「週刊文春電子版」はあす正午に細田博之衆議院議長のセクハラの続報を掲載すると、さきほどの会員向けメールで予告しました。
「令和4年度補正予算」は立憲・維新・共産が反対し、自民・公明・国民が賛成して成立。「予備費の埋め戻し」という新語のもと2・7兆円追加されました。が、1年間に市中に出回る「カレンダーベースの国債発行額」は198・6兆円のままという次元のトリック。もっと国債を発行できるはず。
【参議院予算委員会 きょう令和4年2022年5月31日(火)】
「令和4年度補正予算」は立憲・維新・共産が反対し、自民・公明・国民が賛成して成立。「予備費の埋め戻し」という新語のもと2・7兆円追加されました。が、1年間に市中に出回る「カレンダーベースの国債発行額」は198・6兆円のままという次元のトリック。もっと国債を発行できるはず。
【参議院予算委員会 きょう令和4年2022年5月31日(火)】
「令和4年度補正予算案」の基本的質疑2日目。
日本維新の会の柳ヶ瀬裕文さんは、マスクを外そうと提案。「ナンバー2席」に座る野田聖子・こども・地方創生担当相を念頭に、(開議から2時間半以上)「一言も発していない野田聖子大臣にマスクがいりますか」と質問。岸田文雄首相は「私たちは医師ら専門家ではない者が決めたわけではない」とマスクの継続を要望。前日は地方創生の総括での長時間議論にのぞんだ野田さんを侮辱したとも思われる発言にヤジが飛ぶと、柳ヶ瀬さんは「こちらでヤジを飛ばしているの人には必要かもしれませんが、野田さんの素敵な顔が隠れてしまう」と女性蔑視、ミソジニーで墓穴を掘り続けました。この方のように、早稲田大学同窓生はあまりミソジニーの人は少ない傾向があるのですが、調べてみると文学部哲学科なので免疫が少ないのかもしれません。改選の神奈川・松沢成文さんが「東京選挙区の新人のように新進気鋭の女性」を維新が擁立して多様性を図ると演説したところ「美人系の女性」と日刊スポーツが聞き間違え、訂正するできごとがありました。毀誉褒貶あるでしょうが、松沢さんのように長持ちする政治家は、女性を外見で判断したかのような発言はしません。なにも得にならないからです。
日本維新の会の鈴木宗男さんは全国比例で非改選。鈴木さんは、叩き上げの海上保安庁長官に質問。鈴木さんは「知床遊覧船事故で発見できていないご遺体のうち、ロシアに収容されているものがあり、ロシアからDNA鑑定を求められているのではないか」との質問をしました。海保長官は「ロシアから外交ルートのすべての情報を共有しているわけではない」と答弁しつつ、緊張からか、何らかのヤジが飛んだのか、最後に吹き出してしまいました。鈴木さんは「笑いごとではない」とたしなめつつフォロー。斉藤鉄夫大臣が答弁を引き取りました。菅義偉さんと内閣人事局の良い例とされる、叩き上げの長官。今の長官は、北海道出身で小樽ですが、海上保安大学校を出て海保に入り、第一管区海上保安本部または本部の経験が長く、根室海上保安部長を経験しているようです。根室の保安部長経験者の知床事案は長官在任中にドンピシャとなったことになります。きょねんもテレビ入りで答弁していたようですが、緊張感と外務省・ロシア政府事案で、かなり緊張していたのかもしれません。
とにかく、立憲はまとまっていて、維新はバラバラ。永田町の非改選者の関心は比例の野党第一党は立憲になるか、維新になるかですが、立憲になると私は思います。
討論では、立憲民主党・社民の田島麻衣子さんが「予備費の埋め戻しは財政民主主義に反して、経済対策は不十分だ。我が党は4月8日に追加経済対策案を出した」としました。
採決では立憲・維新・共産が反対し、自民・公明・国民が賛成して可決すべきだと決まりました。
今週金曜日も集中審議が開かれます。
【参議院本会議 同日】
「令和4年度補正予算案」が時間通りに議題になりました。
討論では、立憲民主党非改選の森本真治さんが「値上げの夏・異次元の物価高・岸田インフレ!」とボルテージを上げました。さて、選挙で有権者に響くか。維新の片山大介さんは「新しい資本主義には市場も懐疑的だ」と述べました。
起立採決され、立憲・維新・共産・れいわ・沖縄の風が反対し、自民・公明・国民民主党が賛成して可決し、成立しました。
【衆議院 同日】
きのうきょうは審議はありません。あすは午後1時から予算委員会。
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