長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

第92回 「低体温と不妊」

2011年10月03日 | こうのとりがやってきた~店頭の症例から~
 結婚7年目、29才でかなりやせ型の方が来店されました。基礎体温も低温期は36℃以下、高温期も36.5℃にもならずかなりの低体温。ストレスも強くて体温表は毎日ギザギザ、安定していません。

過去2回妊娠経験がありましたが、いずれも5週で流産されていました。その後人工授精を数回、体外受精をするも妊娠には至りません。 生理の様子を聞くと、量は少なく色は紫暗で生理痛があるとのこと。顔色は青白くて肌つやも悪く、唇の周囲の黒ずみから血液不足と血行の悪さが伺えます。

子供の頃から手は氷のように冷たくて水っぽいオリモノが多い。食欲もなく下痢しやすい…。こんなに全身が冷えて血流が悪いなら、当然子宮も卵巣も同じ状態です。元気な卵は出来ず、何とか受精しても赤ちゃんが育つことは出来ません。
そこで、子宮と卵巣の血行を良くし温める温経湯と参茸補血丸を飲んで頂いたところ、手足も温まり高温期から少しづつ安定してきました。

いつも憂うつそうなので憂うつを改善する帰脾湯も併用しました。気持ちも安定し、排卵前の透明なオリモノも増えてきたころ自然妊娠しましたが、残念ながら9週で流産となりました。しかし、9週まで育ったことに力を得て前向きに継続。職場のストレスを逍遥丸やシベリア人参で対応しながら約1年後、自然妊娠されました。

結婚9年目に授かった命。安定期にってホッとしておられるでしょう。2年間も補血・補腎をされているので、きっと元気で賢い赤ちゃんが生まれてきますよ!冷え症や生理痛でも、十分不妊原因になり得ます。気になる事がありましたらまずはご相談下さい。

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