【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

予算関連法も成立で、目玉法案目白押しのはずの国会も関心薄いか 松沢成文「横浜の花博、園芸博どっちが公式か」副大臣「グリーン・エキスポ2027で」

2024年03月29日 17時16分53秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[画像]「横浜園芸博(花博)」で質問する松沢成文(右)水野もとこ議員(中央)ら、きょうの参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 予算関連法もほぼ成立しました。なお、4月1日(月)参・決算委の総括質疑なので、全府省庁待機の年度越えとなっていまいました。私にとっては記念すべき「3棟目アパート」購入となった50代最初の月でしたが、目論見よりもキャッシュインが600万円少なく、キャッシュアウトが270万円多い、870万円の流動性不足が生じて「気が狂いそう」でした。いわば資本主義の時計が一瞬にして3年進み、浦島太郎のように3歳歳をとった数式になります。それでも年度をまたげました。メインバンクが妙案を出してくれて、来月に事務をします。私は良い友人・知人に恵まれていても、人生体験から友人やその法人との金銭取引を極度に避けるきらいがあり、こういうときに頼れません。大型連休明け中旬ごろには落ち着きそうです。解散もないでしょうし。

【参議院外交防衛委員会 きょう令和6年2024年3月29日(金)】
 「2027年の横浜園芸博の政府委員設置法案」(213閣法7号)が可決しました。審議では、水野もとこ(水野素子)さんが「神奈川県選出だ」として会場の旧・米軍上瀬谷通信施設は「朝鮮戦争後に接収された」とし原状回復費用を聞きました。外相は「5億円だ」と答えました。水野さんは日米地位協定の変更も必要だとしました。

 維新の松沢成文さんは「前神奈川県知事だ」として質問し、「花博と園芸博と別々の故障で混乱している」と指摘。国土交通省の堂故茂副大臣は「正式名称はグリーンエキスポ2027だ」と噛み合わず。自治体との調整を求めました。松沢さんは15年前、歴史的な「オバマ大統領就任式」に招かれ30メートルで見ました(関連記事)。神奈川県が米軍施設に悩まされていることの裏返しの証左にほかなりません。次のTICADも横浜開催が今月決定しましたが、元通信施設は「人口ゼロ」すなわち「田舎」ですから、再開発などに目を光らせるのは国も主導すべきでしょう。

【参・総務委】
 定例日以外の開催で「NHK予算承認案」(213承認1号)を「賛成多数」で承認しました。
 みんなでつくる党(NHKから国民を守る党)の斎藤健一郎さんが、渡辺孝一総務副大臣(66歳、2012年から連続当選のいわゆる「魔の4回生」)に対して、「いつも寝ていて病気ではないか、持病があるのか」と質問しました。渡辺さんは「持病がある」と異例の答弁をしました。更迭を求めると、松本剛明大臣は「私も24時間365日やれない。2人の副大臣、3人の政務官と手分けしている。渡辺副大臣は早朝の公務も代わりにやってもらっている」と述べました。斎藤さんは質疑の最後に「渡辺副大臣には失礼なことを言ったかももしれない」と、おそらく誰からの働きかけもなく自主的に、締めくくりました。

【参・本会議】と【参・財政金融、内閣、国土交通委員会】
 年度内成立が必要な「関税定率法の改正法」(213閣法4号)「奄美振興法及び小笠原法の5年延長などの改正法」(213閣法11号)「こども子育て応援給付金差し押さえ禁止法」(213衆法3号)「旧優生保護法で手術を受けた者への一時金支給法の延長法」(213衆法4号)と上述の2つが可決し、成立しました。

【衆・本会議】
 国立国会図書館長の衆参議長による決定が両院とも承認されました。
 「地域再生法改正案」(213閣法29号)と「生活保護法など改正案」(213閣法9号)「能登半島地震生活再建支援金の差し押さえ禁止法案」(213衆法5号)が可決し、参議院に送られました。
 「雇用保険法改正案」(213閣法10号)が大臣から趣旨説明され、大西健介さんらが質問しました。「週10時間勤務」の人も雇用保険に加入することになりますが、「保険料をとられるだけでメリットが少ない」との批判があると大西さんが説明しました。「週10時間」で会社都合退職しても月2万円ぐらいにしかならないですよね。

【衆・経済産業委】
 私は長年国政・選挙全般でやっているので、個別の政策課題のシンポジウムとかほとんど行っていません。なので、最近は参考人が全然知らない人ばかりです。しかし、きょうはパネリストとして見た人が登場。
 「水素社会推進法案」(213閣法16号)

●岡田克也が再起を期したシンポジウムのパネリストが登場

 浅岡美恵・NPO法人「気候ネットワーク理事長」が登場。 2008年6月15日に、岡田克也さんが再起をきして東銀座・時事通信ホールで開いた「民主党の脱地球温暖化戦略 ~地球温暖化対策基本法制定に向けて~ 」のパネリストでした。立憲の現職でも、岡田・衆議院議員に「再起を期した時代」があったことを驚く人が多いでしょうが、2005年9月「51歳の元代表」になってしまった岡田さん。予算委員、常任幹事として復活をめざしつつ、大統領選に敗れたアル・ゴアさんの映画「不都合な真実」に感激。気候変動のインドネシア・バリ会議に「NGO岡田克也」として私費で参加しました(公式文書にも載っています)。この時に浅岡さんらと知遇を得て「ライフワーク」とする福山哲郎参議院議員とコンビを組みました。当時既に、「政界の父」小沢一郎代表と岡田さんの関係は厳冬でしたが、もはや双璧に近い実力者に育った岡田さんを囲い込みたい小沢さんは幹事長部局に「地球温暖化本部」の設置を認めました。岡田さんは、NHK日曜討論に出たり、福山・参議院政審会長(当時)が法案を国会に提出したりしました。これに先立つシンポジウムには300名が参加し、都内の自治体議員も詰め掛けました。その席で、浅岡さんは法案を徹頭徹尾酷評して、びっくり仰天した記憶が私にはあります。きょう、浅岡さんは京都の弁護士事務所所長で民事で負けなしと評判で、50代になってからNPOを設立した方だったと知りました。岡田さんの公式プロフィールのネクタイが「緑(アースカラー)」なのは蛙が好きだからではなくて「民主党地球温暖化本部長」のアピールです(関連記事)。その後、岡田さんは「元代表だった人」でなく、外相、副総理、2度目の代表。福山さんは外務副大臣、官房副長官、立憲初代幹事長と日のあたる道を歩き続けてきました。「政界は一寸先は闇」だと感じるきょう、岡田さんと環境のイメージは私も最近は持っていませんが、光の世界に戻っていく原点となった日以来の浅岡さんの姿に、ワンイッシューを続ける政策団体があるこの国に民主主義の草の根を頼もしく感じました。

【衆・環境委】
 「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進に関する法律案」(213閣法43号)を可決すべきだと決めました。

【衆・厚生労働委】
 一般質疑だけで終わり、小林製薬「紅麹」問題での質疑答弁もありました。

衆農林水産、外務、国土交通、地こデジ特別の各委員会の理事懇談会がありました。また、衆参の議院運営委の理事会、委員会がありました。

●御法川信英・自民国対幹部と遠藤敬・維新国対委員長が会談し、「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号)「セキュリティークリアランス経済安全保障2法案」(213閣法24号・25号)各々の修正協議会を設けることで合意しました。

