23時59分)までの累積の総アクセス数が993万9030ページビューとなりました。


 このままいくと、1月15日前後に、通算1000万ページビューを越えそうです。

 国会傍聴に限定したブログでいえば、日本初ないし世界初となります。

 大過ない一年でしたが、来年も大過ない一日を積み重ねていくしかないと確信しております。

 本年も当ブログをお読みいただき、まことにありがとうございました。 

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新進党きょう17回忌 2013年、赤坂プリンスホテル取り壊しで広がる青い空

2013年12月27日 13時35分53秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]グーグルストリートビュー(=2013年6月撮影)から、右はかつての赤坂プリンスホテル解体中に広がる青い空。

 新進党の17回忌(解党から16年間)。

 政界の回り舞台となった赤坂プリンスホテルがことし解体されました。

 写真はグーグルストリートビューで、赤坂見附(あかさかみつけ)から弁慶橋を渡ったところから。

 右は赤坂プリンスホテルがあった場所から見上げる青い空。

 左はホテルニューオータニの新館です。

 このちょっと先に、新生党本部があった「戸田ビル」があり、学生時代には週に何度も行っていた時期があります。だから、学生時代には、「赤坂見附駅」で降りたことの方が、「国会議事堂前駅」で降りたことより多かったと思います。 

 けっこう、この場所は国会議事堂から歩くと、坂を下って、さらに坂を上り、歩いて15分ほどかかります。地下鉄で移動することもできますが、アクセスとしては、黒塗りの公用車の乗ったセンセイ方が移動する世界です。

  新進党分党を党首・小沢一郎氏が一方的に発表した両院議員総会は、1997年12月27日午後1時3分から始まりました。法律上は31日に解党しています。私は、17回忌を、あす28日ととらえたい気もします。というのは、1997年12月27日は土曜日だったんですね。その晩のNHKの7時のニュースは20分の短縮版で、7時20分からは「ニュースハイライト今年を振り返る」でした。ことしも、きょう27日(金)は30分の後、7時30分から、ニュースハイライトになります。ですから、12月27日土曜日、テレビは年末特番、新聞は日曜付朝刊というタイミングで、小沢氏は解党を発表したんです。大学院生から衆議院議員になったという職歴しかない人物だから、なしえたことでしょう。

 私は新聞記者としては、12月12日に開かれた臨時国会会期末の両院議員総会(星陵会館で開催)は取材しましたが、1997年12月27日(土)は休みでした。当時は自宅(実家)に友人数人が遊びに来る予定で、実際1人は到着していたのでしたが、新進党解党後の知らせにあわてて本社に出社し長い夜を過ごしました。だから、私は解党の瞬間はまじかで見ていません。ただ、学生として新進党結党大会に参加しましたから、とてもショックでした。

 赤坂プリンスホテルは民主党結党大会が開かれた場所でもあります。1998年4月27日(火)でした。つまり、前半国会最終日に、統一会派から政党へとなったのが、「民主党」です。

 いわば、協議離婚のようなもので、今の民主党の衆院選挙区選出者は、ほぼ新進党系、オリミン系、民主党系の3つが同じくらいいますが、離婚と再婚の経緯にはあまり触れたくない状況があります。

 そのため、新進党の経緯について積極的に情報発信しているのは私だけになりがちですが、実は、議員会館内では新進党の話はよくしているというのが実態です。

 私の経験では、やはり30年間という単位で物事は忘れられがち。だから、新進党17回忌(解党16年)に、解党大会と民主党結党大会があった赤坂プリンスホテルが取り壊されたという舞台回しについては、書きとどめておきたいところです。

 赤坂プリンスホテルというと、もともと清和会(自民党福田派)結成メンバーの堤康次郎・衆議院議員がつくったものです。堤衆議院議長秘書をつとめた堤清二さんも11月に亡くなりました。赤坂プリンスホテルの経営を引きついだ、堤義明さんですが、一説によると、2020年東京オリンピック決定について働きかけをしたそうです。また、西武鉄道の外資系ファンドからの買収計画で、個人の持ち株だけでなく、西武鉄道の株を持つ法人の株主として、こまかいところをていねいに働きかけて、外資から守ったとされています。現経営陣から依頼があったようです。

 実は、民主党結党大会の当日、赤坂プリンスホテルでは、もっと大勢の人が参加したバンケット(宴会)がありました。森喜朗さんの政治資金パーティーです。記者たちも驚いていました。そして、森さんは自民党総裁・総理となり、清和会から4代連続で総理大臣を出す絶頂期を迎えました。そして、そのおごりによる自爆で、ようやく、民主党が第1次与党期を迎え、下野し、1年経ちました。

