【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

参議院は「国立大学法人法改正案」を「吊るし」で審議入り先送り、衆・憲法審、船田元「久しぶりだ」と笑顔

2023年11月30日 22時00分04秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]天皇、皇后両陛下に敬礼する衛視、3年前の2020年11月29日、宮崎信行撮影。

 国立大学法人法改正案(212閣法10号)はあす参議院本会議で大臣の趣旨説明と代表質問を行うてはず。議長のもとで吊るされており、審議入りは先送りされました。

【参議院第一種常任委員会 きょう令和5年2023年11月30日(木)】
 ●文教科学委員会は一般質疑だけで散会しました。
 ●外交防衛委員会は、きのうの米空軍横田基地のオスプレイ(CV-22)墜落で、宮澤博行副大臣は「墜落ではなく不時着」と会見したことを木原稔大臣が「当初の米軍からの連絡だ」と釈明し、それ以外の広がりはありませんでした。最後に外相が「TPPへの英国加入議定書」(212条約1号)を趣旨説明しました。
 ●厚生労働委員会は2週間ぶりに「麻薬取締法及び麻向法改正案」(212閣法7号)の審議に戻り参考人質疑。
 ●内閣委員会は「官報発行法案」(212閣法8号・212閣法9号)が主説明されました。
 ●4委員会以外は開催されませんでした。

【衆議院憲法審査会】
 前週は祝日だったため、2週間ぶり、4回目の開催となります。自由討議2回目は「広報協議会を含め国民投票を中心として」のテーマ。ちなみに「国民投票法改正案」(208衆法34号)は議題になっていません。船田元さんは「宮澤内閣不信任決議」可決の朝から30年以上閣外となっていますが「憲法審査会に久しぶりに幹事になった」と意気込みました。

【衆・沖縄及び北方問題に関する特別委員会】
 自見大臣と上川外相らの所信的あいさつ。最近は「沖縄及び北方」の意味が分からない人が増えてきたそうです。

 以上です。

前原誠司代表が政党・「教育無償化を実現する会」を1時間後に発表、嘉田由紀子副代表・徳永久志幹事長・斎藤アレックス政調会長・鈴木敦国対委員長の5名で「教育無償化を実現する会」

2023年11月30日 15時15分21秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]前原誠司衆議院議員、6年前の2017年8月、都内で、宮崎信行撮影。

 前原誠司衆議院議員は、きょう令和5年2023年11月30日(木)午後4時ごろから記者会見し、国会議員5名の新党「教育無償化を実現する会」を結党すると発表する公算となりました。

 前原誠司代表、嘉田由紀子副代表、徳永久志幹事長、斎藤アレックス政務調査会長、鈴木敦国対委員長の5名となる見通し。

[追記 16:05]記者会見の司会は「事務局の相原です」と語り、松下政経塾7期(前原は8期)で「川崎市麻生区」で無所属(かつての通称「松沢党」)で7選しながら、4月9日に僅差で落選した相原高広・前県議だと思われます。[追記終わり]

 宮崎県下の民間労働組合の支持を受ける若手1期生衆議院議員の名前が噂ででましたが、その噂は消えたと思われます。また、小選挙区連続当選の古川元久さんも玉木雄一郎代表に不満を持っているとの噂もありましたが、参加しないことが確定的。

 綱領は「オール・フォー・オール」など5本柱となる見通し。

 前原、徳永、斎藤各氏は、比例近畿ブロック立候補者で、立憲公認の徳永、国民公認の斎藤両氏も「党員」となる見通し。

 滋賀の嘉田さんは参議院議員で残り任期5年近く。

 鈴木敦議員は比例南関東で川崎市に事務所を構えます。

 分党分派でなく、新党となると思われます。財産分割はないものの、早ければ来年4月20日にも最初の政党交付金を受けられる見通し。それまでは前原後援会などで運転できるものと推測されます。

 国民民主党は玉木雄一郎代表や、伊藤孝恵幹部が、首都圏の女性・男性の候補予定者や初当選区議らの切り崩しを警戒して確認に追われることになりそう。

 衆参ねじれの2008年の渡辺秀央、松下新平良参議院議員ら4参議院議員の「改革クラブ」を裏で策動した麻生太郎自民党副総裁・森英介自民党労政局長らが黒幕の一部であることは間違いないとはいえ、あくまでも自公で衆参単独過半数なので、きのう成立した補正予算で見せた「国民トリガー」「維新万博」の切り崩し工作の一環に過ぎず、たんに四分五裂して第50回衆院選で自民党に有利になってくれたらいいという感覚であるという推測ができそうです。

 以上です。

「アジア最高の立法機関の日本国会で演説する栄誉だ」とベトナム国家主席、補正予算「万博」「トリガー」含んで成立

2023年11月29日 17時41分58秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]ベトナム国旗と日本国旗、5年前、東京ビッグサイトで撮影。

 「万博」と「トリガー」で維新、国民を切り崩して取り込んだ補正予算が成立。第212回臨時国会は政府与党側からみてヤマ場を越えました。12月13日までの残り2週間は、統一教会財産保全をめぐる5党協議(自公国と立維)の議員立法の提出・成立が確実で、それが最大の焦点となります。しかし、岸田自民党側から見た「黄金の3年間」は表面での混乱は皆無で、2度目の年越しを迎えそうです。

【ベトナム社会主義共和国主席夫妻歓迎会 きょう令和5年2023年11月29日(水)】
 衆議院本会議場を使い、額賀福志郎衆議院議長、ヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席、尾辻秀久参議院議長の順にスピーチしました。