以上です。

「黄金の3年間」折り返し当初予算は「微減」でコロナ明け、辻元清美さん「森喜朗先輩」でヒアリング求めて「レジャーランドぬるま湯」から戦いのステージ

2024年03月28日 20時30分12秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]母校・早稲田大学のシンボル「大隈大講堂」で女性の後輩に語り掛ける辻元清美さん、きょねん2023年1月17日、宮崎信行撮影。

 コロナ大膨張から微減の112兆円の令和6年度予算が政府原案通り成立しました。きょねん12月22日に閣議決定し、1月16日に能登予備費0・5兆円積み増しの「変更」の閣議決定という異例の過程。そして、「5年で43兆円」の閣議決定(きょねんの防衛財源確保法の条文に落とし込み済み)で、防衛費が7・9兆円へと激増しました。が、特例公債による財政ファイナンスは今のペースで十年、二十年はやれるでしょう。黄金の3年間の折り返しに、「10万円給付金」「持続化給付金」「ゴートゥートラベル」「雇用調整助成金(特別会計)」「休業補償金(都県)」といったコロナ膨張を抑えたことは評価に値するでしょう。

 なお、「※法案」のうち「裁判所職員定員法改正案」(213閣法15号)だけが年度内に成立しない公算となりました。同法案は「この法律は、令和六年四月一日又はこの法律の公布の日のいずれか遅い日から施行する」と書いてあります。公明党議員が59年間委員長をつとめる参・法務ですが、離婚後共同親権法案(213閣法47号)の送付を前に波が高くなったようです。

【参・予算委 きょう令和6年2024年3月28日(木)】
 辻元清美さんが気を吐きました。まず小林製薬「紅麴」問題で安倍政権の規制緩和の行き過ぎを指摘。そして、昨夜の日テレ報道をふまえて、「では、裏金問題いきます。総理ね、聞き取り調査4人の安倍派幹部の一部からキックバック再開の判断には、森元総理が関与していた。こんな新証言が出たと報道されました。事実ですか」。首相は「自民党として政治責任あるいは道義的責任を明らかにするために必要な聞き取り調査を行う」とし「今の段階で、内容について明らかにするこれは控えております」と答弁しました。
 辻元さんは畳みかけて「それでは確認しますけど、ここ焦点なんですよ。昨日の総理の答弁では、森元総理の関与の証言は一切認められなかったと。そしたら、昨日も聞き取りをしても同じ答弁、ここでできますか、どうぞ」と水を向けました。首相は「政府としてはその失礼、自民党としては公式に森総理が直接関わる発言については把握していない現状においては変わっておりません」としました。

 辻元さんはやがて「キックバックの再開の判断には、森元総理が関与していたと、私は思います。それは相当堅い筋から聞きました。でね、これね。もしももしももしもですよ。握りつぶしたらですねこれを茂木幹事長森山総務会長、岸田総理の責任問題になりますからね。もしも出てたら、はっきりと明らかにする約束してください」としました。

 辻元さんは土井たか子社民党が激減してから初当選しており「左翼少数派の女性」というドグマに悩んできました。ところが、違う秩序では「早稲田大学卒業生の女性で最も当選回数が多い議員」であり続けました。現在、「夜間大学院修了」の小渕優子さんに在職年数で半年逆転されました。「国会稲門会」では、1969年初当選の自民党の森喜朗さん、民主党の渡部恒三さんの二人が女性「上級生」の辻元さんを引き立て、3人が肩を組んで早稲田大学校歌(歌い出し「都の西北」)を歌うニュース映像が時々流れ、「あれはなんだ」となってきました。マイノリティからやがて最大野党の女性初の国対委員長を2年やりました。また辻元女性議員の長年の「パトロン」であった早稲田同窓の「T社長」「S社長」は、立憲民主党結党の際に、東北大卒の枝野幸男初代代表に総額5億円以上の融資をしました。これがないと立憲民主党は現存していないことになります。この早稲田秩序の中、辻元さんは立憲代表代行としての立場に立って戦ったことになります。女性を立てて肩を組んで校歌を歌うレジャーランドは、右肩上がりの経済でないと成立しません。もう時代は違います。きょねん1月17日に辻元清美さんは蓮舫さん(青山学院大学卒業)とともに早稲田大学のシンボル「大隈大講堂」で女性学生に対して政治をめざしてほしいとの趣旨のトークショーをしました。私は(主催サークル「鵬志会」の関係者席ではなく)記者席で聞きました。7割良い意味で、あの話を聞いて自分も政治家になろうと思った女性の学生はほとんどいないんじゃないかな。辻元さん62歳のいわば「狂気」で閉塞した政治を打ち破っていただきたいと思います。もはや大学レジャーランドではないといったところです。

【参・本会議】
 「角田義一元副議長の哀悼」がありました。角田さんが民主党参議院議員会長のとき北澤俊美幹事長でしたが、北澤さんは会長・副議長をのがしました。
 
 国会同意人事が両院で承認されました。
 「令和6年度予算」が可決し、成立しました。
 防衛装備品調達の国庫債務負担行為を5年から10年に延ばした際にサンセット条項(時限条項)がついていたのを外して恒久化する「長期契約法改正法」(閣法13号)が可決し、成立しました。
 「在外公館名称・位置・給与法を改正する法律」(閣法第6号)、「地方税法改正法」(閣法第2号)、「地方交付税法改正法」(閣法第3号)、定額減税を盛り込んだ「所得税法等の一部を改正する法律」(閣法第1号)が可決し、成立しました。

【参・総務委】【参・財政金融委】上述の法案を処理しました。

【衆・内閣委】「セキュリティークリアランス経済安全保障2法案」(213閣法24号・213閣法25号)の参考人質疑でした。50歳になった私ですが、最近の有識者が全然名前の知らない人ばかりになってきて、日ごろ「現実」の取材ばかりしているのだと感じます。自分に自信を持ちます。

●衆・憲法審査会は今週も開かれませんでした。
●衆・本会議も開かれませんでした。
●衆の総務、文部科学、安全保障の理事懇がありました。

●首相会見 この後、午後8時45分から。

 以上です。

参・予算委2時間遅れで開会、清和会キックバック不記載で森喜朗元会長の関与の証言得たとの情報

2024年03月28日 10時47分22秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 参議院予算委員会は、きょう令和6年2024年3月28日(木)9時から「締めくくり質疑」をする予定でしたが、1時間半以上経っても開会していません。理事会はいったん休憩となり、国対委員長会談が開かれます。SNSによると、前日に合意した「岸田文雄さんによる党・安倍派ヒアリングの報告」に関して、折り合えない部分があったもよう。

[追記11:05]
 その後、午前11時に、2時間遅れで始まりました。[追記おわり]

 きのうの「パレスホテル」での岸田ヒアリングで、清和会幹部が「派閥パーティー券のキックバック不記載を再度始めることを決めたのは、森喜朗元会長だった」とする証言があったと報道。これは現時点では日テレニュース24のみが報じています。

