藤田けい☆幸せブログ

読んだ人が、ホッとした気持ち、
明るい気分になってもらえたら嬉しいです。

やっと、弟の声を聞けました

2011年03月13日 | 日記
よく晴れた、暖かい日曜日。
奈良ファミリー屋上の芝生広場では
バドミントンを楽しむ人、凧を上げる子供、シャボン玉で遊ぶ親子連れ・・・
平和で、のどかな春の光景。
でも今、同じ青空の下では・・・

夕方、電話が通じて、弟と話すことが出来ました。
やっと東京に帰ってきて、シャワーを浴びたばかり。
とても疲れている様子なので、30分弱で電話を切りました。
弟の話は生々しくて、恐ろしさに震えました。

茨城県日立市の海岸沿い。建物の中で、震度6強の揺れを体験した時、
思わず男同士、手を握り合っていたそうです。
その後の、茨城を震源とする地震の際も、地面が水のように波打つのを
生まれて初めて見たそうです。

親切な方のお宅で、わずかな水と食料を分け合いながら過ごさせて頂いたとの事、
本当に感謝したいと思います。
電気・ガスが無いだけでも大変なのに、弟を泊めて下さったことは
 「落ち着いたら、心からお礼をさせてもらわなきゃね」と、話しました。

そのお宅のご家族に、何時間もかけて都内まで車で送って頂き、
ようやく自室へ戻った弟。
都内の自室も、地震のためグチャグチャに散らかっているそう。
だけど・・・明朝からは通常出勤。
だって、東京はいつもと何も変わらないのです。

 「大変やったと思うけど、生きて帰れて本当に良かったね」
そう言うと、弟もしみじみと
 「ほんまや・・・」
無事を喜び合える幸せを、感謝した日曜日でした。