 トゥオン国家主席は「アジア最高の立法機関であり、日本の過去135年にわたる発展プロセスに資する多くの決定が行われてきました日本国会でこのように演説する栄誉を与えていただき、誠にありがとうございます」と語りました。「135年」はおおむね、第1代伊藤博文内閣から第2代内閣に交代した前後から数えてという世界線のようです。

 向大野新治事務総長(当時)から聞いた話ですが、衆議院事務局職員から幹部候補一人がロンドンに駐在し、別の欧州の小国から先方の依頼で1人駐在して国会のしくみづくりを手伝っているそうです。そしてベトナムの国からの依頼で、もう1人が国会の仕組みづくりを手伝っているのですが、常駐にしたいのだけど予算がつかず長期出張のかたちで職員を派遣していると聞きました。

 外国人技能実習生をめぐる相互の経済的・社会的な問題が相次いでいますが、コロナ明けのことしは、秋篠宮皇嗣殿下が「ミーソン遺跡」を訪れ、山口那津男・公明党代表らが「クチ・トンネル」を訪れました。



 私も若いころ行きました。自分より若い人にはぜひベトナムの北部、中部、南部を訪れてほしいですし、私も年末ジャンボ宝くじにあたったら行きたいです。中国に負けないよう、互いに自己研鑽しましょう。

【参議院予算委員会 同日】
 一般会計を13兆円追加した127兆円にして10特別会計(外為は今回はなし)を補正する「補正予算案」がしめくくり質疑を迎えました。終局後、山本太郎さんが修正案を提出しました。今回の補正はあわせて989ページになる大量な文書ですので、野党とはいえ、修正案のかたちは現実的ではないと思われます。修正案は令のみ賛成で否決。政府原案が自公維国の賛成多数で可決しました。

 採決に先立つ討論で維新の松野明美さんは「2025年大阪・関西万博はコストを上回るメリットがあるので2兆円の経済効果も上振れする」とし昨夜入ってきたロシア撤退を念頭に「ロシアのウクライナ侵略後のウェルビーイングに資する」と語りました。国民の伊藤孝恵さんはトリガー条項凍結解除の協議をうながしました。反対では立憲の高木まりさんは「遅いし、何を目指しているかさっぱり分からない補正だ」、共産の山添拓さんが「定額減税の向こうに防衛費の増大があると国民は見透かしている」と討論しました。
 
【参・文教科学委員会】
 「JAXA法改正案」(212閣法12号)が趣旨説明、質疑、採決され立共令反対・自公維国賛成で可決しました。質疑では、自民党の赤松健さんが読売1面報道を受けて「JAXAにサイバー攻撃があった」とし理事長が「ロケットなど機微情報はもともとネットワーク外だ」と謝罪しました。衆と違い、参はクラス替えがあり、国土交通委員長を退任した蓮舫さんが筆頭理事になっています。蓮舫さんの働きかけで、高橋克法委員長が政務三役だけでなくJAXA役職員である参考人や随行者に水を出すよう促す場面がありました。

 立憲の水野もとこさんは「私は昨夏まで27年間JAXAに勤務した」としつつも「JAXAは過去に基金を運用したことがない。1兆円の基金は中小企業だけでなく大企業も適用される。休眠基金になれば財政法に抵触する」と反対する立場から質疑しました。

 ところで、「国立大学法人法改正案」(212閣法10号)の審議は次回以降になります。

【参・総務委員会】
 「地方交付税法などの改正案」(212閣法11号)が共令反対、自公立維国と「みんなでつくる党」(大津さやか党首が改称)の賛成多数で可決すべきだと決まりました。

【参・地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会】
 「差し押さえ禁止法案」(212衆法12号)を全会一致で可決すべきだと決めました。

【参・本会議】
 緊急上程された「補正予算」「改正地方交付税法」(212閣法11号)「改正JAXA法」(212閣法12号)「差し押さえ禁止法」(212衆法12号)が上述の委員会の態度通りに可決し、成立のはこび。

【参・議運委】
 開かれました。

●参議院憲法審査会は水曜日の午前10時又は本会議後が定例とされていますが、きょうの本会議は午後5時過ぎに開かれたこともあり、憲法審は開かれませんでした。当初会期末当日を含めても残り2回以下の日程となります。

●あすは衆議院憲法審査会が開会のはこび。

 以上です。

【山本太郎】「金融資本家の声を聞く力」と皮肉る、財務省は四半世紀で「株配当8倍、給料0・2%増」と答弁

2023年11月28日 17時06分39秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]山本太郎れいわ新選組代表、きょねん11月、参議院議員会館内で、宮崎信行撮影。

【参議院予算委員会 きょう令和5年2023年11月28日(火)】
 「補正予算案」は、衆議院段階で万博予算の総額を野党が紐解けなかったことが判明しつつも、あすにも採決・成立の公算となりました。
 基本的質疑2日目が行われ、NHKで中継されました。

 この10年間、野党では「身を切る改革」の維新と「現代貨幣理論(MMT)」のれいわ新選組が理論の正しさと選挙制度の活用のうまさから支持率を高め、2つをあげつらったうえに遅れて後追いする現在の立憲民主党は党勢が伸びません。同党財務委員長の落合貴之さん(3期)がずっと指摘しているこの問題も、党内でクローズアップされることもなく、山本太郎・れいわ新選組代表がテレビ入りで取り上げた印象です。きょうの山本質問の「切り抜き」は次の選挙まで再生回数が増えそうです。

 山本さんはお得意の「総理、誰のことですか」を連発。

 山本太郎さんは「聞く力。総理大臣になってから形にした政策で一番手ごたえがあったものはなにか」と問うと、首相は(1)防衛力の抜本的強化(2)エネルギー政策の転換(3)こども・子育て施策(4)G7議長国としての外交ーーをあげました。山本さんは「たくさんありますね」と皮肉りました。

