日本舞踊 西川鯉男 お稽古場

伝統芸能の日舞を楽しく学ぶお稽古場の雰囲気をお伝えしたいと思います。鯉絵の「独り言」も織り交ぜて、、、

学習院国劇部60周年記念公演

2007-03-25 23:22:23 | 日本舞踊
今年9月15日(土)浅草公会堂にて、現役の学生による「賀の祝い」OB,OGによる「曽我の対面」、「忠臣蔵七段目」に決定しました。私は「七段目」の力弥です。この演目は私が現役時代の演目で思い出いっぱいです。公演前日に主役のお軽をやるはずだった今の西川はつ乃さんが疲労の為階段からまっさかさまに落ちたのです。幸い骨折もなく元気だったのですが、落ちる体を顔で受け止めてしまい、顔が紫色にはれ上がってしまいました。出られるか明日になってみなければ判らないから、代役が出来るように浚っておけと先輩に言われた私。ずっと稽古を見てきましたので覚えていたけれど、私の本役は「六段目のお才」だったし、で徹夜して浚っておきました。あくる日白塗りでカバーして出ることにしたはつ乃さん。ほっ
でもかつらの横井さんが(この方は鯉男会でも頼んでいる方です)「今日の出し物は七段目から四谷怪談に変わったの?」ですって。そのジョーク学生にはきつ過ぎましたよ。以後「階段落ちのお軽」として語り継がれる羽目になったのでした。
コメント
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