「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

小田 実

2008-03-10 19:41:37 | Weblog
昨夜は久しぶりに夜ふかしをしてしまった、テレビを夜の11時半まで見てしまった、おかげで今日はちょっぴり辛かった。
夜ふかしの理由はNHK教育10時から一時間半にわたって放映した「小田実 遺(のこ)す言葉」でした。
私は小田実の存在は知っていましたが、彼の本も読んだことはなく、彼の話をじかに聞いたこともありませんでした。

昨夜の放映は私にとって衝撃的でした、彼の原点は大阪大空襲であった、戦争の悲惨さの実体験があった。
1950年代に「なんでも見てやろう」で大ベストセラーを出し、60年代にベトナムに平和をの願いに「べ平連」を結成。
その後西宮で阪神淡路大震災に遭遇、市民運動で「被災者自立支援法」を成立させた、晩年は「9条の会」の呼ぶかけ人になり、現憲法の平和主義の象徴的存在の9条を守るだけでなく、活用することを説いて全国を回った。
昨年「癌」の宣告を受け、残りの短い命の中、病床で更なる創作活動に励む、カメラは一部始終をとらえていた。
2007年7月、75歳小田実、息をひきとるまで「世界は世直しを必要としている」と訴え続けた。

私とたった14歳しか違わない偉大な人間だと感じた、彼のようには生きることが出来ないが少しでも彼を真似たいと思った。