 2013年12月2日付で出た「角栄のお庭番 朝賀昭」(執筆者・中澤雄大)に、田中角栄元首相が病に倒れた時、田中家が「田中事務所を閉鎖する」ことを田中派(木曜クラブ)の総会で発表。そのため、佐藤昭子秘書と、朝賀昭秘書が事務所を探したときのエピソードが載っています。それによると、「当時せ、西武グループ総帥だった堤義明さんから「赤坂プリンスホテルの一室を提供します」との申し出もあったが、丁重に断った。ちなみに、堤さんは、今はなき赤坂プリンスホテルを福田派の「清和会」事務所に長らく提供していた」(318ページ)との記述があります。「提供する」とはおそらく無償という意味でしょうが、経世会の「筋を通す」というのはこういう意味なんだろうと考えています。バブル期には、クリスマスイブに縦に揺れたといわれる赤坂プリンスホテルも、今は昔。バブル崩壊により、政界に流入するマネーはおそらく100分の1に減り、必死に政党交付金にすがる政治となりました。ただ、それにより、ようやく民主党への政権交代が実現したのは事実。

 やはり、政治には時間がかかるのでしょう。

 1996年の日経新聞の宮本明彦記者の「アメリカ、普天間基地、日本返還へ」の大スクープから、17年。私は当時まだ大学生でした。それがようやく、きょう、沖縄県知事が代替地(名護市の辺野古沖)の建設に着手することを決定しました。普天間基地の返還までにはまだ5年以上かかるようですが、あの場所がかえってくれば、沖縄本島の交通はスムーズになり、危険性もだいぶ除去されます。北部地域で他の自治体に比べて、開発が遅れていた名護市も、地域振興につながるでしょう。

 失われた20年の出口を迎えつつあります。

 思えば、1997年11月には、山一證券が廃業し、1998年2月には長野オリンピックがありました。ところが、12月の新進党解党に関しては、なぜかリアルタイムがおぼえいない方が多いようです。後付けでいいから、知っていたふりをしてください。これから、今20歳の有権者は当時幼稚園生です。知るわけがありません。若者が新しい政治勢力に期待するのは、時の今昔、洋の東西を問いません。人として当然の摂理です。
 
 だから、これからまた十数年後に新進党解党のようなことが起こりかねません。そのときに向けて、情報量を増やしてください。そなえてください。

 若い人は、アベノミクスで景気のいい間に、経済環境を整えて、「王様は裸だ」と言える人になってください。

  どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への天職を持つのです。

 それでは、16年前の当選3回生、岡田克也さんの両院議員総会での発言を復元して、「祈り」にかえます。

【1997年12月27日の民主党両院議員総会での岡田克也さんと小沢一郎さんとのやりとり】
 
 岡田克也衆議院議員

 「
党首におたずねしたい。参院の公明が出るだけですね。分割政党は新進党と同じ規約、綱領、旧公明党系議員を除いた同じメンバーで運営されるんですね。保証されるのですね。それとも全くのクーデター、乗っ取りなのか。新進党のままの移管を約束して欲しい

小沢一郎党首

 「約束するたぐいの話ではありません。分党方針が確認されれば、あとは一人一人の議員が判断することです。みんなの意見が一致すればそうなるが、私が強制したり、保証したりする性格のものではありません」


 岡田克也衆議院議員

 「私は今の説明には納得がいきません。
新進党の分割後をどう描いていくかは党首の責任です。新進党を分割して、あとは勝手にやってくださいでは、

新進党と書いてくださった有権者に対する裏切りだ

小沢一郎党首

民主主義は十分に理解しています。 政治家は国民の負託で国政に参画しており、信念を持って行動すべきです。岡田さんのお話はよく伺いました」

【終わり】 

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海江田万里・民主党代表「総理大臣になるかどうかは天のみぞ知る」と示唆 年納め会見

2013年12月24日 21時46分35秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 民主党代表(ネクスト総理)の海江田万里さんは2013年12月24日(火)、年納め会見にのぞみ、第47回衆議院議員総選挙(2016年12月まで)で、民主党代表が総理大臣になるかどうかは、「天のみぞ知る」として、可能性に言及しました。

