愛情いっぱいのスナップ達

昨夜、引き出しの整理をしていたら
懐かしい写真が沢山出てきました。

10年前、親友と滋賀県の金剛輪寺などに
紅葉を見に行った際のスナップ写真です。

二人の後姿や、
まったく気づかないうちに撮られた油断の表情のモノ(笑）など
女二人の楽しい紅葉狩りの様子が
どの写真からもうかがえました。

これを撮ってくださったのは
昨年暮れに亡くなった彼女のお父様。

　「滋賀には紅葉の名勝がいっぱいあるから
ぜひ遊びにおいで」と、
一人娘の親友である私を誘ってくださいました。

丸一日、マイカーで紅葉が美しい神社仏閣を
ガイド兼運転手に徹して、ひたすら案内してくださいました。

境内に着くと、彼は控えめに後ろから私達二人に付いてきて
カメラを構えて、そっと撮影し続けてくださっていたのです。

どの写真からも、お父様の娘に対する愛情が
溢れていることに気づきました。

友人である私への感謝の気持ちのようなものも
ひしひしと感じられ、本当に心が温かくなる良い写真ばかりです。

最近は、自撮りブームですが
誰かに撮影してもらった写真には
その撮影者の想いが込められている事に気づき
胸が熱くなりました。

今度、久しぶりに実家に帰ったら
両親が撮影してくれた子供時代のアルバムを、
じっくり見ようと思います。