長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

第79回「夫婦生活の重要性」

2010年09月21日 | 赤ちゃんを授かるために…
 7月の長崎定例勉強会は不妊症・男科専門の中医学講師・河野康文先生をお迎えし、
「男性不妊」の原因と漢方的な対策についてご教授頂きました。
忙しくストレスの多い現代社会の中で、
最近では若い男性にも「男性力」が低下している「若腎虚」がしばしば見られます。

 男性不妊の上位原因は
1.精子が少ない
2.運動率が悪い

.性欲減退、性交渉回数の減少、セックスレス
などです。

 精巣は温熱に弱いため、工場や調理師など「温熱環境」や、デスクワーク・運転手など
「長時間の座り仕事」の方に精子数や運動率の低下など「精子検査での異常」がみられやすいとのこと。

 養生法で男としての本能を高めるためには、
●心と体をすこやかに保つ
●節度ある飲食と十分な睡眠。適度な運動を!
●亜鉛やアルカリ性の食品を多くとる(肉の食べ過ぎなど身体が酸性に傾くと精子の発育によくない)
帰宅後も持ち帰った仕事をしたり、TV・PC・ゲームなど他の楽しみも多く、なかなか奥様に集中できない環境にも問題があります。 
「奥様に集中すること!これが大事です。」というユーモアを交えた先生の言葉が印象的でした。

また、「『精液は女性の卵巣機能に働きかけ、排卵・黄体促進作用がある』との弘前大の論文発表もあり、体外受精の治療をしている方でも、夫婦生活を持つことで妊娠率を上げるであろうと推測される。」というお話も。

「妊娠は求めるものではなく、授かるもの。」治療ばかりに頼るのではなく、適度な夫婦生活を持ち、心身を健やかに保つ事の重要性を改めて感じました。不妊治療は夫婦二人で取り組み、体調を調えていく事が重要です。

詳しくは、店頭にてご相談ください!


ながさきプレス 2010年9月号掲載

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