今日・明日と広州中医薬大学附属病院にて、病院研修です。
朝9時より丘勇超先生の男科の診察見学。
中国には“男科”があります。
日本には婦人科は診療科目として独立していますが、男性科はあまり見られませんよね…。
男科は、泌尿器科はもちろんのこと、男性不妊や男性特有の身体の不調を見るところです。
丘先生は、日本に留学経験があるのか、凄く日本語がお上手で流暢に話されていました。
先生の部屋付きの院生の方から、男性不妊のレクチャーを受け、残り時間は丘先生の診療風景を見せて頂きました。
中国の診察風景は、ちょっと日本とは違います。6年程前、始めて中国の病院で研修した時は、カルチャーショックでした。
先生と、患者。そしてその回りには先生の診察を待つ患者が取り巻いてわさわさしています。相談内容も筒抜け。プライバシーもありません…。
小さいころからこの風景に慣れていたとしても、やっぱり自分の身体の事を他人に聞かれるのは嫌ろうなぁ。
10時半からは、羅頌平先生の臨床見学。
お父様(故人)は中国を代表する老中医で、ご自身もお父様の弟子として婦人科を専攻され、現在附属病院婦人科の主任教授です。
とても穏和な先生で、患者さんとコミュニケーションをとりながらじっくり診察されている姿が印象的でした。
お昼休みをはさみ、午後からは羅先生の「習慣性流産」の講義。
午後5時半までお勉強。
晩ご飯を食べてホテルに戻り、ラウンジにて羅先生の臨床見学をした際の症例検討会。みんなで手分けして聞き取ったノートの情報を合わせ、帰国後に症例検討集を作る準備をします。夜の11時に終了。
この不妊症の中国研修に全国から集まる先生方は、勉強熱心な先生方ばかりで、毎年こういった感じです。
ハードですが、勉強になるし、先生方から刺激をもらいます。
私も頑張らねばデス。