長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

第88回「下腹の冷えは危険信号!」

2011年06月21日 | こうのとりがやってきた~店頭の症例から~
 37才で結婚6年目、内膜症のせいか卵管が細く、左下腹部奧に強い冷感があると来店。

以前は甘党でコンビニ弁当が多かったそうですが、早期の自然流産を経験し、
野菜と胚芽米をメインに運動や気功も続けて腰痛やイライラ、生理痛などの症状は軽減。
体温もやや上昇したそうです。

しかし、年齢の割にはシミが多く肌もくすんでいます。
舌はやや赤黒くて歯痕があり、舌裏には太い静脈が2本クッキリ浮きあがっています。
これはかなりの瘀血が潜んでおり、下腹部の冷えは大事な子宮や卵巣に十分な血液が
巡っていない証拠
です。

 そこで、女性の身体に大切な元気な血液を巡らせるために婦宝当帰膠と瘀血を
取り除く桃核承気湯など、まずは血の道の薬だけを飲んで頂きました。
すると次の生理は茶~黒でドロッとしていた月経血がきれいな赤色に。

サッとはじまり生理痛も全くない。2周期服用する頃には手足や下腹の冷感も減少。
いびつながら体温表も二相になってきたので、腎の力を付けて体温を上げるために
腎を補う動物薬を併用しました。

 舌もきれいな色になり、舌裏の静脈も細くなって体調もずいぶんよくなってきました。
元気な卵胞が育っている証である排卵期のオリモノが続くようになってきた所で妊娠が判明!
なんと4周期目での自然妊娠でした。ドクターからは「卵胞の形がとてもいい」
ほめられたとか。

 健全な妊娠のためには、卵巣と子宮の血流が不可欠です。生理痛やレバー状の塊、
冷え症、偏頭痛、肩こりなどある方は、体質改善が妊娠への近道です。
ご相談下さい!

ながさきプレス 2011月6月号掲載

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。