 この件で、森ヒアリングが既になされたのではないかとの疑念が、野党から示されたとの見立ても浮上しています。

 きょうは午後4時20分から参議院本会議を開いて成立させるはこびでした。が、予算委の締めくくり質疑の自民党割り当てが片道3分(往復で9分想定)、公明党が8分(24分)しかなく削り代がないので、予算委の開会が遅れた時間がそのまま本会議の開会遅れにつながりそうです。午後6時10分からの首相記者会見では、電力・ガス・ガソリンの値下げの継続の話もでる見込みですが、これも、ずれ込みそうです。

 以上です。

水岡俊一・立憲民主党参議院議員会長が登場「総理と立場も考えも違うが、この2カ月お疲れ様です」「裏金に多くの時間、実りある審議ではなかった」

2024年03月27日 18時07分31秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]本会議開会前に挨拶する水岡俊一・立憲民主党(共同会派「立憲・社民」)参議院議員会長、おととし2022年3月22日、参議院「第五控室」で宮崎信行撮影。

 予算はあす、日切れ法案はあさって成立のはこび。県庁の東京事務所はきのうから新旧交代挨拶をして「地元に戻って総務課長になります」とステップを踏んでいくようです。地元で、近い将来のテレビで見る開票特番は趣が違うものになるでしょう。

●きのうの衆議院本会議 きのうの記事で書き漏らしが2点ありました。追加します。以後、気を付けます。「特定農業加工業経営改善臨時措置法改正案」(213閣法50号)と「NHK予算承認案」(213承認1号)も衆議院を通過し、参議院に送られました。今週成立のはこび。

【参議院予算委員会 きょう令和6年2024年3月27日(水)】
 「令和6年度予算案」はあす(3/28)9時からの締めくくり質疑終局後に採決され、本会議に上程、成立のはこびです。

 きょうは最後のテレビ入り「集中審議・内外の諸課題」。

 第2党の参議院の議員会長・副議長は、池田内閣以降の半世紀、3人に1人の高確率で、日本教職員組合(日教組)組織内議員がつとめてきました。輿石東さんが自らテレビ入りで質問に立つことはありませんでした。水岡俊一会長は、落選して3年浪人した経験もあってか、党全体の常任幹事会に入る際は、常に記者団に「お疲れ様です」と声をかける唯一の幹部となっています。水岡さんは10年前、輿石会長・羽田雄一郎国対委員長(故人)当時に国対副委員長をつとめました。その後、羽田さんが「国民民主党初代代表」をもくろんだものの、医療コンサルタント問題があり、断念。さらに参議院議員会長をめざしたものの、組織のある後輩が優勢と分かり、ぎりぎりで会長選をあきらめ「水岡会長」を支持して、幹事長におさまりました。その後、亡くなりました。

 前置きが長くなりましたが、水岡会長は次のように語りました。

 「立憲民主・社民の議員会長を仰せつかっております水岡俊一でございます。どうぞよろしく申し上げます。振り返ってみますと、この2ヶ月、衆議院、参議院と予算委員会が開かれてまいりました。私達と総理とは立場も考えも、全く違うんでありますけれども、この間、連日、審議に臨んでおられる総理始め閣僚の皆さん方には、心からお疲れ様ですと申し上げたい。しかしですね、問題は中身ですよ。この2ヶ月にわたって審議が繰り広げられましたが、中身のある審議だったか、実りある予算委員会ができたか。そういったことから考えると厳しい評価が出てくると私は思うんですね。その理由は何か。やはり、裏金問題に多くの時間を費やさねばならなかった。この責任は自民党にあるんじゃないでしょうか、お考えをください」と話しました。首相は「ご指摘のように、今回自民党の派閥の資金の問題において、国民の皆さんの中に大きな疑念の思いを抱かせた政治不信を巻き起こした。このことは我々自民党として、深刻に受け止めそしてお詫びを申し上げなければならない事案であると認識をいたします」と語りました。

 岸田さんは「政治不信」と言っていますが実際は「自民党不信」でしょう。二階俊博さんを駆逐し、安倍派を閣僚から外して処分をちらつかせるために自らヒアリングをしました。9月の総裁選の再選の公算が高まっています。第50回衆院選でどのような結果になるか。野党サイドにとっては奇妙な「凪」の2カ月間となりました。きょねんの「高市大臣一級品の行政文書」は失速しましたが、ことしの「裏金」は嵐の前の静けさととらえていいでしょう。きのうの常幹ではトンビ同士が「挨拶は、やはり新聞の見出しになるようなところがメモをとるポイントになるんだよ」と省壁を越えて教えてあげていたようです。



[写真]本会議開会前に挨拶する水岡俊一・立憲民主党(共同会派「立憲・社民「)参議院議員会長、おととし2022年3月22日、参議院「第五控室」で宮崎信行撮影。

【衆・法務委】
 「離婚後共同親権法案(民法改正案)」(213閣法47号)がついに審議入りしました。参考人も呼ぶことになりました。

【衆・国土交通委】
 「物流2024年問題対策法案」(213閣法19号)が審議入りしました。やはり「2024年問題」というように、おそらく政策コンサルタントが名づけると、早く審議入りするような気がします。

【衆・厚生労働委】
 「生活困窮者自立支援法など改正案」(213閣法9号)が可決しました。法案の新旧対照表では、生活困窮者自立支援法改正が8頁、生活保護法改正が18頁なので、タイトルは生活保護法改正案とすべきように感じます。地方自治体からの積極的な情報提供を促す条文が多く、立憲の井坂信彦さんらが提案した附帯決議では、「地方自治体の好事例を横展開して自治体間格差をなくす」ことも盛り込まれました。
 この後、新谷正義委員長(自民)から「令和6年能登地震の住宅再建支援金の差し押さえ禁止法案」(213衆法 号)が提案され、全会一致で委員長が本会議に提出すべきだと決まりました。

【衆・内閣委】
 「経済安保2法案」(213閣法24号・213閣法25号)
【衆・経済産業委】
 「水素社会推進2法案」(213閣法16号・213閣法17号)
【衆・財務金融委】
 「IMF加盟法改正案」(213閣法5号)の趣旨説明。
【参・外交防衛委】
 いわゆる「定例日」は火曜日、木曜日だとされていますが、異例の水曜開催となりました。「在外公館名称・位置・給与法改正案」(213閣法6号)を可決すべきだと決定。続いて「2027年横浜花博政府委員設置法案」(213閣法7号)が趣旨説明され、審議入りしました。外務省が「法案」を2本出すのは珍しいことです。

●参・本会議と参・憲法審査会は定例日ですが、開催されませんでした。

以上です。

立憲、維新の候補者「バーター調整」に含みも限定的か、過去には東京1区と大阪市内バーター

2024年03月26日 20時09分12秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]日本維新の会党本部を取材する筆者、大阪市内。

 次の第50回衆院選(来年秋以前)の小選挙区289のうち、立憲民主党と日本維新の会の候補者が「100近くバッティングしている」(馬場伸幸代表のおとといの党大会の発言)ことについて、岡田克也・立憲幹事長は「両方がウィンウィンになるなら、かなりギリギリのところで、猶予を残しておきたい」と語り候補者の一本化に含みを持たせました。