 この後、山本さんは「金融所得課税の見直し」として、株配当の所得課税を現行の累進のない単一税率20%からだいたい25%ぐらいに引き上げようとした政策課題が、岸田さんの就任後に消えた理由を問いました。これに対して首相は「金融資産課税」と「所得」と「資産」を混然として答弁を続け、もうどうにもならないという印象です。山本さんの質問に政府は首相は有価証券を保有していないと答弁しました。

 山本さんは「最初の総裁選のときの勢いとはちょっと変わっちゃったわけですよ」「一般庶民からは評判が良かったでも評判が悪かった人たちがいたと思うんですよ」と述べました。

 山本さんは、「ザイム真理教」の御用学者要請機関として知られる「財総研」の所長(官僚)に質問。財総研所長は、1997年から現在にかけて、っ企業の売上高が8%増、経常利益が3・7倍だとしました。山本さんは上場企業が株主への見栄えをよくするために経常利益をかさ上げしていると強調。株主への配当を問うと、財総研所長は8倍になっていると答弁。

 山本さんが「売上は横ばいでも株主への配当は8倍以上、これ誰かを泣かせないと株主がお金もありませんね。(山本さんが配布した)資料11、従業員給与どうなってますか」と語ると、財総研所長は「0・2%増にとどまる」と答弁しました。

「賃上げも行わず、雇用を不安定化させてコストカット。長期的な視点での投資も行わず、短期勝負で株主に利益を流し込み、株主資本家の利益は肥大化するばかり。このような株主至上主義日本を作り変えたのが自民党ですこのままじゃ未来なんかないのは当たり前のことです」と雄弁に語りました。そして中間層も年を越せないとして、突然「減税してほしい」と総理に下手にでる役者ぶりを発揮したところで、委員会は散会しました。

【衆議院情報監視審査会 同日】
 先日の高市早苗担当大臣の年次報告書の趣旨説明をうけて質疑。

●先ほど既報ですが、あす(11/29)の午後1時9分ごろからベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席の国会演説が衆議院本会議場で開かれます。

以上です。

【独自】ベトナム国家主席があす(11/29)国会で演説  25分前後か

2023年11月28日 14時16分26秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]ベトナム国旗と日本国旗、5年前の2018年、東京・江東区で。

 ベトナム国家主席のボー・バン・トゥオンさんがあす(令和5年2023年11月29日)の午後1時9分ごろから、衆議院本会議場で演説することが分かりました。

 現段階でどのメディアも報じていませんから、当ニュースサイトのスクープとなります。

 衆議院本会議場ではまず、衆議院議長があいさつ。その後、国家主席が25分前後の演説をします。最後に、参議院議長があいさつするはこび。

 きょねんのウクライナ戦争勃発後のゼレンスキー・ウクライナ大統領のオンライン演説以来となります。平成28年2016年にはカザフスタン大統領、平成23年2011年にはブータン国王らが演説しています。

 ことしになってから、秋篠宮皇嗣殿下ら一行、公明党の山口那津男代表ら一行がベトナムを訪問しており、令和のコロナ明け円安時代の相互訪問外交が活発化しそうです。

 以上です。

「予備費の支出は与党の提案から」と首相驚きの答弁 補正予算案も参議院で議論

2023年11月27日 20時06分28秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
 コロナ前から三井住友銀行のグループのトップだった65歳が膵臓癌で逝去。30年前、バブル崩壊のころも受難が多かった気がします。私が日経につとめているころ、紀伊国屋書店大手町ビル支店で、富士銀行会長(前頭取)をたびたびお見掛けしました。平日の昼下がりに手ぶらで一人で来て、購入してカバーをかけてもらった数冊を手にして帰っていくのですが、数少ない発散の場と同時に、金融という目に見えない世界のトップとして、他人に聞けず自分で勉強することも多いのでしょう。みずほ銀行に統一した第一勧業銀行の頭取も65歳で膵臓癌で亡くなっています。当時は今より元気だった写真週刊誌が報道していました。第一勧業銀行総務部総会屋現金供与事件は1997年に立件されましたが、全然、山一・拓銀・アジア通貨危機の信用秩序と関係ない話で、これを混然一体と扱った各界は、頭が悪かった。

 第212回臨時国会は54日間のうち37日間が過ぎました。日程感なく内閣支持率が叩き落されていますが、陰湿です。来年の4月前後までに下がって得する国民はいません。きょうは国会稲門会(早稲田大学卒業生の会)で、「女性では最も当選回数が多い人」の秩序トップに四半世紀君臨する辻元清美さんらが岸田首相にせまりました。

【参議院予算委員会 きょう令和5年2023年11月27日(月)】
 「補正予算案」の基本的質疑1日目です。
 辻元さんは岸田さんが、衆議院憲法審査会会員になったことがなく、安倍晋三さんの1回と違い発言もしていないと指摘。来年9月までの改憲発議は岩盤保守層の呼び戻しのためにやっているとの見立てを示しました。または、2025大阪・関西万博の費用上振れ分のうち「日本館」の建設費用が別に存在していたことを初めて引き出しました。

