さようなら、ルネ先生

昨日、夕刊を開いた瞬間、目に飛び込んできた死亡記事。　
　『ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベさん（占術家）』
22日、ガンのため69歳で死去されたことや、西洋占星術を中心に
雑誌等で活躍されたことが短く紹介されていました。

　「嘘でしょ？」だって、ついさっき喫茶店で、
週刊誌に載っていたルネ先生の占いを、手帳にメモったばかりよ。

これまでだって、体調不良のために連載が休みだったコトなんてなかったし、
最新号にも、これが最後だなんて載ってなかったよ。
それどころか
　『悩みがあったら、ルネ先生に相談しよう！』って。。。

今年の２月。偶然、美容院で手にした週刊誌に、ルネ先生の名前が。
とっても懐かしかった。

私が、一番最初に出会った占いが、彼の『星占い』でした。

小学生にも分かるように書かれた、恋や勉強、友情へのアドバイス。
当時、クラスの女子はみんな、星占いに夢中でした。
私も例にもれず、先生の大ファンで、未来の自分の姿に憧れと夢を持ちながら、
先生が出版した著書を、暗記するほど読み返していました。

久しぶりに読む、ルネ先生の占いは、やっぱり私が好きだった文章でした。
占いというより、人としてどう生きたらいいのかを、具体的に教えてくれるような。
子供の頃、なぜ先生の占いが一番好きだったのかを、思い出しました。

それ以来、週刊誌が発売されると、欠かさず占いだけ読んでいました。
今週の蟹座、つまり先生の最後のアドバイスは・・・
　『ペン字の練習をしてみれば？精神統一に良いよ』
　『なんでも人任せにせず、自力で努力しないと、幸せにはなれない』
　『対人面では、いつも型にハマッタ受け答えばかりじゃ面白みがないよ』

この10ヶ月間、毎週毎週、女性として輝くには、夫婦円満で過ごすには。。。など
先生から、数々のアドバイスを頂きました。
手帳を読み返すと、様々な気づきの『きっかけ』になる文章が多くて、
まるで先生の遺言みたいです。

　『身近にある小さな幸せに気づけば、運気はもっと良くなる』
ルネ先生、沢山のきらめく言葉をありがとうございます。
これからも、先生のアドバイスをずっと忘れません。
どうぞ、やすらかに眠ってください。