 岡田さんは、2014年12月の第47回衆院選で、民主党の海江田万里代表の東京1区で維新の党に候補者を下げてもらう見返りに、大阪市内・千里ニュータウン(大阪1区からおおむね同10区まで)で民主党が候補者を立てなかった「バーター」について「そこは実は私は(代表代行だったが)やってなかったんで、(高木義明)選対委員長と馬淵澄夫さんが主として進めておられた」とし、東京1区で海江田代表が落選したことから「結局いい結果には繋がらなかったなと私は思ってます」と語りました。
 
 立憲は昨春の補選でも参院大分で一本化しながら僅差で落選しました。今回も水面下での調整となりますが、一本化は難航しそうです。

【衆議院本会議 きょう令和6年2024年3月26日(火)】

 まず国会同意人事がありました。このうち一人は私が日経新聞時代の取材で上司に調子よく対応する姿を見たことがあります。

 続いて、「2027年3月19日からの横浜花博の政府代表設置法案」(213閣法7号)が全会一致で可決し、参に送られました。
 重要広範議案「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号)が坂本農相から趣旨説明され、首相らが答弁しました。

【参議院予算委員会】
 「令和6年度予算案」は17日目。一般質疑。このうち立憲は、横沢高徳さんが「介助付き就労」「鉄道の障害者割引」、三上えりさんが「被爆遺構」「核軍縮」、柴慎一さんが「JRとJP日本郵政」について持ち味を発揮した質問をし、採決に向けて加速しました。あすは午前中3時間集中審議。

【衆・法務委】
 一般質疑のみで「共同親権法案」(213閣法47号)は審議入りしませんでした。

【衆・厚生労働委】
 「生活困窮者自立支援法及び生活保護法改正案」(213閣法9号)の参考人質疑。

【衆・地こデジ特別委】
 「地域再生法改正案」(213閣法29号)が採決され、可決すべきだと決まりました。共産は、この法律に盛り込まれた政策減税の利用者が10者未満であると指摘しました。
【衆・農林水産委】
 本会議が終わってすぐ「213閣法26号」の与党質疑1巡目をするあわただしい日程。
【参・国土交通委】
 「奄美振興法及び小笠原法改正案」(213閣法11号)の趣旨説明。
【参・外交防衛委】
 「在外公館名称・位置・給与法改正案」(213閣法6号)の趣旨説明。

●立憲常任幹事会
 田島麻衣子さんの参院選・愛知の公認が決まりました。埼玉などでも公認が出ています。

●岡田克也幹事長会見
 上述の立憲・維新のバーターのほか、能登半島地震に関する補正予算案の編成をとなえました。岡田さんは「当然です。予備費で、訳のわからない使い方をしている。緊急でやむを得なかったということは、一応、年度内についてはわかります。復旧の部分というのは、緊急性、急遽手当するならわかりますが、復興ということになると、どういうビジョンをもってやっていくのかと。これは国会議論することが私は必要だと思う」と語りました。具体的に4月からなのか、6月までをめどにするのかは言及しませんでした。

 以上です。

自民激流、政界一寸先は闇、世耕「非公認」二階「引退へ」であさってにも採決の予算で立憲・石橋筆頭理事「奨学金こと学生ローンを帳消しに」急進左派スローガン

2024年03月25日 20時50分25秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]二階俊博・元自民党幹事長・新生党衆議院議員。

 まず、先週末、読売に「塩谷立、下村博文、西村康稔、世耕弘成4氏非公認論」が出ました。このうち塩谷氏は比例復活ですが、世耕氏(61歳)。参議院和歌山選挙区は改選定数1ですから、非公認では学校法人近畿大学で全国比例で12万票は厳しいので政治生命は風前のともしびに。経産相3年1カ月で省内でも評価が高かったのですが、政界は一寸先は闇の岸田再選戦略となりそうです。


[写真]安倍派4氏非公認論を報じた読売。

 そして、きのうの日曜討論では立憲民主党の岡田克也幹事長(70歳)が遊説先の札幌局から出演し、「4氏らの議員辞職勧告論」「能登地震の補正予算論」を流しました。そして今朝、自民党の二階俊博元幹事長・国土強靭化本部長(85歳)が次期衆院選不出馬を記者会見で発表しました。二階派の裏金の引責に近いかっこう。「自民党不信」か「政治不信」か。流動化しました。

【参議院予算委員会 きょう令和6年2024年3月25日(月)】
 「令和6年度予算案」は16日目で、テレビ入り集中審議「岸田内閣の基本姿勢」。あさって27日(水)にも採決の公算。土日議会は無さそう。
 衆の初日から「裏金」ラインナップを維持してきましたので、石橋通宏・筆頭理事が満を持して登板。石橋さんは「奨学金こと学生ローンを帳消しにすべきだ」と主張しました。予算委好調だったから、一発景気づけたのかな。党の公約はそこまで行っていないようです。8年ぶりにトランプさんが当選する情勢となりつつありますが、8年前はバーニー・サンダース上院議員(当時74歳) の後ろに「バーニー」とファーストネームだけのTシャツを着た男女学生たちの姿が印象的でした。学生ローンの「帳消し」ではなく「政府による肩代わり」だと思いますが、労働党のジェレミー・コービン党首(陰湿に離党させられ解散で議員引退確定)とともに「左翼リベラル・金融緩和・積極財政」という「急進左派」は政権に届かなかったものの強烈な印象を残しました。「れいわ新選組」の公約につながっています。石橋筆頭理事の思いは届くか。

 三重自民党の山本佐知子の問いに国土交通大臣は「4月から、下水道だけでなく上水道も国土交通省が一体で整備する」と語りました。坂本農相は「漁業は収入が増えて、働くやすくなっている」と答弁。繰り返しますが、私は農漁業の1世帯当たりの現金収入は10年間で増えたと考えますが、立憲は違う認識のようです。明日からの「食料・農業・農村基本法案」(213閣法26号)の審議はどうなる。

  立憲の牧山ひろえ、勝部賢志両氏は「党として確定申告を促せ」と問いましたが、首相は「国民の声は承知しているが、政治資金の扱いで変わってくる」と「総務省的な世界」から動きません。

 立憲「農業キャラバン」の徳永エリさんは「きょねんの長野県中野市の事件で銃刀法改正案(213閣法30号)が出たが、熊はうてるように鳥獣保護管理法を改正してほしい。警察官とハンターの判断でうてるが、省令ではなく、環境省が法改正のプロセスに入ったので歓迎したい」としました。あすは一般質疑。

●あすの衆議院本会議で「食料・農業・農村基本法案」(213閣法26号)が審議入り。あすの衆・法務委は一般質疑だけで「共同親権」(213閣法47号)は入らなそう。予算関連法案は金曜日(3/29)の参・本会議までかかりそうですが、土日は引っ越しに専念できるでしょう。


[写真]堀辰雄「美しい村」の「軽井沢」を訪れた筆者、きょねん2023年4月18日、G7外相サミットと、人生初の「町議選(5日間)の出発式(寺田和佳子完全無所属現職=3選)を取材した筆者。地方支分支局に出る国家公務員は、ゆっくりした土日になりそうです。

 あすの立憲常任幹事会は午後3時45分からで、トンビも増えてきました。目玉法案目白押し。余裕のある国会ウォッチャーは要監視です。両陛下は会期末前後の都知事選の6月下旬に1週間ほど国賓訪英。主席随員は誰がいいですかねえ。この1週間、国事行為代行法がありますが、天皇が外国にいて解散詔書が出たことは歴史上いちどもありません。コロナ明けで春や夏なのに実りの秋というような不思議なシーズンになりそう。