 小沼巧さんの質問で、非常に驚いたやりとりがありました。
 予備費の使用について小沼さんは「予備費の執行は相当な疑義があるものばっかりであります。この機会にあえて聞いてみたいんですが、予備費をいっぱい使おうという考えっていうのは、役所から上がってくるもんなんですか。それとも与党から上がってくるもんなんです。どっちですか」と問いました。
 ちなみに私は、内閣府防災などが財務省主計局にかけてあって予備費が歳出されるものだとばかり思っていました。違ったようです。
 岸田首相の答弁は「テーマによって様々ですが、与党の議論をへて政府として予算は決定しています。与党の議論の中で、重点とされる様々な政策課題が整理され、それを実行するためにどういった形で予算を作っていくのかを考えていくわけです。そのうえで、ご指摘の予備費でありますが、予備費については機動的、柔軟的な対応を可能とする体制も用意していく政策課題で求められるケースがありますので備えとして用意をする、こういったことになると考えております」と答弁しました。
 コロナ禍では、ワクチン製造体制の強化で自公が具体的な企業名をあげて決定して予備費を支出する閣議決定をして、理事懇で主計局が野党に説明をしました。こういうのは、与党が、補正よりも、当初よりも早く予備費でやっていたことになります。驚きです。改善を求めます。

 吉川ゆうみさんは「地元三重県四日市の水素とアンモニアで稼働するカーボンゼロ工場の社会実装が始まっている」とまるで所有者かのような我がもの顔で語る与党しぐさで質問し、経産相のお墨付きをもらいました。盛山正仁・文科相は「吉川委員は現代アートにご造詣が深く、ありがたい」と言いましたが、これは実際子連れでイベントにも参加していたようでです。
 在職十年を過ぎた吉川さんが初当選した第23回参院選では、三重1人区は、民主党の岡田克也前副総理が津での第一声(Ustreamでライブ配信)からつきっきりで支援し、報告会場でも候補者の隣に座り、インタビューで「まだ開票が終わってない」と擁護しました。岡田さんは三重だけが31(当時)ある1人区の中で民主党公認が当選して海江田万里代表が辞任し自分が代表になるシナリオを描いていました。しかし、自民・吉川当選直後に、海江田さんの携帯に電話して「全力で支える」と続投を支持しました。その後、岡田さんは落選した人に就職のあっせんも、資金提供もせず、国民民主党県連の顧問になっています。この選挙では、私は「維新の男性の新人とみつどもえで、石原慎太郎共同代表の印象でネット右翼を与党・安倍自民党から削りそうな印象があるけれでもそれは違って、改革者の党として民主党の票を維新が削るはずだ」と語っていました。岡田事務所は「維新は泡沫で、民主と自民の一騎打ち」の「小選挙区二大政党思考」でとらえていました。結果として、この選挙から「改革者の党」の印象が維新にいったと思います。公務員中心の立憲が毛嫌いしても、身を切る改革が「改革者の党」になったわけです。また「税金で食うとるやつは極楽」「まず減税をして思考を変える」としていた河村たかし名古屋市長はいまでも連続してその地位にあります。改革は政策ではなく姿勢であり、改革しすぎて市井の飲み屋が廃るのは改革ではないと、私は考えます。4か月間夏休みで、4回とも現金がもらえる与野党国会議員がいう「物価高で首相賃上げは納得できない」「現金が必要な世帯に届くのは消費減税」という経済理論は支離滅裂ですから、少しは謙虚に世間の風に吹かれてください。もういいかげんにしてちょうだい。

 あすも基本的質疑2日目がテレビ中継されます。

 以上です。

トリガー条項凍結解除の自公国3党協議1年8カ月ぶり再開へ、浜口誠役員室長「覚悟を持って」NHK日曜討論

2023年11月26日 17時22分23秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]国民民主党の浜口誠役員室長、5年前の2018年8月、東京・永田町で、宮崎信行撮影。

 自公国3党の「トリガー条項凍結解除」の実務者協議が再開することが決まりました。先週金曜日(2023年11月24日)の岸田首相の補正予算案衆議院通過のあいさつ回りで、玉木雄一郎代表と合意しました。

 国民民主党の浜口誠役員室長はきょう26日放送のNHK日曜討論で次のように語りました。

 「今回、我が党はトリガー条項凍結解除を玉木代表が岸田総理と意見交換をして3党での協議を始めることになりました。補助金よりも安くつくし、税金の無駄遣いもない。出口戦略としてトリガーであれば明確に法的に定められているというメリットもありますので、我々としては覚悟を持って取り組んでおりますので、岸田総理にも、覚悟を持ってトリガー条項の凍結解除実現に向けて取り組んでもらいたいと、強く求めていきたいとそのように思います」と語りました。

 とはいえ、1年8カ月前にも次のような記事を当ニュースサイトは出していましたから、首相の「覚悟」は未知数だといえます。
 反故にされた後の昨夏の第26回参院選では、参政党、ファーストの会など11党派が乱立しながら、国民民主党は全国比例や愛知県などで手堅く2議席減少に踏みとどまりました。今春の第20回統一地方選では、東京都の半数ほどの市区で非労組系の公募新人が1人当選するなど独自色を取り戻しました。

 この間、玉木代表の「陣構え」を担当していた同期当選で大蔵省先輩の岸本周平さんが和歌山県知事に転出。後任の役員室長に、自動車総連・トヨタ自動車労働組合の浜口誠参議院議員(2期)が就任しました。浜口さんは三重県(松阪市)出身で、筑波大学卒業時に「就職は地元に帰りたい」としてトヨタ自動車に就職した、と公式プロフィールで明かしています。

 以上です。

池田大作さん葬儀翌日に、野党は広げる気がないのに旧統一教会の法案で与野党紛糾、補正予算衆議院通過

2023年11月24日 16時13分15秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]旧統一教会財産保全法案を提出した西村ちなみ・立憲民主党代表代行ら、先月20日、宮崎信行撮影。

 補正予算が衆議院を通過。上程から衆・本開議前に予算関連でない法案が審議入りしたのは初めてか。旧統一教会財産保全法案は、今週月曜日に突如「自公国衆参」のスキームが動いて、立維が1年ぶりに共闘しました。修正協議もなくいきなり法務委員会で審議入りし、エキサイトしました。そもそも野党には旧統一教会以外に広げる気はさらさらない。深層心理には、池田大作さんの葬儀が前日にあったことで、自民党・公明党議員の焦りがあったのかもしれません。