 海江田さんは第23回参院選惨敗から1週間後の定例記者会見のなかで、筆者の質問に対して、次のように答えました。

 「総理というのは、自分がなりたくてギンギラギンにやってもなれるものでもないんですよ、これは。私は「総理というものは自分がなりたくてなれるものではない」というのは昔からの考え方です。その意味では私は自分が総理になりたいと言ったことは一度もありません」

 と語ったことについて、きょうの記者会見で「昔からの考え方だ、というが、自民党総裁が自動的に総理大臣になった時代には、安倍晋太郎さん(清和会会長)、渡辺美智雄さん(政科研会長)、河本敏夫さん(番町研会長)らが、総理になると言われながら、総理になれなかった。しかし、今は自民党総裁と民主党代表のいずれかを総理に選ぶか総選挙ごとに有権者が決める二大政党時代になったのに、総理になりたいと言わないのは、総選挙で勝つ自信がないのか」と問いただしたものです。

 海江田さんは「民主党の支持率が10%のときに、いくら野党第1党の党首だからといって、総理大臣になりたいというのは虚勢だ」として、「虚勢を張るのは(個人的には)好きではない」と語りました。

 そのうえで、「次の選挙の後で、民主党代表が総理大臣になる可能性は十分にある」としたうえで、右人差し指で天井を指し、「天のみぞ知るだ」と語りました。

 
[画像]民主党の海江田万里代表、ニコニコ動画からキャプチャ。

 ただ、ニコニコ動画での、「天のみぞ知るだ」とシーンを後で振り返ると、

 「次の選挙で民主は壊滅するよwwwww」(注 wは笑い(warai)の略で、w5つは笑い5つの意味)
 「(民主党代表の総理大臣就任は)ないない」
 「ねえよ」
 「お遍路いけ」

 など、党勢回復の厳しさを感じさせました。あるいは、安倍ちゃんシンパのネットウヨが民主党たたきに居場所をみつけたか。

 それはさておき、海江田代表は、就任から1年間を振り返り、「私は第10代代表だが、この1年間、どうやったら等がまとまっていけるかに心を砕いた」とし、初めて合宿形式でひらく来年の定期党大会の初日(2月8日)に、地方議員が党の政策の柱に関する協議に参加できる分科会を設けることをあかしました。

 維新の会の前日の役員会の出席者から、結いの党だけでなく民主党とも政策協議をすべきだとの意見が出たと問われ、「私も新聞で読んで驚いた。初めてではないか」、結いの党の綱領に民主党綱領に似た部分があることについては「私もその部分に関心を持った。まさに(結いの党を)注視していきたい」とし、維新、結いの党の民主党へのすり寄りに期待を寄せました。

 公認作業については、「124選挙区にとどまりまだ(295選挙区の)過半数に届いていない」としながらも、一定の安堵感を示しました。なお、「124」は山口壮・元外務副大臣も含めた人数です。

 代表の地位については、「来年の党大会をメルクマールとしたい」として、党大会の成功を節目にする考えを示しました。2月8日・9日は、予算審議まっただなかのため、2月に二大政党の党首選が開かれたことは現行憲法下にはないため、事実上、2015年9月末の任期満了まで代表を続投する考えを強調したものと考えられます。


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公明党日曜版で「与党になっていろいろ苦労している」と漫画で本音 新進党17回忌の冬至

2013年12月22日 10時51分24秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]2013年12月22日付公明新聞日曜版の「のんた丸孝」先生の漫画「誰もが輝く社会をめざして 公明が推進した弱者守る法律」の冒頭部分。

 小沢一郎氏の一方的な独断による、新進党の17回忌が28日に迫ってきました。きょうは冬至です。

 2013年12月22日付公明新聞日曜版は3面の漫画で珍しい場面がありました。

 公明党古参党員とおもわれる男性が、「国会では~~」というテレビニュースを見ながら、「なんだか公明党 このところ与党になっていろいろ苦労しているようだあ」とぼやき。奥さんと思われる女性が「何をカリカリしているんです?」と聞くと、男性は「なんでもないわい」と強がります。

 この後、奥さんはパソコンを開いて、先の臨時国会(第185臨時国会)での公明党の成果をインターネットを活用して説明。

 漫画は全6ページのうち、3ページ目(新聞としては1つのページに掲載)で、「さらに出生届に「嫡出子」、「婚外子」の記載の義務付けも無くすよう戸籍法の改正もめざしているようですねえ」と語っています。

