今夏の暑さにも負けないほどの熱いお稽古をしたからか、出演者全員、満足のいく舞台だったようです。
勿論、上手くいかなかったところは其々ありましたが、次回はできるようになりたいと、前向きな皆様です。
今までにないくらい沢山のお客様に来ていただけたのも踊り手の気持ちを盛り上げますね。
若い頃の父をご存知で鯉風会をずっと見ていらした方、清元梅丸先生等、見巧者の方々から新名取さん始めお弟子さんの踊りを褒めて頂けたことは特に嬉しく思いました。
私は膝のPRP療法の完治が間に合わず、出演できなかったのは残念でしたが、85歳の鯉好先生は元気です。
出演者の皆様、楽屋で手伝ってくださった方々、暑い中、見に来てくださったお客様、ありがとうございました。
お子様を対象とした、文化庁の伝統文化親子教室が今年も開催が決定しました!
短期の口座で、無料で、気軽に日本の伝統文化である日本舞踊を習えます。
和室での立ち居振る舞い、ご挨拶、もちろん日本舞踊を、ベテランの西川流師範が丁寧に指導します。
大変ご好評いただいていて、毎年楽しみに通ってくだる子供さんや、お姉さまの受講に付いて来て翌年には踊りたくなった弟君、もちろん新規のお子様も大歓迎です。
ただ、人数に限りがあるのでお早めにお申し込みください。
これは花菖蒲だそうです。
花壇で見つけてあまりの綺麗さに写メしたものの、あやめ、かきつばた、しょうぶ、区別が難しく、お弟子さんの植物学のせんせ、Sさんに軽ーい気持ちでラインして聞いてみたのです。すると、専門的なことを私にも解るように丁寧に詳しく返信してくださいました。お忙しいのに申し訳なかった!と反省。
表題の「いずれがあやめ、かきつばた」というのは小唄「五月雨や」に出てくるフレーズで、二人の美人の例えです。思わず口ずさんでしまったのは、Kさんが小唄振り「五月雨や」と「六段くずし」を母からお稽古してもらっていたからでしょう。日本舞踊の伴奏曲は季節を感じるものが多くあります。
もうすぐ梅雨入りと聞くと、ちょっと憂鬱だけど、日本舞踊をしていると、日本の四季をいろんな角度から楽しめてて豊かな心持ちで過ごせますね。
新派の湯島の白梅を舞踊化した新作、村尚也 構成 振付「夢の白梅」が日本橋劇場で上演されました。
小蔦 山本眞由美
主税 瀬川菊之丞
そして私は 清元梅紫寿としてたて唄を勤めさせていただきました。
踊りの師匠をしているのですから、踊り手の要望は心得てます。
少しでも踊りやすいように、唄ったつもりですが、気持ちよく踊っていただけたでしょうか?
劇場を後にした帰り道で、女性の二人連れの方たちに
「清元さんですか?」と呼び止められました。
「はい」と振り返ると、
「すばらしかったですぅ」ですって。
「ありがとうございます。そう言っていたでけると、励みになります」
「早速、ググってみました。四人会というのもやってらっしゃるのですね。今度はいつなさるのですか?」
(いやあ、参った。四人会は飲み会の延長のようなものというか、勉強会の延長に飲むというか、、、
そういえば仲間の紫蝶さんがFBに宴会の酔っ払い顔を載せてたの思い出した)
返答がしどろもどろになっちゃいました。
気軽にアップしてちゃ、まずいですねぇ。
「江戸揮毫處 柳沢秀亭」氏に依頼した、西川はつ寧、西川はつ文の名札が日本舞踊西川鯉男稽古場、鯉絵門弟の名取札の列に加わりました。
秀亭氏は木場在住で歌舞伎からも依頼のある勘亭流を書く方で、他にも江戸文字、相撲文字、なども嗜まれます。
で、木場のお店を存じ上げていてこの度お願いしたのですが、つい最近20年来の知人のお父上と判りました。
そしてさらに秀亭氏は鯉男門弟の故西川正之輔さんと勘亭流でご一緒していて、我が稽古場の看板を書いたのがお二人のお師匠さんでしたので、看板を見るため、お稽古場の前に来たことがあるそうです。
世の中は狭い!