長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

龍虎堂薬局のご紹介

長崎県、長与町の漢方薬局です。開局は1978年、今年で36年目になります。 イスクラ産業の「不妊症専門講座(周期調節法)エキスパートコース」を受講。 年に一度、中国での研修や「お茶の間講座」・「スクーリング」などで中医師・中医学講師の先生方に師事し、不妊症や不育症の学習に研鑽を重ねています。 長崎の薬局で唯一、日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーがおります。不妊症でお悩みの方、結婚予定の方… 一人で、カップルで悩まずにご相談下さいね。 (ご相談はご予約制です。前もってご連絡下さい。) お店のHPへはブックマークからどうぞ。facebookもやってます♪(*^-^*)

第6回 「あつがりと不妊」

2004年08月13日 | 赤ちゃんを授かるために…
 夏はもちろん、冬でも顔や手足がほてったり体温の高い人がいます。頬や顔が赤いので元気そうに見えますが、体の陰陽のバランスの乱れた状態です。月経期の後は排卵までを「卵胞期」と言いますが、この時期の基礎体温が36.5℃以上の状態では卵胞の発育が悪く、元気な卵子が出来ません。不妊治療を何年も続けておられる方から「年々、卵子の元気がなくなってきた」というお話をよく聞きます。毎月1個の卵子を育て排卵するのが自然のリズムですが、排卵誘発剤で一度にたくさんの卵子を成熟・排卵させ続けると、卵巣が疲れて弱ってしまいます。これを中医学では「腎陰虚」と言い、ほてりの程度に応じて杞菊地黄丸瀉火補腎丸などでほてりを鎮め、疲れた腎を補い元気にします。あつがりの方は唐辛子を控えましょう!
 7年間ほど不妊治療を続け、すっかり卵子が弱ってしまった方が周期に応じて婦宝当帰膠と瀉火補腎丸や活血剤などを10ヶ月ほど続けたところ卵子が元気になり、体外授精に成功して元気な赤ちゃんを出産された方があります。あきらめないで、西洋医学と中医学を上手に併用してくださいネ。

第5回 「肥満と不妊」

2004年07月13日 | 赤ちゃんを授かるために…
肥満の原因は、過食・偏食・不規則な食事時間・ストレス・運動不足・低体温など様々。脂は血液をドロドロにし、脳からのホルモン分泌の指令を鈍らせます。また卵管閉塞や、卵胞の膜が固くなって排卵しにくくなり多嚢胞性卵巣につながります。こんな時は、脂肪を取り除く星火温胆湯や脂肪を燃やして羊も痩せる柳茶の入った三爽茶をおすすめします。イライラもスッキリ、頭もハッキリ!ご相談下さいネ。

第3回 「ストレスと不妊」

2004年05月13日 | 赤ちゃんを授かるために…
 いつの時代も人間関係は複雑で精神的なストレスは絶えませんネ。子宝に恵まれないのもストレスに。その上、仕事が忙しいと肉体的なストレスも重なります。ストレスは血管を収縮させますから、当然気(エネルギー)の流れも血流も悪くなります。筋肉への血流が低下すると、肩や首のこり、筋のつり・ケイレンに、胃腸への血流が低下すると胃腸炎や痛みに、肝臓の血流が低下すると自律神経の不調や乳房の脹りやしこり、目の奥の痛み、高プロラクチン血症につながります。また、子宮や卵巣への血流も低下し、月経周期の乱れや月経血が黒ずんだり塊が増え、排卵障害や子宮筋腫につながりやすくなります。こうなると、基礎体温表は上下動の大きいギザギザになってしまいます。 そんな時は精神不安による月経不順や更年期障害によく使われる加味逍遙散を、冷える方は逍遙丸をどうぞ。憂鬱や不眠ならシベリア人参茶がおすすめ。気分を上手にリラックスできるようなハーブやアロマも利用なさるといいでしょう。

第2回 「低体温と不妊」

2004年04月13日 | 赤ちゃんを授かるために…
冷え症と言うだけでなく、低体温の方が増えています。長く続くと基礎体温(朝目覚めたときの口中体温)が低温期のみになることもあります。朝の基礎体温が36.2℃を切るようなら、ビタミン・ミネラル不足です。食生活から考え直しましょう。妊娠するには、子宮内が38℃くらいに温かく、内膜はきれいな血液でふわふわになっていることが大切です。冷えると血流も低下し、生理痛や肩こりなどを引きおこします。また子宮内膜の血流も低下するので、月経血も黒ずんだり塊が出たりします。赤ちゃんは子宮というお部屋に十月十日住むわけですから、冷たくて汚れたベッドでは栄養も酸素も十分ではないので生きていけず、不妊や流産につながります。 こんな時は子宮や全身を温め、血流をよくする婦宝当帰膠温経湯を、基礎体温が36.2℃以下なら体を温める動物薬の入った参茸補血丸至宝三鞭丸を周期に分けて使います。また、足の内くるぶしの上4~5cm付近を温灸やドライヤーで温めましょう。下半身を冷やさないような下着や衣服、食べ方に気をつけるようになると体質も徐々に変わってきます。健康な体質になると自然妊娠が可能になってきますヨ。



第1回「貧血と不妊」

2004年03月14日 | 赤ちゃんを授かるために…
 女性の貧血は軽く見られがちですが、実は大きな問題なのです。
 貧血になると体の隅々まで栄養や酸素が十分届きません。すると体を養う力が弱くなるので疲れやすくなり、頭痛・肩こり・生理痛・肌や髪のパサつき・爪も薄くもろくなるなどいろいろな症状が出てきます。症状が進むとふらついたり、動くと動悸がしたり、目を開けているのもつらくなります。
 月経や妊娠には様々なホルモンが必要です。ホルモン分泌を促すには、脳の視床下部から脳下垂体、卵巣、子宮への順調な刺激が必要で、そのために十分な血液が必要なのです。子宮内膜が厚くなる(赤ちゃんのふわふわベッド)ためにもきれいな血液が必要です。貧血かどうかの目安は顔色と月経の量や色。淡い赤や量が少ないのは貧血です。川の水が少ないと清流にならずよどむように、血液が少なくても血流は悪くなります。そんな時は婦宝当帰膠十全大補丸を使います。子宮や卵巣に十分な血液(栄養)が届くようになると、自然に妊娠することも出来ますヨ。