藤田けい☆幸せブログ

読んだ人が、ホッとした気持ち、
明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

藤と熊蜂は、相思相愛なのです♪

2014年04月30日 | 日記
今日はお天気が回復したので、西大寺境内の藤棚を見に行きました。
甘い香りと、優美な姿。
四王金堂前の藤棚は、私のお気に入りです。

藤の花が好きな理由は、花にやってくるクマバチが好きだから。
普段、あまり姿を見ないのに、なぜか藤棚には必ずいる、例の大きな黒い蜂。

正確には、キムネクマバチ。
体が大きく、全身真っ黒(羽まで黒いんだよ)だからド迫力。
でも、胸だけ鮮やかな黄色。
その黄色は、フワフワの柔らかそ~な毛だから、
まるでケープを巻いているみたいで、なんだかお洒落さん♪

スズメバチ顔負けの大きな羽音、3cm近くあるデカさのせいか、
人間はとっても怖がるけど、実は温厚で大人しい性格です。

オスは針がないし、メスもよっぽどの事を人間がしない限り刺しません。
ちなみに、刺しても毒性は低いそうです。

クマバチの写真を撮るのが目的だったのに、
ちっともじっとしてくれません。
しつこく接写しようとすると、うるさがって追いかけてくるし~~(汗)

一人で、クマバチと遊んでいたら(笑)
作務衣を着たお坊さんが、自転車で通りかかりました。

 「この藤棚ね~、2本の藤で出来ているんだけど、
どうやら種類が違うみたい。
2本の花の房、長さが違うでしょ?」と笑顔で話しかけてくれました。

何年も藤棚を見ていたのに、初めてそれに気づきました!
そういわれると、クマバチは全員、藤棚右半分の房が長い方の藤にしかいない!

少し離れて、見比べてみると。。。確かに2本の藤は、花の長さが2~3倍違ってた。
これって、西大寺境内の藤棚ファンにしか、面白くないトリビアですね(笑)

家に帰って、クマバチを調べたら、
藤の仲間は、クマバチにしか花粉を与えない構造になっているんだって。
どうりで。。。そのことを知っているからこそ、自分を待ち続ける藤の花を
クマバチは必死で探して、期待に応えるんですね。
ロマンチック~♪ 相思相愛~♪

私たち人間は、藤の花を観賞する時は、彼らのデートの邪魔をしないように
少しは遠慮して、離れて見ないといけませんネ。