石焼き芋屋さん

最近、めっきり見かけなくなりました。

以前は、お散歩中だろうが、買物帰りだろうが
夕暮れ時になると、ゲリラ的に現れて、私を誘惑しまくっていたあのオジサン達。。。

その代わり、スーパーマーケットの焼き芋コーナーが
ここ数年、とても充実しています。

真ん中で破れるように切り込みの入った、お洒落なサーモンピンクの袋は
完全に女性を意識していますね。
数年前までは、英字新聞柄もあったのよ。

焼き芋とか栗が大好きな私は、毎日のようにスーパーで買って帰るのですが
本当は、石焼き芋屋さんが懐かしいです。

あの「石焼～き芋～♪お芋だよ～ん」の節回しと、煙突から出る音。
家庭では出せない（最近、家庭用が出たけどネ）石焼きならではの甘い味。

でも昨日、帰りに遠回りしてまでスーパーに寄って購入した焼き芋を食べながら
焼き芋屋さんが減った理由が分かる気がしました。

だって、300グラム近くある大きくてホクホクのお芋（焼き加減も申し分なし）が
たった200円だよ～！
この価格を、リヤカーや移動販売車で目指すとなると、ちょっと大変かも。。。って。

美味しいスイーツがいくらコンビニに溢れていても、
やっぱり焼き芋は、私の『冬のおやつの王道』です。
時代が、昭和から平成に変っても、こうしてお芋さんをテイクアウトしています。

ただ、それは新聞紙や茶色い紙袋ではなく、お洒落なピンクの紙に包まれています。
こうやって、昭和の風物詩がだんだん減っていくのですね。