藤田けい☆幸せブログ

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二人の絵

2013年03月16日 | 日記
土曜日は、心に栄養を与える日。
だから、番組後の取材は早々に済ませて
プライベートで、色んな展覧会をのぞいてるの。

まずは、奈良県文化会館で行なわれている『第65回 鹿光会展』へ。
以前、一緒に番組をしていた渋谷葉子さんが出品しています。

『晩夏』と題された大作の前に来たとき
 「ああ、これは。。。」 思わず独り言が出ました。

コンサートや展覧会などに一緒に出かけ、プライベートで仲良くしているうちに
やっと見えてきた彼女の内面が
そこには、惜しげもなく赤裸々に表現されていました。
多分、渋谷さんと親しい人なら、
 「なんて彼女らしい作品だろう!」と思うはず。

まるで、燃え尽きたかのように、枯れてしまった向日葵の絵でした。
ずっと昔、私に、色あせながらゆっくり枯れていく紫陽花の
『滅びの美しさ』を、しみじみ語ってくれた渋谷さんを思い出します。

この作品には、激しい生の『残り火』も感じられ、
それが、彼女の秘めた情熱を表現していると思いました。
作品は、雄弁ですね。。。

そして、その後は木村由美さん(リスナーさん♪)の絵画展へ。
大阪では何度も個展を開催している彼女も
奈良では、今回のアートスペース上三条さんが初めてです。

ギャラリーは、春爛漫でした。
氷室神社のしだれ桜が、宇陀の又兵衛桜が、一足早く満開です。
油絵とは思えない、濁りのないピュアで明るい色に
 「何や知らんけど、見てるだけで癒されるわ~」と、お客様達。

由美さんの作品は、内面からにじんでくる優しさに溢れていて
見る人みんなを、笑顔にするのでした。

お母様がいれてくださった桜湯を頂きながら
彼女と話していると、どうしても初めて会った気がしません。
多分、作品を通して、彼女の心の中が透けて見えるので
気心が知れた友達のように感じたのでしょう。

作品に人柄が表れるというよりも、作品は、その人そのものなんだと
二人の絵を見て、思ったのでした。

どちらも明日(3月17日・日曜)が最終日。
お時間があれば、ぜひ足をお運びください♪

渋谷葉子さん→県庁横の奈良県文化会館1階・A展示室にて
木村由美さん→近鉄奈良駅5分のアートスペース上三条(岡三証券の裏)