日本舞踊 西川鯉男 お稽古場

伝統芸能の日舞を楽しく学ぶお稽古場の雰囲気をお伝えしたいと思います。鯉絵の「独り言」も織り交ぜて、、、

長唄 君が代松竹梅

2021-03-31 21:09:20 | 日本舞踊

「松竹梅」とは、本来人のあるべき姿の例えとか。

「松」では美保の松原での天女の気高さを、「竹」では謡曲井筒から情の深さを、「梅」は娘の純粋さを、それぞれ踊り分けるところが見所です。

あくまで品良くご祝儀としての格が必要です。

舞台を見たご家族から「一人立ちと聞いていたのに笠を被って登場した「梅」ではあまりに若々しくて別の人が踊っているのかと思った」と感想を言われたそうです、つまりしっかり踊り分けできたって事ですね。

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長唄 藤娘(潮来出島)

2021-03-31 20:40:06 | 日本舞踊

江戸時代、東海道中、大津のお土産として大人気だった大津絵。藤の枝をかたげ「藤娘」は、その代表的な絵柄でした。

この大津絵からこの世へと抜け顕れた藤の精。

舞台一杯に咲き誇った藤の中で恋への憧れに胸躍らせますが、そこは人ならぬ身の因果、夕暮れと共にまた藤の中へと消えていくのです。

 

荒巻さんは入門して日は浅かったけど、鯉男会への出演を迷わず決めて、以後、一所懸命お稽古に励みました。

結果、見事に可愛らしい藤娘を踊りきりました!

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