[写真]二階俊博・元自民党幹事長・新生党衆議院議員。

以上です。

「防衛大臣の学資奨学金」が提出済み「防衛省設置法案」に条項、経済的徴兵制か、大学入学以前に「自衛隊入ること前提に貸与」迫られる17歳の選択

2024年03月23日 19時23分32秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]木原稔防衛大臣、きょねん2023年6月、議員会館で、宮崎信行撮影。

 きょねん6月の立憲代表の会見を受け当ニュースサイトが指摘した「17歳の経済的徴兵制」が先月9日に国会提出された「防衛省設置法改正案」(213閣法14号)に盛り込まれていたことが、筆者の法案精査で分かりました。

 「防衛大臣による学資金の貸与」は現在、自衛隊法98条で「大学・大学院に在学する学生で、政令で定める学術を専攻し、修学後にその学術を応用して自衛隊に勤務しようとする者」に選考で貸与しています。

 提出された法案では、98条を改めて「現に専攻し、又は専攻しようとする者」で「学士(以下略)を取得」しようとする者に拡大されます。

 大学進学をのぞむ18歳あるいは17歳が防衛大臣学資金の貸与を受けるかどうかを選択しなければならなくなるかもしれません。

 法案はきょう2024年3月23日時点では審議入りしていません。

 きょねん6月30日の立憲民主党泉健太代表の記者会見では「お金の面からですね、それを選択せざるを得ないという環境が生まれて、他の奨学金制度などに比べて突出したものになってしまうと、別の意味が出てきてしまうのではないか 」と語りました。

 ただ、「アメリカにもちょっと違う文脈で、経済環境が厳しい所得層の若者に声をかけるしくみはある」「全部悪いというわけではないんです」と理解も
示しました。

 また防衛財源確保法(きょねん通常国会で制定)をふまえて「5年で43兆円という防衛費を急増させていくときに、人員の募集で無理をし始めているのじゃないかということもある」 と防衛省・自衛隊をたしなめました。

(当ニュースサイト内記事経済的徴兵制法案で立憲・泉健太代表「それを選択せざる得ない状況望ましくない」「自衛隊は人員面で無理をしている」 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記 又は、ついにこの日が、「経済的徴兵制法案」が来年2024年通常国会に提出へ 迫られる「17歳の決断」 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

 17歳の選択を迫られる高校生はごくわずかとみられますが、2015年の平和安全法制国会でも山本太郎さんが「経団連事務幹部が文部科学省・学生支援機構の審議会で、経済的徴兵制を主張した」との議事録を暴露して、紛糾しました(当ニュースサイト内記事奨学金滞納者の経済的徴兵制をもくろんだ者が日本学生支援機構を辞任 山本太郎さんら質疑 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

 きわめて専門的な国会戦術ですが、「日本自衛隊とドイツ軍とのACSA物品役務相互融通協定の承認案」(213条約2号)も提出されています。「213閣法14号」の国内実施規定が入っています。条約の法定化は、外務委員会での審議を飛び超さない「アンブレラ(傘)の原則」があるため、外務委員会との兼ね合いで安全保障委員会が遅れることもあります。

 若者に自由な日本であってほしいと筆者は願います。

 以上です。

高市早苗大臣「経済安全保障情報保護法案」で巻き返しをはかる、一年前に「参・予算委逆切れ小西の捏造でなければやめる」で総裁レースで後ずさり

2024年03月22日 17時31分53秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 写真は今から13年前、2009年5月13日に、岡田克也さんがぶら下がりを受けている写真=宮崎信行撮影=ですが、当時より記者の人数が減っています。大谷選手など様々なニュースがありますが、今国会は重要法案が目白押しとなっています。記者も各々の人生で関心を持った政策に付随した法案一つに注目して担務の是非物取材がないときには、気に掛けて追ってほしいと思います。

 こちら東京では組織的特殊詐欺を警察が検挙したおかげか「物を落としたから助けて」とする寸借詐欺未遂の電話がかかっているそうです。今は電話は定額課金だからとりあえずかけて脈を探すのでしょう。コロナで困窮した人もいますので、警察は雑踏警備で腕章をつけて一緒に立てば日当5000円というような仕事をつくったらどうでしょうか。私が若いころ海外を旅したときは、メキシコシティの警察はそういう配置をしていました。

 第213回通常国会は57日目。来週は、3月29日(金)、30日(土)、31日(日)となります。日切れ法案はすべて参議院に送られています。土日開催はないのでは。ちなみに「旅費法改正案」(213閣法8号)ですが、これは「7年4月1日施行」なのでまだ審議入りしていません。

●衆議院の本会議は金曜日午後1時、参議院の本会議は金曜日の午前10時が定例日で、たいてい開かれますが、きょうは予算の委員会審議を優先して開催されませんでした。

【衆・内閣委 きょう令和6年2024年3月22日(金)】
 2法案を1件として重要広範になっている「重要経済安全保障情報の保護及び活用に関する法律案」(213閣法24号)と「経済安全保障推進法案」(213閣法25号)が高市早苗大臣から趣旨説明され、ただちに対政府質疑に入りました。

【衆・外務委】「2027年3月19日からの横浜花博政府代表設置法案」(213閣法7号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。質疑では共産・穀田恵二さん(今期で勇退)が、1990年の大阪市鶴見区の「国際花と緑の博覧会」の後、花卉農家の生産・販売が3割減っているとしており、今回も花卉農家への配慮が足りないとしてきました。

 ところで、横浜では、星野リゾート・三井不動産主導の「関内駅前再開発」
がついに全面広告で発表されたようです。林前市長が市庁舎を1億円未満で星野に売る決定をした不可解さ。陸側の伊勢佐木町は廃れ、神奈川2区のみなとみらいは隆盛。日本最大の田舎「横浜」の利権争いでスガ首相が総選挙にのぞめなかったのは残念です。花博会場は昭和20年代後半から米軍が占有していたから、人口ゼロだった地域ですから、行政への考えは寛容であっていいように、組織で港周り報道をしていた部外者としてはいいように思います。当委員会では今後、「日独ACSA」(213条約2号)もあります。

【衆・地こデジ特別委】「地域再生法改正案」(213閣法29号)が質疑終局。次回の採決では、立憲が賛成することを昨日党議決定しました。次回は26日(火)9時。

【衆・経済産業委】「水素社会推進法案」(213閣法16号)と「二酸化炭素の貯留事業に関する法律案」(213閣法17号)の対政府質疑。

【衆・厚生労働委】「生活困窮者自立支援法及び生活保護法改正案」(213閣法9号)の対政府質疑。5名の有識者に参考人として来てもらうてはずも議決されされました。

【衆・環境委】「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進に関する法律案」(213閣法43号)の対政府質疑。

【衆・復興特別委】大臣所信に対して玄葉光一郎さんらが質問。

【参・予算委】【参・第1種常任委員会】「令和6年度予算案」について、衆での分科会にあたる委嘱審査がありました。週明け月曜日に集中審議の予定。
●参・財政金融委は、「所得税法改正案」(213閣法1号)と「関税定率法改正案」(213閣法4号)と「3階建て」となり、1号は質疑終局となりました。●参・総務委「地方税法改正案」(213閣法2号)と「地方交付税法改正案」(213閣法3号)も質疑し、終局しました。