 これは、こちらの参議院ホームページ押しボタン式投票結果でも分かるように、民主党・公明党など各党が賛成したものの、自民党・維新の2党の反対多数で1票差で否決されてしまいました。

 漫画は最後に「公明党は小さな声に耳を傾け寄り添いながら弱い立場の人を守る政策を実現していきます!」との家族写真で終わります。

 公明新聞が記事中で「与党になっていろいろ苦労している」と認めるのはまれで、日曜版漫画ということで、党員の8割方の本音が出たようです。

 公明新聞は、自治体議員は、地域有権者数の100人につき1部の読者獲得目標もあります。上の漫画の続きも地方議員や党員に言えば読めるでしょう。おおむね1自治体につき、1つぐらいの図書館で公明新聞を読むこともできます。

 来年度は17年ぶりに名実再逆転するようです。創価学会と連合が応援した新進党が残っていれば、この17年間に複数回、総理大臣を出して、デフレでもしっかりと自分なりに生きていけるしなやかに国民生活を強靭化できたでしょう。実際の国政は逆に新自由主義の弱者切り捨てにつながりました。

 国会議員団は民主党が多くても、地方議員団とくに市区町村議員団は公明党(公明)が圧倒的に多いので、公明の声がもっと国政に反映されたはずです。

 民主党はだらしないですが、岡田克也前副総理や野田佳彦前総理もいます。

 自民党とともに政権担当可能な政治勢力はいうまでもなく、公明党と民主党です。

 小沢一郎(悪魔一郎)が一方的に新進党解党を宣言した赤坂プリンスホテルは取り壊されました。

 そう遠くない将来、民主党と公明党がともに大衆とともに闘う日が来るでしょう。 

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民主党、区市町村議も支部長になれる行政区支部強化へ国会議員団と地方議員団が綱引き

2013年12月15日 16時45分38秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]民主党県連幹事長会議であいさつする、党本部の海江田万里代表、2014年12月14日(土)、党本部、筆者(宮崎信行)撮影。

 民主党の海江田万里代表は2013年12月15日までに、市区町村議が支部長となる「民主党行政区支部」の新設を認める方針を固めました。

 これまでは、「民主党組織規則第18条」で県議・政令指定都市議員で50人以上の党員を集めた人に限り、行政区支部長を認めてきました。これからは市区町村議が代表となる「行政区支部」新設を認める方針。党員要件は「50人以上」よりハードルを下げる方向で調整中。

 これにより、市区町村議が県連から交付金を受けたり、会社、団体から献金を受けられるようになります。ただ、政治資金収支報告書の作成・提出などを怠った場合は、党本部主導で取り潰せるよう最終的な規約・規則の文言を党組織委員会などが詰めることになります。全国の中でも、東京都連、神奈川県連などから要望が強かった党改革です。

 一方、自民党の活力である、職域支部については、既得権益者に配慮した族議員政治をうまないよう、民主党立党の原点にもとづき、引き続き禁止。

 いわば「自民党的組織」よりも「公明党的組織」ということになります。国会議員団は今まで通り、衆議院議員(候補)が代表を務める「総支部」が地方選挙も陣頭指揮することを望んでおり、国会議員団と地方議員団の綱引きが続いています。

 来年2014年2月9日(日)に福島県で開く党大会で党規約を改正し、その後の常任幹事会で組織規約も改正する予定。

 2015年4月の第18回統一自治体選挙に向けて、党の足腰を強化するのがねらい。

 実力ある県議が2人いるような行政区では、行政区支部の2つ目をつくれる例外的な措置も検討中。

 衆議院議員や衆議院議員候補(予定者)不在の選挙区で、地方議員が「総支部長代行」をつとめられる正式な党規約改正も行います。 

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新進党長老だった小沢辰男先生 96歳で大往生

2013年10月18日 06時47分33秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

建設相・厚生相歴任、小沢辰男元衆院議員が死去(読売新聞) - goo ニュース

 新進党解党時に当選13回生とイチバン長老だった小沢辰男先生が96歳で大往生されたそうです。連続当選13回は、海部俊樹初代党首(元首相)と同じで、小沢先生の方が年長でした。自民党経世会出身ですが、改革フォーラム21(羽田派)には参加していませんが、新進党結党メンバーです。

