「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

法政大学経営革新フォーラム

2006-09-30 15:27:00 | Weblog
法政大学大学院中小企業経営革新研究所という長い名前の研究所が法政大学の中にある。そこが中心となり「法政大学経営革新フォーラム」という会を立ち上げようとしている。
フロ―レの新規開発室長の長田が大学の主催する「イノベーションマーネジメント研究科」に1年在籍し、お世話になったいきさつで、フロ―レに協力要請があった。

私自身も意味もよくわからないまま承諾してみたが、発起人会に参加してびっくり、私以外はそうそうとしたメンバーばかり。
有数の中小企業経営者と大学教授、目指す会の目標は第一線で活躍する教授陣と経営革新に積極果敢に取り組む中小企業経営者とが強力なタッグを組んで「景気は与えられるものではなく自らが創るもの」を合言葉に、景気、政策、取引先などに左右されない、「顧客にとってなくてはならない」企業をめざすのだと説明を受けた。
フローレも私自身もその器でないので、大変なところにきたというのが実感でした、とりあえず、発起人お話しを聞くことに徹した。

代表幹事はあの有名な文化シャッターの岩部会長、顧問は前法政大学総長清成忠男、会の役員の中に現役の教授が5人も名を連ねていた。
そしてパンフレットを開いてみると、発起人に私の名前が・・更に5人の副代表候補にも名前が、知らない間に大変な事になっていた。

会が進んでいくうち、この会の重要性がだんだんわかってきた、中小企業の担っている役割や果たしている役割、現在置かれている状況を考えると、もっと研究、調査されてきた先生方の労苦が現場で活用されなければいけないのではないか?
この会が輪を広げ、多くの会員を結集できれば、最新情報や成功事例、経営者の交流、現場に足を運んでの見学会など多彩な催しができる可能性があるように思えた。

私達はこの会の力になることが出来なくても、最後についていくことぐらいは出来るかもしれないと思った。

設立総会は11月27日{月}16・00-18・40のちに懇親会17・00-18・20
記念講演は未来工業創業者 山田昭男氏 創業以来新製品づくりに力を注ぎ、近年の年間新商品開発数は1、000点という。過去20年以上、売上高経常利益率は7%以上、年間休日数は140日という驚異的企業である。この辺の秘密を当日はタップリ聞くことが出来ると思う。
その他、最新研究レポート「過去5年間、わが国のものづくり産業はどう変ったか?」などみのがせない、当日話しだけでも聞いてみたいと思われた方がいたら私のほうまでお申し付け下さい。
発起人会の最後に、会の幹事でもある阪本光司教授から「47都道府県の過去十年の経済成長力」と題して感動的な話しが聞けた。

47都道府県を20項目に及ぶ社会経済統計を使いランクをつけている。
この指標の中でNO1は沖縄、2番が福岡その他九州が長崎を除いて上位にランクされている。反対に大阪は44位、和歌山は47位と思いもよらぬところだった。
東京は19位で新設事業所比率、有効求人倍率ポイント、いずれも2位、人口増加率、サービス業事業所数増加率が3位、卸売業販売増加率4位、悪い数字は、製造品出荷額増加率、年間平均工場立地件数がいずれも47位、預貯金残高増加率が46位などまだまだ果てしなく、菅家さんの福島、鈴木さんの静岡などきになるところですが・・・
私たちは格差は大都市と地方という中に生じている問題だと思い込んでいた、しかしこの調査からみると、従来の図式がおおきくかわっていることがわかる。
卸売業は20%から23%、小売業は5%から7%この十年間で減らしている事がわかった。
私達は正確でホットな情報をもとに明日への戦略を立てることが可能になる。

この会の今後に期待して、多くの仲間や友人が参加されることを願って、自分の成長も兼ね積極的に関わっていこうと思う。