●立憲民主党 泉健太代表はコロナ療養のため代表記者会見は2週連続で中止され「政権交代遊説」もしません。岡田克也幹事長はお得意の「NHK日曜討論」に出ます。石井啓一・公明党幹事長のやりとりに注目。

●来週の予定 令和6年度予算案が可決・成立のはこび。自民党内の「処分」政局になりそう。

以上です。

トラック物流2024年問題の法案は「建設業パーティー」公明党も意欲、衆・憲法審動かず

2024年03月21日 18時07分38秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]国会トリビア、実は国会内に2つある伊藤博文像のうち知られていない方の1つ、国会の中庭の参議院通用門近く、7年前の2017年5月、宮崎信行撮影。

 日銀が出口に向かいましたが、一部報道で、10年超に買い込んだETF70兆円をどうするという観測があります。日銀の資産であるETFを売って、日銀が日銀券を調達する必要ってないですよね。自分が日銀券を発券しているんですから。野田佳彦首相の「魔法なんてありません」の魔法はあったことになります。

 政権交代後は、政策コンサルタントの仕事が増えているようです。「物流2024年問題」というワードを誰が作ったかはしりませんが、法案が審議入りしました。

【衆議院本会議 きょう令和6年2024年3月21日(木)】
 「物資の流通の効率化に関する束ね改正法案」(213閣法19号)が公明党副代表でもある斉藤鉄夫国土交通大臣から趣旨説明されました。公明党が質問しました。今後の「建設業法などの改正案」(今月8日提出済み=213閣法51号)もにらみ、公明党議員は完全クルーズの建設業者を集めた政治資金パーティーを開いています。この資金の一部が政治資金収支報告書に載っていない可能性があり、これも「裏金」として表面化することもありそうです。

 大阪5区の公明党の国重徹さんは創価大学卒の弁護士で、当選4回49歳。この選挙区では比例復活で、共産党の宮本徹さん、れいわ新選組の大石あき子さんも現職です。ここに、維新の梅村聡・参議院議員(通算11年)が衆転して挑むことになりました。国重さんが比例重複をめざすとしても「3枠」のうち先輩と京都重点をいれると上位登載は微妙で、国重さんは大ピンチです。

 蛇足ですが、開業医の梅村さんの先祖は開業医としてのすべてを捨てて北海道・十勝に移住。開拓することで農地自由化を実現。同じ徳島出身である石川知裕元衆議院議員の先祖がみてもらっていたという交流があります。

 国重さんは「2024年問題。働き方改革関連法に基づいて来月からトラックドライバーの時間外労働の上限が年960時間とする規制が適用されます」「我が国の物流の大部分はトラック輸送に依存しているところ、輸送能力が2030年度には約34%不足する恐れがある。これは民間のシンクタンクの試算です」と語りました。斉藤大臣は「荷主、物流事業者、消費者、行政の情報共有が不可欠だ」と答弁しました。

【衆・総務委 同日】
 「NHK予算承認案」(213承認1号)で、冒頭、古賀信行・経営委員長が発言を求め「(おととい)3月19日は、先約の日程があった」として審議日程がずれ込んだことを謝罪しました。野村出身の古賀さんは今月1日で経営委員になりいきなり委員長に互選。日銀出身の稲葉延雄NHK会長と東大同級のようです。そして稲葉会長は首相の甥・宮澤洋一税調会長とのつながりだと思われます。民間人がいきなりNHK会長になった最初の国会審議で、緊張のあまり英語で答弁してしまい、辞任に追い込まれ池田勇人首相番の政治部出身の副会長が昇格して独裁となりました。今回、幹部に出世した元政治部記者も面識はありますが、ふらふらになりながら国対を回っていた印象です。なかなか不透明な霧の中の日本という感じがします。採決は全会一致で承認すべきだと決まりました。

衆議院憲法審査会の幹事懇談会が設定されましたが、逢坂誠二さんらが欠席しました。

●衆議院予算委員会、参議院予算委員会で証人喚問を求める動きとなりました。

●参議院の令和6年度予算審議は13日目で「委嘱審査・特別委員会」。
●日程がやや遅れているようで、参議院環境委員会は大臣所信に対する質疑をして、あすの委嘱審査に備えました。外交防衛委は「長期契約法の恒久化法案」(213閣法13号)。財政金融委員会は「所得税法改正案」(213閣法1号)。総務委は開かれていませんが、日切れ法案は審議入り済み。

●衆議院は農林水産委で「特定農業加工業経営改善臨時措置法改正案」(213閣法50号)を議了(全会一致で可決)。来週火曜日(3/26)の本会議で「食料・農業・農村基本法改正案」(213閣法26号)が審議入りへ。災害対策特別委員会の一般質疑では能登の近藤和也さんも質問しました。情報監視審査会も例年の審査をしました。理事懇談会(幹事懇談会)は法務、環境、予算、政治倫理審査で開かれました。

●あすの予定 「経済安保法案」(213閣法24号・25号)、「生活困窮者自立支援法改正案」(213閣法9号)、「水素社会基本法案」(213閣法16号・17号)が審議入り。「2027年横浜花博政府代表設置法案」(213閣法7号)「地域における生物多様性法案」(213閣法43号)「地域再生法改正案」(213閣法29号)も審議されます。参議院は、予算委嘱審査で常任委員会が開かれますから、一昨夜から明朝にかけて全府省庁局課が国会対応にかかりっきりとなっているでしょう。来月の転勤を前に同床異夢の職員がいて課も分断されているかも。それでも、G7の一員。広島サミットにゼレンスキー大統領を呼べる国。もうひと踏ん張りです。

 以上です。

【風が吹いている】岡田克也「今選挙をやれば、政権交代するのではないか」小選挙の擁立・調整がカギに

2024年03月20日 21時56分41秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]岡田克也さん、右は「元インターン」でもある松尾あきひろ前衆院議員、きょねん2023年7月12日、東京7区(渋谷区)で宮崎信行撮影。

 岡田克也さんは、きのう令和6年2024年3月19日の党幹事長としての定例記者会見で「今の自民党に対する批判は非常に強いと思います。私が体感しているのは、非常に厳しい自民党に対する批判ですね。どっかの調査で政権交代を望む声の方が多いという結果も出てましたが、私自身も今選挙をやればそういうことになるんじゃないかと思うぐらいの風が吹いている」と述べました。

 岡田さんは、2019年4月下旬のオン・ザ・レコード記者会見で、筆者が枝福りっけん「すべての人に居場所と出番を」「多様性のボトムアップの政治」に好印象を持ち、北海道議会・神奈川県議会で2倍前後の結果となったとの指摘に、3か月後の参院選も念頭に「でも、風は吹いていないよね」と答え、筆者が切れかけたことがありました。それから5年がたち、やはり枝福りっけん幟旗は、地方議会の大選挙区に限れば政治文化の土壌を変えたと認識しています。

 9月に任期切れが迫る岡田幹事長は、今後は小選挙区での候補者擁立と、日本維新の会との候補者調整が柱となりそうです。

 以上です。

安倍晋三さん置き土産・日銀の量的緩和は「安定的長期化」国債買い入れペース維持 自公国対委員長会談で政倫審の「過半数」申し立てを提案

2024年03月19日 17時19分15秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]佐藤茂樹・公明党国会対策委員長、宮崎信行撮影。