【衆議院本会議 きょう令和5年2023年11月24日(金)】
 「4人目の辞任」はなく、第1次補正予算案が上程されました。
 それに先立ち、「北朝鮮抗議決議」を全会一致で採択しました。
 この後、「第1次補正予算案」は立共有令反対、自公維国賛成多数で採決。可決し、参議院に送るはこび。
 「地方交付税法及び特別会計法改正案」(212閣法11号)は、共令が反対し、自公立維国有賛成多数で可決するはこび。
 「JAXA法改正案」(212閣法12号)は立共有令反対、自公維国賛成多数で可決するはこび。
 「令和5年度物価高騰対策給付金差し押さえ禁止法案」(212衆法12号)が地域・こども・デジタル特別委員長から提出され全会一致で可決のはこび。

【衆議院予算委員会】
 「令和5年度第1次補正予算案」の採決では、組み替え動議を国民民主党や立憲が提出しました。政府原案は自公維国が賛成しました。

 締めくくり質疑では維新の足立康史さんと、前夜公邸の不具合で急遽ザ・キャピトルホテル東急にとまった首相が次のようなやりとりをしました。

 「立憲、共産は反対だと報道で聞いています。私は、様々な政党が参加をしているわけですけれども、デフレからの脱却、マクロ経済に深い理解がある政党との賛否だと思うんですね。やはり30年ぶりのデフレからの脱却をなしとげることがいかに重要か今その正念場にあるんだということですね。もし岸田内閣においてデフレからの完全脱却を成し遂げることができればまさに岸田総理は30年、50年に一度の名宰相として歴史に名を残す」と足立さんは問いました。首相は「30年近くにわたって賃金が上がらない、物価が上がらない、投資も進まないデフレの悪循環と言われる状況が続いてきました。今、明るい兆しが出てきて、来年、再来年にしっかり続けていくことが、日本の経済を新しいこのステージに押し上げることになります」と答弁しました。

 地元・大阪16区では公明、維新が激動にもまれているのを横目にしつつ、国会ではひょうひょうとした風情で、立憲の森山浩行予算委員も全閣僚に向かって質疑しました。

 税収と歳出(公債費を除く)の差は、おととしが35兆円(政府から見て)赤字、きょねんが29兆円赤字、ことしが補正後で15兆円赤字にとどまります。公債の発行額は補正後44兆円となりますが、逆に利払い費は1兆円減ります。日銀が10年物公債を年利1%超えたら無制限に買い込むと宣言しています。ことしの公債発行額は0・3億ドルでフェド(米連邦準備制度理事会)の総資産7兆ドルの23分の1にすぎません。これを考えると、コロナ明けで設備投資をしたい企業には銀行から融資がつくとしても、政府側には十分余裕のある財政だと考えます。泉健太立憲民主党代表が「税収の還元ではなく公債7兆円は出血だ」「政府支出を増やし過ぎると物価が高くなりすぎる」という理屈は正直、私にはまったくわからない理論です。立憲の経済政策は以前に比べるとマシにはなっていると率直に考えます。

【衆・法務委員会】
 旧統一教会の財産保全や法テラスに関して、「自公国の法案」(212衆法10号)と「立維の法案」(212衆法11号)が同時に趣旨説明されました。ここ数日に両者は修正協議はせず、いきなり委員会で激突したと思われます。柴山昌彦さん、山下貴司さん、小倉将信さん、長妻昭さん、山井和則さんら差し替え委員・法案提出者らによる異様な雰囲気となりました。
 答弁席の西村ちなみさんは、山下さんが答弁で「権利」という言葉を被害者ではなく宗教法人側にたって答弁していたと批判。山井さんらの怒号が飛び交いました。
 維新の堀場幸子議員は「私はきょう初めて法務委で質問するがこの雰囲気に驚いている。(自公国も立維も)全員救おうと考えていると信じたい。なら、もう少し冷静な態度でのぞんでほしい」と語りました。
 来週金曜日(12/1)の午前9時に消費者特別委と連合審査会を開くことが議決されました。次回のこの委員会の開催は「公報でお知らせします」となりました。予算成立後の、12月4日から13日の会期末にかけて、最大の争点となります。

【衆・文部科学委員会】
 「JAXA法改正案」(212閣法12号)を可決すべきだと決めました。質疑では、立憲の柚木道義筆頭理事が、清和会・石川知事の馳浩元文部科学省が、オリンピック誘致で官房報償費(機密費)からIOC理事に規則違反のアルバム20万円相当を贈ったと発言したことを質問。政府は当時の記録が残っていないと答弁しました。

【衆・総務委員会】
 「地方交付税法及び特別会計法改正案」(212閣法11号)を質疑し、採決。

【衆・地域・こども・デジタル特別委員会】
 「令和5年物価高騰対策給付金差し押さえ禁止法案」(212衆法12号)が全会一致で起草されました。この新法の法文を読むと、時限で効力を失う「サンセット条項」はありません。ですから、法律として自動的に廃止されるわけではなさそう。今国会が終わると新法は認知症基本法と官報発行法、そして差し押さえ禁止法が3本となりますが、政権交代したら、スリム化のために一つ一つの廃止の一括法案を出せるよう内閣法制局が準備していほしいと、軽く望みます。

【衆議院消費者問題特別委員会】
 連合審査会のてはず。

【衆議院議院運営委員会】
 開催。

【参議院】
 なし。

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Ⓒ2023年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。


