秋といえば紅葉。秋の日本舞踊は題名から「紅葉狩り」残る暑さの「雁がね」それから晩秋の「お夏」それに「将門」「秋の色種」まだまだ沢山在るけれど、今ふっと思い出すのはそんなところです。それぞれに思い出があります。まず、「紅葉狩り」これは歌舞伎でもしばしば上演されます。鬼女がお姫様に身を替えて武将を篭絡しようとするも失敗する物語。かなり前ですが鯉男会でも上演されました。鬼女が母、鯉好で惟茂が追善の鯉男会で久しぶりの日本舞踊出演をした筝曲の家元でもある正一郎さん、それにまだ跡継ぎと目されていた弟が従者をしていました。父母は弟が当然踊りの跡を継ぐものと決めて日本舞踊を仕込み、長唄、お囃子を習わせる為、受験はしていられないからと大学までの一貫校に入れたものの、高校でカミングアウト。父のショックは大きく家族としてはスッタモンダ大変でした。以後彼は会社員になったのでした。今思えばやりたくないものを無理にさせないで良かった!と母。あら?話が大分脱線しました。
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