 5つのことを書きます。


[写真]賃上げ5・28%(連合の民間では大企業中心の組合の春季生活闘争での第一次集中回答)を報じる新聞各紙。

●日銀金融政策決定会合 きょう2024年3月19日の会合で、2013年4月4日に始まった「アベノミクス量的金融緩和」が出口に向かいました。質的には、かつての「公定歩合」に似た基準利率をリーマンショック前以来の引き上げ。日銀当座預金の「付利」を年0・1%として、ブダ積みの「3階部分」で預貸率の低い外資系銀行が対象になったマイナス金利を廃止。量的には、ETF、J-REITの新規購入を停止しました。

 が、「月6兆円ペースだ」と説明した日本国債の購入は続けることを明示しました。

 これは量的緩和は、かなり長期に続くことを意味しています。民主党政権時代に、宮崎岳志・現群馬県議、金子洋一・現維新支部長、上念司・経済評論家にくわえて、古賀伸明第6代連合会長らの「リフレ議連」の主張が正しいことは火を見るより明らかです。筆者・宮崎信行は、当時から十数年「民主党主流派」と仲が良いことを後ろ盾・情報源としていますので、消費税増税に賛成しました。その政局でも一連の言動には一部反省をしています。

 その後、量的緩和をしているのだから、消費税は廃止しても大丈夫だという考え方を持っています。これからも続くこととなった、政府の国債買い入れによる貨幣の供給、これはバーナンキFRB議長・イエレン副議長(現・財務長官)が2007年秋に「発明」した「非伝統的手法」です。アメリカ追随の日本ですが、始めたのは5年遅れました。賃金が上がり、物価が上がり、賃金が上がるという本来の資本主義の好循環のスパイラルにようやく入りました。

 これからも年72兆円ペース(きょうの発表文からの単純計算)で、政府発行の新規国債・借換債を購入していけるんのですから、積極財政を続けるべきです。中卒の山本太郎代表が2019年に結党した「れいわ新選組」の支持率がさらに上昇しているのもその正しさが証明されたからだと思います。

 そして、積極財政には、減税も入ると考えます。

●公立国対委員長会談
 政倫審の委員申し立てによる弁明は過半数で、全野党でも1人足りないので柄、安住淳国対委員長が佐藤茂樹国対委員長に申し入れて、党に持ち帰ることになりました。

●「日本版DBS法案」が閣議決定
 3月19日と、閣法の締め切りがギリギリ過ぎましたが、「提出予定」にとどめていた「日本版DBS法案」が定例閣議で決定され、国会に提出。きょねん秋の臨時国会では、加藤鮎子・こども家庭庁・男女共同参画局担当相の答弁を不安視したことも先送りの一因だと噂されていました。

●衆議院本会議 上がり法案処理のあと、セキュリティークリアランス法案が審議入りしました。立憲は森山浩行さんが質問に立ちました。

●参議院予算委員会 一般質疑がありました。また、青木愛委員長率いる国土交通委員会で「能登半島地震」に関するしつ質疑もありました。繰り返しますが、青木さんの地元は「半島」。令和元年15号台風で大被害。最寄り駅の乗客は100人減って、その後、10人ずつ戻っています。増えてます。おととしの選挙では野党議員ながら地元で引き回し(地域の有力者が候補者を紹介してまわること)をしてもらう胎動もあったようです。

 以上です。


選択肢少ない日本で、昨日の首相「唯一の道」と自民党と永遠の愛を誓う、予算案は来週採決の公算

2024年03月18日 17時53分51秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]下村博文さん、宮崎信行撮影。

 自由(リバティー)とは選択肢があることです。日本に生まれたこと、日本国民に生まれたこと、法律婚した夫または妻、生まれた子。選択肢は一つ。ワゴン車か軽自動車か、住む場所働く場所、そして、政権政党。これは選択できます。それなのに「永遠の愛を誓う」ような感覚で、「民主党はだらしない」と徹底的にたたいたり、あっけにとられて投票所に行かなかったりしたのが現在の状況ではないでしょうか。

 きのうの自民党大会は、軒先のみの取材でしたが、同党ウェブサイトによると、岸田さんは「我が国は今、国の内外に日本の未来を決めるような課題山積です。自民党でなければならない。だからこそ自民党は変わらなければならない。
我が党が国民の信頼を回復し、政策を前に進めていく。それこそが、日本の明るい未来につながる唯一の道と確信をいたします」と語りました。

 岸田さんは自民党大会で永遠の愛を誓いました。前回の選挙で与党幹部らは「安定の自公政権か混乱の立憲共産党か」の「究極の選択」を迫りました。与党幹事長らがいうことは正しいことだと考える有権者が多いようですが、今、「立憲共産党」をエゴサーチすると「イタい人」だけです。政権交代ある政治が必要だという観点を、過去十数年間もってほしかったと思います。

【参議院予算委員会 きょう令和6年2024年3月18日(月)】
 朝8時55分から「令和6年度予算案」12日目、集中審議「こども子育て・社会保障を含む内外の諸課題」。
 今国会初めて、冒頭から、首相の発言。これは早朝の北朝鮮弾道ミサイル3発発射のEEZ外落下について。ここで、福山哲郎・立憲民主党初代幹事長が「NSCは開いたか」。以前にも見た光景ですが、首相は「8時台に開いた」と答弁しました。福山さんは離婚後共同親権法案(213閣法47号)について慎重に考える方向性の超党派議連を組織していますが、きょうはそこまでいかず。明日は一般質疑。水曜日は祝日、木曜日金曜日は委嘱審査。採決は来週になりそうです。

【参・地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会】
 自見はなこ、河野太郎両大臣の所信的あいさつ。衆側で出席する加藤鮎子・こども子育て相はこちらには出席しません。

【衆・政治倫理審査会】
 本人申し立てによる下村博文さんの弁明。私は学生時代、中選挙区の旧東京9区と小選挙区の東京12区で2回選挙ボランティアをやっていますので、よく知っています。初当選前に、松野博一さんが「あっちの方がタマが良いんですよ」という表現で下村都議を語ったことを目の当たりにしたこともあります。また博文進学ゼミに通った友人もいます。

 報道では、森喜朗さんの事務所に現金2000万円を持参して「清和会会長に指名してほしい」とお願いしたが、突き返され、決定的に「5人衆」から疎外されたとされています。

 安倍、細田会長が他界していますので、きのうの自民党大会に出席した森喜朗さんに対する参考人招致や、予算委員会証人喚問なども必要となりそうです。

 しかし、8割方、早稲田です。私も早稲田卒業後、スキーを一度もしていませんが、50歳にもなると、別に良いかなと。家族でないと具合が悪くても体をさすりあえないですし。大学レジャーランドのサークル感覚でのコミュニケーション能力の高さで課題を先送りしてきたことが日本の動脈硬化を進めている気がします。

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取材しました 第91回自民党大会 駅前の抗議活動は、例年の数倍規模か

2024年03月17日 16時48分35秒 | 自民党
[写真]第91回自民党大会会場の最寄り駅、JR・京急「品川」駅前で、岸田自民党政権への抗議活動をする人、きょう令和6年2024年3月17日、宮崎信行撮影。