 新進党では、両院議員総会長や、衆議院懲罰委員長を務めました。

 ごらんのように第3回新進党党首選挙でも、党内融和のために万歳三唱を取り仕切りました。


[画像]新進党万歳をとりしきる、小沢辰男先生(中央)、左は惜敗した鹿野道彦前候補、右は僅差で続投が決まった小沢一郎党首、テレビ東京映像から。


[画像]新進党万歳をとりしきる、小沢辰男先生(中央)、左は惜敗した鹿野道彦前候補、右は僅差で続投が決まった小沢一郎党首、テレビ東京映像から。

 ところが、このわずか8日後・・・


[写真]小沢一郎党首により一方的な新進党解党を報じる、毎日新聞。


[画像]新進党解党に反対する当時3期生の岡田克也さん、テレビ朝日さん映像から。

 新進党解党。

 ちなみに、この時点でも、衆院で10期生以上は8名いて全員閣僚経験者だったので、党が残っていれば、政権交代できたでしょう。

 この後、小沢辰男先生は、当選2回で、自民党県議→日本新党初当選の石田勝之さん(前民主党衆院議員)にお願いされて、「改革クラブ」の党首に就任。これは、自民党系出身者だけれども引き続き、地方政党「公明」や創価学会会員のみなさまの支援をいただきたい、埼玉県などの若手がつくった政党。ある意味では、「新進党」の正統な後継者にも思えますが、第2次民主党が結党され、一気に参院選で大勝。一方、小沢一郎氏率いる「自由党」は野党第2会派に予想外の転落をしながらもコア議員コア支持者により先鋭化。そして、分裂していた新党平和、公明、黎明クラブ、一部自由党の学会系議員も「公明党」(New Komeito)に再結集し、改革クラブ議員は、石田さんのように民主党に移ったり、同じく埼玉県の並木正芳議員は自民党に移ったりしました。

 小沢先生は連続当選13期のうち、最後の期は、比例単独1位で当選しています。なぜそうなったのかの経緯は分かりませんが、引退をするにあたって、特段「改革クラブ」に身を寄せる必要性はないと思われ、2期生の石田さんが頼み込む姿に、党首を引き受けたとされます。

 旧陸軍主計大尉の経験はありますが、基本的には戦前の内務官僚らしい大変かくしゃくとした先生でした。80歳をこえてもかくしゃくとされており、池袋のとあるお店に、国会議員手帳を落としてしまい身分が知れてしまったことがあります。それを伝え聞いた人々は、小沢先生の若さに驚嘆し「かくありたい」「いや、自分が80歳代になったらそれはできない」と言いました。三文雑誌のネタになってもおかしくないような手帳紛失事件でしたが、多くの人は「小沢先生もわざと落としたんじゃないの」。やはり連続13期の長老となると、そのふるまいは何もかも尊敬されるから、政治家というのは面白いものだと感じます。

 心よりご冥福をお祈りいたします。

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◎面舵いっぱい民主党!海江田代表は保守を競え、まっすぐに右向きに RIGHTの本当の意味とは

2013年01月14日 06時28分31秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

[写真]海江田万里・民主党代表。

 ライト(right) とはどういう意味でしょうか。

 right は「右」「正常」「まっすぐ」「権利」の形容詞、名詞、副詞です。

 語源は「riht」とつづる古英語で「正しい、まっすぐな」の意味。

 これより前に成立した旧約聖書には「right hand」に賄賂をつかむ人間たちを嘆く詩がある。(men in whose hands are evil devices, and whose right hands are full of bribes)=旧約聖書詩篇26

 一般にmighty hand が right handだから、「向きが正しい」「道徳上または社会的通念から見て、考え方や行為などが正しい」「元来曲がっていない」「まっすぐな」「正面の」「直角の」「好都合な」「健全な」「正常な」「正確に」。

 アメリカなどに見られる道路標識のKEEP RIGHT にはこれらの意味が内包されています。

 そして、名詞として「正義」「公正」「(法律上の)権利」という小難しい翻訳後が明治維新後に日本に入ってきました。
 
 組織や国家を有機体として捉えた場合、右手がしっかりとまっすぐにのびていないといけません。

 KEEP RIGHT は組織が本来あるべき姿であり、右手をしっかりとまっすぐに正しい向きの伸ばすことが本来のあり方です。

 民主党はまっすぐに右向きに日本維新の会、みんなの党と保守を競うべきです。

 参議院選挙に向けて、多くの支持者、地方議員、そしてほとんどの産別も、民主党がKEEP RIGHTすることしか再生できないと知っています。 

 海江田民主党は面舵(右に舵を取ること)いっぱーい!!!

