2/12にNBCラジオの「漢方健康日記」で「健忘症」についてお話ししてきました。
健忘症とはいわゆる「もの忘れ」とか「ど忘れ」の事です。
「人の名前が出て来ない」とか、「大事にしまったものがどこに置いたっけ？」とか「ほらほら、あれ。あれ」みたいなことありませんか？
ある程度は加齢と共に出てくる症状ですが、20代30代にも深刻な物忘れに悩む人が増えてきているそうです。
いくつであっても、度を超していれば仕事や日常生活に影響があります。
脳には全身の血液のうち15%が供給され、酸素消費量は全身の２割にもなります。
健忘症は一種の記憶障害。脳血流と深い関係がある疾患です。
原因の1つには「気血両虚」(エネルギーと血液の不足)が挙げられます。
体質的にもともとエネルギーや血液が不足していたり、過労や長時間の頭脳労働によって気血が消耗してしまい、脳に血液が不足し症状が現れます。
物忘れのほか、頭がぼーっとするとか記憶力や集中力・理解力の低下、疲れやすい・立ちくらみや動悸・息切れ・不眠・不安などの症状を伴うことが多いです。こんな方にオススメなのは心脾顆粒。
胃腸を元気にしてエネルギーと血液を補い、脳の疲れを和らげて精神を安定させる働きがあります。
頭をよく使う方や受験生、不眠や不安感がある方、ストレスが多い現代人にはぴったりのお薬です。
2つめには「血行不良」が挙げられます。脳は血液が大好きな臓器ですから、血流が悪くなっている状態＝頭痛や肩こり・生活習慣病などある方は物忘れに陥りやすい体質です。オススメなのは冠元顆粒＋温胆湯。
３つめには「腎虚」。加齢と共に腎が弱ると、深い関わり合いのある脳髄も弱って脳の萎縮や物忘れが出てきます。
オススメなのは体質に合った補腎薬です。
ひとえに「健忘症」といっても原因はさまざま。放っておくと認知症へ進むこともあります。
しっかりと脳血流を確保し、腎を補うことで「健忘症」は改善出来ます。お店ではお薬と共に生活養生や食養生などもアドバイスしています。
物忘れをはじめ、気になる症状がある方は、店頭でご相談下さい(^-^)/
お待ちしています♪
スタッフ：夏苅 竜子