 以上です。
 

首相「派閥のパー券記載漏れ」茂木敏充幹事長に調査指示、緒方林太郎「政治活動費は所得税の雑所得になる、二階俊博10億円超」

2023年11月22日 18時33分59秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]歌舞伎町のホストと客、きょねん夏、宮崎信行撮影。

 第1次補正予算案の基本的質疑が終わりました。首相と要求大臣の集中審議が年内にもう1回開かれると思われます。

 立憲民主党はNCで、塩村あやか議員のホスト売掛金で、議員立法「遊興飲食高額債務関連問題対策の推進に関する法律案」を登録しました。が、売春防止法と職業安定法である程度対応できているとの趣旨も示し、国・自治体の責務を盛り込んだ「理念法」にとどまる見通しとなりました。

【衆議院予算委員会 きょう令和5年2023年11月22日(水)】
 第1次補正予算案の基本的質疑2日目です。
 岡田克也さんは前夕の記者会見で、2日目の1番手はあまり記憶にないと言っていましたが、4年前の2019年2月12日以来となります(記事)。この時は前日日曜日の自民党大会の安倍晋三総裁の「あの悪夢のような民主党政権」の発言への抗議から始まりました。当時のSNSでは「岡田さんがいうか」「飛んで火にいる夏の虫だ」という反応の方が多かったです。なお、私は2019年以降自民党大会を出入り禁止になっており、次あたり商業登記簿から住所を調べて元宿仁ら複数名を相手どって面玉飛び出そうなほどの高額訴訟を起こしたいところです。

 きょうの委員会は50分前後遅れて始まり、昼休みが30分以上おし、最終質疑者のところで午後5時を過ぎて終わりました。あすは祝日のため、金曜に採決されます。

 首相は5派閥パーティー券記載漏れで次のように発言しました。「自由民主党の各派閥の関係政治団体において、政治資金パーティーに関し、政治資金収支報告書の訂正があったなどの報道があったと承知をしております。今回のご指摘の件については、各政治団体において政治資金収支報告書について所要の訂正を行っているものと聞いております。各政治団体がそれぞれの今後このようなことがないよう、必要な対応を行うべきと認識をしております。私からは、具体的な訂正内容等について各政治団体において適切に説明をできるだけ速やかに行ってもらうよう幹事長に指示をいたしました」

 きょねん夏の旧統一教会では茂木幹事長が「点検」としていましたが、茂木幹事長の調査が年内にでるかどうかが注目されます。

 岡田さんはこども・子育て拠出金が社会保険料なのか税なのかと問いました。ちなみに、芦部信喜ら著「憲法」で第8版なら386ページ、第7版なら371ページになります。私もこのお金は毎月払っていますが、やくざのみかじめ料を内閣府に払っている気分です。

 岡田さんは「支援金制度、私はこれは本当に悪手だなというふうに思うんですね。社会保険料なんですか支援金は、それいかがですか」としました。首相は「要は社会保険なのか税なのか。性格を明らかにしろというご質問かと思いますが、社会保障制度運営にあたってどのような制度を作っていくのか、これは個別の法律において税や社会保険料、様々な形式があると承知していますから、制度設計をこども家庭庁で行っているわけですが、個別法律に基づき、税や保険など様々な形式があるわけですし、また給付と負担の対応関係にも強弱があります。これどういった制度を作るお作っていくかということによって、この性格が決まってくる」としました。

 岡田さんは欧州から始まった議会政治の基本「代表なくして課税なし」による租税法律主義が定められているから、税か保険料かを明示しなければ議論できないとしました。

 有志の会の緒方林太郎さんは、自民党本部から二階俊博さんに年10億円以上支出された「政治活動費」「政策推進費」は所得税の課税対象だと国税庁次長から引き出しました。

 国税庁次長は「お答え申し上げます。一般論として申し上げますと、政治家個人が政党から政治資金の提供を受けた場合には、所得税の課税上雑所得の収入金額となるということでございます。政治資金に係る雑所得の金額は、1年間の総収入金額から必要経費の総額を差し引いて計算することとされておりますことから、総収入金額から必要経費といたしまして、政治活動のために支出した費用の総額を差し引いた残額が、課税の対象となるということでございます。したがいまして残額がない場合には課税関係は生じないこととなるということでございます。いずれにいたしましても国税当局といたしましては、個々の事実関係に基づき、法令等に照らし適正に取り扱うこととしております」と述べました。

 政治活動のための支出が同居扶養親族に対する人件費だったとしたら、その人の申告が必要になります。

 調子に乗っていた自民党幹部が、払いきれないほど追徴課税されて、家族が偽装離婚に追い込まれるくらいにぼこぼこにしてほしいですね。

 ●参議院憲法審査会は開かれませんでした。

【会話をお控えください】ゆうべも話しかけられかけて回避する行動をとりました。異次元の量的金融緩和がたどりついた現在、常識の土壌の崩壊で日本語での会話が通じなくてストレスを感じています。私・宮崎信行は、高卒の両親が実業で成功をおさめ、山手線沿線地主になった後から生まれており、人間の立場で相対評価されたり、疑問形で話しかけられたりした経験に乏しいです。表向きの言葉遣いは丁寧ですが、裏では、言葉の暴力で財産虞犯者を威嚇するようしつけられたので粗暴な面もあります。日本雑誌協会の役員を出している社の媒体のインタビューは受けていますが、講演、勉強会講師などの依頼はお断りします。記者会見場、議員会館パブリックスペース、街頭演説会場でのお声掛けやファンレターの送付もとっさに反応できませんからお控えください。歳費ゼロの宮崎信行に国民と分かりやすく会話する責務はありません。
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陰湿な日本人叩きやすいとみて岸田総理を叩くも「賃上げ」で正面突破へ 予算国会中継