  KEEP RIGHT で参院選で「正しい」民主党の土台を作りましょう。

 キープライト、民主党

 まっすぐに、右向きに!

 海江田民主党は、面舵いっぱーい!

 参考)旧約聖書 詩篇 26 http://www.biblestudytools.com/rsv/psalms/26.html

 参考文献 小島義郎ら 編英語語義語源辞典 三省堂

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海江田代表、新春メッセージ 一度下野すれば、過去の与党期に対して国民は寛容との認識を示す

2013年01月04日 10時38分41秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 元日付朝日新聞などに第23回参院選の立候補予定者一覧が載っていました。一覧表を見ながら、自分なりに丸づけしました。仮に、我が党の党勢が夏までに回復せず、みんなの党、日本維新の会との選挙協力に失敗しても、最低でも28~30議席はとれそうです。さらに最悪の場合として、2人区で公示直前に第三極が良いタマをぶつけてきたとしても、24議席を下回ることはないと思います。なので、第23回参院選で負けても、「参院70議席」の党として、2015年の第18回統一地方選を迎えられる。党勢回復に関して楽観的です。

 海江田万里代表は2013年1月1日にあたって、新春メッセージをYouTubeなどで発信しました。

 海江田代表は「過去の政権与党である自民党に対し、民意は寛容であったともいえます」との認識を示しました。

 この「寛容」という言葉について、よく調べてみました。そうすると、海江田さんが言っていることは要するに、政権にいたときの政策、答弁、振る舞いについて、下野という責任を果たせば、その後の選挙で、国民は2度も咎めない(とがめない)、ということを言っているようです。

 日本に限れば、政権交代ある二大政党政治はまだ始まったばかりです。たしかに、自民党長期独裁政権での乱暴狼藉は第45回衆院選の下野で責任をとっています。第46回総選挙にあたって野党・自民党の与党時の政策を再び咎める動きはありましたが、説得力に欠きました。

 その前提にあたって、第1次与党期の3年3ヶ月の徹底的な検証が必要です。海江田本部長の党再生本部は、3年3ヶ月について徹底的に検証します。まだ、私の所には打診が来ていませんが、外部有識者も交えることになっています。

 海江田代表は「再起を目指す前職の方々を含め、全国各地の同志が持てる力を存分に発揮し、その力を結集できるよう党内の体制を整備」することが大事だとしました。57人の現職だけでなく、少なくとも全国で200人の総支部長が、半年~4年間にいつでも立候補できる体制を整えておく。これができるのは、自民党と民主党の2つしかありませんから、この時点で、話は簡単です。

 私はこれからも、岡田系(反小沢系)、経世会系、新進党系、連合系、穏健なる保守・反リベラルの旗を持って走ります。そのうえで、民主党内の主流派争いで参院選にわざと負ける余裕などありません。野党内の主導権などあまり興味がありません。海江田代表のもと、「寛容」という言葉を学んだり、景気・経済を「学びて時に之を習う」でブラッシュアップしながら、第23回参院選の必勝を期します。

 

国民の皆さんへ

民主党代表 海江田万里


新年あけましておめでとうございます。

逆境にもかかわらず民主党を応援して頂いている皆様をはじめ、国民の皆様に三つのことを申し上げます。

第一に、民主党の検証。

この度、私が本部長を務める党再生本部を立ち上げました。外部の有識者を交えて、歴史的な政権交代から今回の総選挙での敗北までの3年数ヶ月を徹底的に検証し、政権与党としての民主党に欠けていたもの、さらに伸ばしていくべきものを明らかにしたいと思います。

第二に、民主党の結束。

先の総選挙で惜敗し、再起を目指す前職の方々を含め、全国各地の同志が持てる力を存分に発揮し、その力を結集できるよう党内の体制を整備します。結束の拠り所となる民主党の綱領を刷新し、格差是正を図り、改革を断行する民主党の立ち位置を明確にします。

第三に、民主党の再生。

3年前の総選挙で惨敗した自民党が、先の総選挙では再び政権の座に着きました。政権与党であった民主党には厳しい民意が示されましたが、過去の政権与党である自民党に対し、民意は寛容であったとも言えます。私たちは、このことを頭に置きつつ、党再生本部においてアクションプランを立て、党の再生を着実に進めます。

「冬来たりなば春遠からじ。」今の逆境を悲観せず、決して屈することなく、再び国民の信頼を得られる政党になることをお誓いし、新年のご挨拶といたします。本年も民主党をよろしくお願いします。

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