 第91回自民党大会ですが、会場周辺まで行きました。社員記者時代と違って、取材した場合は、「インターネットのウェブ上のログ履歴」略して「ブログ」に書いておかないと、「あれ、宮崎さんに似た人がいたよ」という趣旨の話になるので、外形的に記事化します。

 ホテルにつながる坂道の手前のJR・京急「品川」駅前では、「裏金」にゆれる岸田内閣に対する抗議活動。等間隔に幟が並んでいました。例年の数倍規模。マイクを持つのが、「チャンネル桜」の水島総社長だったようですが、その団体のメンバーでない人へ広がった行動であることは間違いなさそうです。

[写真]橋本聖子・元参議院議員会長、同日、自民党大会ホテルで、宮崎信行撮影。


[写真]「麻生派」結成3メンバー(麻生太郎、山東昭子、佐藤勉各氏)でありながら、麻生派を抜けた佐藤勉さんも自民党大会ホテル入り。

 会場では、おととい参・政倫審初開催で弁明したばかりの橋本聖子・元参議院議員会長も何食わぬ顔で登場しました。

 筆者は法令は詳しいのですが、ホテルの1階ロビーでも、行き交う人を無断で撮影してブログに上げてよいわけではないようです。あくまでも自民党大会ホテルに入る自民党現職衆参議員ということで、報道の必要性から使っていきます。

 今回の党大会も、自民党本部に電話して取材申し込みをしましたが「まだ決まっていません」というような対応をされたまま、時が過ぎ去りました。モニター席に入れる雑協(日本雑誌協会)役員社のニュース雑誌記者も、党大会に入れるが、衆議院が雑協に割り当てている記者証で党本部に入るのにも、もうひと手間かかるようになっているそうです。

 自民党の支持率が下がると、立憲では最重鎮扱いなのに、自民党本部ブラックリスト入りという勲章もしばらくたなざらしのままでいいかという心持ちです。

 以上です。

日切れ法案「関税定率法改正案」は大企業優遇、衆・法務委は法案通過で次から「共同親権」か、「横浜花博大使」法案も審議入り

2024年03月15日 20時08分54秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]人類史上最大の発明である「アメリカ合衆国の資本主義」の象徴的な建造物である「自由の女神像」がある島に向かう筆者、今から28年前の1996年。

 20年ぶり、このブログを始めてから初めて、院長に睡眠剤10日分を処方してもらい、今夜飲みます。目論見違いの多額の支払いを控えて、期末がエベレストのように高くなって社長の私ですが、貸借対照表・損益計算書の大まかな数字を話したら、「それ全然大丈夫だと思いますけど」と言われました。今週は「電話口の宮嵜さんのあんな声初めて聞いて驚いた」とその時点で社長の覇道から外れてしまいましたが、いろいろ助けてくれる企業・人がいそうです。がんばります。確定申告に付随した所得・消費・復興税及び税理士報酬はとっくに払い終えました。今月を機に、人のいたみが分かって人と接するこおができる50代に入っていきます。

 余裕がないので、概略だけです。

●泉健太代表 午前10時半からの定例記者会見が突然中止されましたが、コロナ感染症のためでした。週末の遊説も弁士変更されました。

【参議院予算委員会 きょう2024年3月15日(金)】
 「令和6年度予算案」は10日目。まず委嘱審査(衆での分科会に相当)を、21日(木)22日(金)をやることが議決されました。集中審議「農業・地方等を含む内外の諸課題」。
 公明党議員からは「災害救助法改正チーム」が党内に設置され、9条の改正などに取り組んでいるとしました。

【衆議院の委員会】
 日切れ指定の「関税定率法改正案」(213閣法4号)は、大企業優遇の「AEO制度」を盛り込んだ内容で、「無担保で3か月の納税期限をのばせる」(共産党の田村貴昭さんの討論)と批判が出ましたが、可決されました。年度内成立は確定的。
 「奄振法及び小笠原法の5年延長措置などの改正法案」(213閣法11号)が全会一致で衆議院国土交通委員会を通過しました。
 衆・法務委は「裁判所職員定員法案」(213閣法15号)を可決。次は共同親権になりそうです。
 つるしがおりた「水素社会形成基本法案」(213閣法16号)「二酸化炭素貯留事業法案」(213閣法17号)が審議入りしました。「生活困窮者自立支援法及び生活保護法改正案」(213閣法9号)、「長期契約法のサンセット条項を削除する法案」(213閣法13号)、「地域における生物多様性法案」(213閣法43号)、「在外公館位置・名称・給与法案」(213閣法6号)、「2027年3月19日からの横浜花博の政府代表の設置法案」(213閣法7号)が審議されました。
 外務委で審議入りした「花博大使」ですが、筆者は衆院選・参院選は、首相・立憲の代表及び幹事長・公明代表らを追いかける日々となります。そのため、鵬志会以来の選挙テクニックを披露するのは、統一地方選前半戦だけとなっています。大野知意(大野トモイ)横浜市議の次の選挙は2027年4月2日(金)告示となる公算が濃厚なので、横浜花博の日程が入った法案名としてます。2027年のことより、今月末・今期末のことを、私はやらないと。

●土曜日は自民党本部で県連幹事長会議、日曜日は新高輪グランドプリンスホテルで自民党大会。党則改正も。
●週明け月曜日は、参・予算委が8時55分から総理入りで、福山哲郎さんが「共同親権」を質問。衆・政治倫理審は下村博文さん。

 以上です。

再びですが、更新しないのを、私の50歳代最初の月、2024年3月6日以降、原則とします

2024年03月14日 23時27分00秒 | 宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
初投稿は3月5日で、日付更新。
 あす2024年3月6日からは「更新しないことを原則」とします。きょねん12月14日に(更新しないことを当面の間、原則とします 2023年12月14日以降 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記)と書きましたが、実際には先々月1月26日(金)の通常国会召集から絶え間なく更新しています。ここまで、ミスは衆議院総務委員会の法案の趣旨説明と決議をおとしただけのノーミス運行です。

 が、東京23区にアパート土地建物をすべて購入する売買契約を締結しました。実は私が土地を新規購入するのは初めてです。2月中のいつの時間に交渉していたのか不思議に思うでしょう。それはさておき、今後は、登記手続き代行、管理委託業者選定、損害保険選び、挨拶などがあります。予想していなかった事案が起きる可能性があります。不動産賃貸業はとくに初めが肝心な業種です。このため、母に守られながら50代最初の1か月、メンタル強靭に決裁・決済するため、更新しないことを前提とします。

 長年伴奏してくれている同級生の税理士もかなり良い物件だと言ってくれています。私は国税・地方税・銀行返済・社会保険料・公共料金・クレカ決済を滞納したことがありません。国民年金保険料定額分の納付書をわざと数カ月遅れでコンビニで払っていた時期はありますが、今は厚生年金に復帰していますから、ありません。が、あまりにもスコアが完璧なので、逆にプレッシャーもかかります。口座間の移し替えさえも体力がいります。

 そのようなことで、更新しないことを原則とします。

 が、今国会は中型法案が目白押しですから、3月下旬には、確実に戻るでしょう。解散総選挙の1カ月強は専念しますが、4月はなさそうです。

 以上です。