2023年11月21日 23時41分25秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
 37万平米に1・2億人いますから、日本人は畢竟陰湿です。インチキな神様がはびこる日本。現代の福田村事件・朝鮮人虐殺のように、岸田文雄首相も叩きやすいと見た日本人が一斉に叩いています。

 生まれ変わったら、白人になりたい。

【衆議院予算委員会 きょう令和5年2023年11月21日(火)】
 補正予算案の基本的質疑1日目です。

 若宮元消費者相は自見万博相の対して「現在の取り組みについてお伺いさせていただければと思います」と質問。万博相は「若宮大臣時代に道筋をつけていただきまして、大阪・関西万博の開催まで1年半を切り、11月30日にはチケット販売も開始される予定でございまして全国にその万博の関心を持っていただけるよう基本調整を図るということは非常に重要でございます。これまでも万博がもたらすメリットを全国が享受できるよう、全国の交流人口の拡大を目指す万博交流イニシアチブを打ち出し、合計約30億円を計上している」と語りました。経済産業省は令和6年当初予算案一般会計の上振れ分を概算要求していますが、見積もられない「事項要求」としています。
 泉健太代表に対して首相は賃上げを強調。
 5派閥の事務総長経験者である、首相、松野、西村、新藤各大臣は明確な答弁をしませんでした。

●議案
 自公国と、立維は各々旧統一教会財産保全法案を衆議院に提出しました。きょねんとは逆に、自公国が国会の結論になる可能性が高いと考えられます。

 以上です。

【岡田克也】創価学会の池田大作さん逝去で「竹入義勝・公明党委員長の日中国交正常化の功績は大だ」

2023年11月21日 20時53分48秒 | 岡田克也、旅の途中
 立憲民主党の岡田克也幹事長=イラスト=はきょう(2023年11月21日)の定例記者会見で、池田大作・公明党立党者(創価学会第3代会長)が亡くなったことについて、「基本的には政教分離ということでありますので、池田大作さんがお亡くなりになったことをもって、それが政局にどう反映するかコメントすることは適切でないと思います」との解釈を示しました。

 記者(宮崎信行)の更問いで、くしくもあすから山口那津男代表が、原発処理水を口実にしたとみられる理由で延期された中国訪問に再度出発することについて、「池田大作氏というよりは、公明党の竹入元委員長が日中国交正常化の中で重要な役割を果たしました。党として中国に重要な人脈をつくっていて、今回、山口さんが率先していくわけですけど、それが日中関係に貢献しているということは言えます」と語りました。

 田中角栄元首相(自民党総裁)の依頼で、日本と台湾が国交があった時代に、野党・公明党の竹入委員長が訪中して周恩来指導者らと交流したことが、現在の日中関係の礎につながっているとの考えを示しました。

 竹入義勝さんはその後、創価学会を破門され、聖教新聞が座談会として構成した囲み記事で秋谷栄之助第4代会長ら幹部が「竹入のやつ」「なになに、竹入のやつはそんな悪いことをしたのか」「竹入のやつはとんでもないやつだ」と罵倒する記事を、「無冠の友」(配達員)に宅配された読者の一部をそれを読んでいたとされます。竹入委員長とコンビを組んだ書記長も創価学会を離れるなど、池田さんをめぐっては毀誉褒貶があります。

 田中さんは、創価学会第1代会長の牧口常三郎さんとほぼ同郷ですが、立正佼成会第1代会長の庭野日敬さんともほぼ同郷です。

 まあ何を言っているかわからない、脱会しようか悩んでいる若い創価学会信者はインターネットで調べてください。


[写真]岡田克也さん、きょう、宮崎信行撮影。

 以上です。

明日の参議院憲法審査会は開催されず、来年9月までの改憲発議にさざなみ

2023年11月21日 17時32分00秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
 明日の参議院憲法審査会が開かれないことがわかりました。水曜日が定例日だとされています。
 先週は、参議院法制局長が、合区・特定枠の合憲判決などを説明して、質疑や自由討議がありました。

 あすは同じ時間帯に衆議院予算委員会の全閣僚出席の質疑がありますが、参議院議員である松村、自見大臣らは憲法審に属していないと考えられ、全会員のカラダはあいているはずです。しかし、辻元清美会長代理らの交渉で開催されず、幹事懇談会のみになったようです。

 改憲発議案は衆議院先議となりますから、参議院で改憲発議案を審議するのはかなり先ですが、来年9月の自民党総裁選前の改憲発議にさざ波がたちました。
 以上です。

3月提出の改正金商法が成立・4月1日施行へ、第1次補正予算案の審議が始まる

2023年11月20日 18時56分24秒 | 第212回秋の臨時国会 2023年秋
[写真]東京オリンピック後の低迷はここから始まったか。大石吉彦警視総監就任のわずか10日後、岸田文雄第100代選出の自民党総裁選で、時事通信の番記者から教えてもらった宏池会主催の報告会場まで私を尾行した警護官。第1次岸田内閣での萩生田文科大臣の警護官ではないか。大石総監率いた警護課は安倍晋三元首相暗殺の最悪の結末を迎えた、西暦3000年まで残したい記録おととし2021年9月、宮崎信行撮影。

 旧統一教会の財産保全法案は、自公の「宗教法人法改正案」(未提出)「法テラス法改正案」(未提出)と立憲、社民の「財産保全法案」(212衆法4号=筆頭提出者・西村ちなみ)、維新の「宗教法人法改正案」(212衆法1号)の修正協議が始まることになりました。きょねんは「自公立維」と「自公国」という例のないスキームでしたが、今回は不詳。

 第1次補正予算案が国会に提出されました。予算案の趣旨説明に限り、衆本→参本→衆委→参委の順となります。あすから基本的質疑の段取り。

【衆議院本会議 きょう令和5年2023年11月20日(月)】
 笠井亮さんの請暇が認められました。
 「国立大学法人法改正案」(212閣法10号)は反対討論を立憲の牧義夫元副大臣と、共産の宮本岳志さんが「当事者も法案を知ったのは最近だ」と批判。採決では立共令有が反対し、自公維国賛成で可決し、参議院に送られました。ノーベル賞受賞者の梶田隆章・元日本学術会議会長が名を連ねた団体は参議院での審議未了廃案を促しています。

 「官報発行法案」(212閣法8号)と「国立印刷局法などの改正案」(212閣法9号)は共令が反対し、賛成多数で可決し参議院に送られました。

 「CPTPPに英国が加盟する議定書」(212条約1号)が共令の反対のみで、承認すべしと決まりました。参議院でも審議されます。

 「改正金融商品取引法」(211閣法56号今国会は参先議)は立維共令反対、「改正社債株式振替法」(211閣法今国会は参先議)は令のみ反対の賛成多数で可決し、成立しました。

 そして、鈴木俊一財務大臣が物価上昇と賃金上昇の好循環を続けたいとして、第1次補正予算案の財政演説をしました。立憲の鎌田さゆりさんは「財産保全法案を成立させたい」「ホストクラブの売掛金対策が必要だ」「私は16年間の浪人を経て国会に戻していただいた人間だが、この間介護などを経験した」と述べて質問。

【参・本会議】

 参議院が招待したシンガポールの国会の議長が傍聴していると尾辻秀久議長からアナウンスがありました。

 補正予算案について、立憲民主党の熊谷裕人さんの問いに対して首相は「私には国民の窯元の煙が見えているのかというご質問がありました。総理に就任してから2年間私は全国津々浦々を訪ね、約60回の車座対話を含め、国民の皆様との直接意見交換を行って参りました。コロナ禍を乗り越えた国民の皆様には、今、物価高に苦しんでいます。そのため燃料油電気ガス料金の激変緩和措置を延長するとともに、最も切実に苦しんでおられる低所得者の方々に寄り添った対応を図るために、住民税非課税世帯に対し、できる限り早く既に措置した3万円に加えて7万円を追加し、1世帯当たり10万円を目安に支援を行ってまいります」などと答えました。

 自民党の片山さつきさんは「参議院自民党の不安に寄り添う研究会は、あたたかみを実感できる額の給付が必要だと訴えている」とし清風会(参議院清和会)としての忠誠心をかもしだしました。

 岩渕友さんの問いに、首相は「政治資金収支報告書の訂正があったとの報道を聞いている」「それぞれの責任において原因をつきとめる」

【衆・予算委員会】
 趣旨説明がなされました。
【参・予算委員会】
 趣旨説明。
 
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自民党5大派閥の政治資金パーティーで虚偽記載のうたがい、上脇教授ら直告、東京地検特捜部が全員に事情聴取、複雑な税制「増税メガネ」世論も観測か

2023年11月20日 09時54分50秒 | 自民党
[写真]東京地検(左)前の白線がゆがんでみえるのは、きっと夏の陽炎のせい、3年前の8月6日。

 国会は第1次補正予算案の提出を受けて、衆参本会議で財務大臣の財政演説と、首相らへの代表質問が開かれます。あすから予算委で、木曜日祝日をはさんで、金曜日に衆議院を通過する公算。

 上脇教授らが提出した直告状を受けて、東京地検特捜部が、自民党の5大派閥すべての会計責任者・事務担当者から、政治資金収支報告書(総務省自治行政局選挙部所管)に政治資金パーティー券の売上(記載の義務は20万円以上)の記載漏れを捜査し、事情聴取したことが先週から報じられています。

 4年間で、清和政策研究会が1900万円で、宏池会は200万円だとして直告したようで、さきほど首相(自民党総裁、宏池会会長)は「それぞれの政治団体において対応しているものであると考える」と官邸のぶら下がりで語りました。

 社会的に「虚偽記載」と呼ばれますが、特捜部は「虚偽記入」と呼んでいます。

 派閥パーティーは、企業は経費で落とせますが、見返りとして、「トヨタ自動車に輸出戻し税年6000億円」をはじめとした複雑な税制となっています。本来容姿いじりはいけないと分かっている人たちが「増税メガネ」と自信をもって揶揄するのは自民党一党のみならず日本の危機です。

 派閥政治資金パーティは百害あって一利なし。仕事とはいえ、派閥事務局職員などという子に明かせない職業をしている総計二十数名や、一流企業でたまたま企画部に異動したばかりのどの社も同じ元テニス部副キャプテン風情の清潔感のある中間管理職は、国家や未来に負担をかけていることを改めて自覚を強くしてほしいところです。

 がんばれ特捜。

 以上です。

岸田文雄首相は20日、自民党の5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に過少記載したとする告発状を受け、東京地検特捜部が派閥の担当者に任意の事情聴取をしていることについて「捜査機関の個別の活動についてコメントは控える」としたうえで「政治資金収支報告等において指摘があるならば、それぞれの政治団体が責任をもって点検し適切に対応すべきだ」と述べた。首相官邸で記者団からの質問に答えた。
 告発状は、神戸学院大の上脇博之教授が東京地検に提出した。各団体の当時の会計責任者らは、政治団体などに販売したパーティー券の収入を記載しないなどした疑いがあるとしている。
 過少記載額は清和政策研究会(安倍派)が約1900万円、志帥会(二階派)が約950万円、平成研究会(茂木派)が約600万円、志公会(麻生派)が約400万円、宏池会(岸田派)が約200万円としている。【森口沙織】