長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

龍虎堂薬局のご紹介

長崎県、長与町の漢方薬局です。開局は1978年、今年で36年目になります。 イスクラ産業の「不妊症専門講座(周期調節法)エキスパートコース」を受講。 年に一度、中国での研修や「お茶の間講座」・「スクーリング」などで中医師・中医学講師の先生方に師事し、不妊症や不育症の学習に研鑽を重ねています。 長崎の薬局で唯一、日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーがおります。不妊症でお悩みの方、結婚予定の方… 一人で、カップルで悩まずにご相談下さいね。 (ご相談はご予約制です。前もってご連絡下さい。) お店のHPへはブックマークからどうぞ。facebookもやってます♪(*^-^*)

第20回 「男性不妊もいろいろ -2」

2005年10月26日 | 赤ちゃんを授かるために…
前回は、腎機能の低下(寒がり・暑がり)のお話しでした。今回はその他に多い男性不妊タイプのお話です。

★胃腸が弱くやせ型の方はエネルギー不足の体質です。
また、体や心身の疲れが強い方もエネルギーの消耗が激しく元気な血液や精子を作れません。
こんな方は、バランスのよい食事と睡眠をとり胃腸を元気にする補中益気丸海馬補腎丸で体を立て直します。

★辛いものの過食や強いストレスから前立腺炎になることも多く、排尿トラブルになったり精子が弱くなります
。また、白血球の増加で精子は殺されてしまいます。瀉火利湿顆粒猪苓湯で炎症をスッキリ抑えましょう。

内分泌のバランスが崩れ女性ホルモンが増えると脂肪が溜まって肥満になりやすく、ヒゲもありません。
こんな方は、温胆湯で脂肪を除きながら体質にあった補腎をします。

陰嚢に静脈瘤がある方はうっ血のために陰嚢内の温度が上がり健康な精子出来ません。
末梢血管の血行をよくする冠元顆粒でうっ血をとります。精子も血液に触れると抗精子抗体を作ります。
睾丸の外傷や成人になってからのおたふく風邪なども不妊の原因になりますヨ。


第19回 「男性不妊もいろいろ -1」

2005年09月01日 | 赤ちゃんを授かるために…
男性側が原因の不妊は30%と多く、2回に分けてご紹介します。
東洋医学では、“腎”と生殖機能は深いつながりがあると考えます。不妊の原因は、腎機能の低下消化機能の低下泌尿器系の炎症ストレス肥満血流の低下など様々です。
腎は先天的なものですが、消化機能と食生活のバランスがよいと、腎(生殖機能)は回復します。

寒がりで腰が重だるい方
は、性欲もなく、精液量は多いですが精子数は少なくなります。こんな方は、腎機能を回復し体を温める海馬補腎丸と亜鉛を沢山含む蟻製剤のイーパオがいいでしょう。

暑がりで手足がほてり腰が重だるい方
は、性欲がありSex過多のために精液が少なくなります。精液が粘りすぎると精子が泳げず、卵管まで届きません。このほてりがもっと強くなると、精液に血液が混じるようになります。
体温が高いと造精機能に大打撃を与えます。こんな方はほてりを鎮め精液を増やす瀉火補腎丸とイーパオでしっかり回復しましょう。腰痛も治って体調がよくなりますヨ!


第17回 「女性の免疫性不妊」

2005年07月01日 | 赤ちゃんを授かるために…
女性の生殖と免疫には特徴があります。
には雑菌や異物を排除する免疫機能がありますが、排卵期には下がって「精子も異物ではあるが排除しない」システムになります。女性ホルモンが不足すると免疫も低下し、クラミジアカンジダに感染しやすくなります。
感染から膣内のびらんや炎症が進み、おりものに血が混じる時、精子とこの血が触れて抗体反応を起こします。

子宮
にも同じ様なシステムがありますが、妊娠すると受精卵を排除しないように細胞免疫は20%位に低下します。しかし、黄体ホルモン不足の方は免疫細胞が亢進しやすく、胚を「異物」と見なすため「習慣性流産」になりやすいのです。

卵管にも粘膜免疫がありますが、クラミジアは卵管に感染しやすく、癒着して卵子が通りにくくなります。
予防として、生理中や不正出血時のSexや入浴は避けましょう。
体質にあった漢方で女性ホルモンを整え、免疫反応を鎮めましょう!



第9回 「高齢と不妊」

2004年12月23日 | 赤ちゃんを授かるために…
 30代の後半になると腎-ホルモン-卵巣機能の低下で自然妊娠も難しくなってきます。不妊治療を続けている方はなおさらです。
 弱った卵胞を元気に若返らせる方法はないのでしょうか?
 中国の不妊治療の最新情報によると、不妊症の方すべてに内性器にお血があり、また子宮や卵巣に難しい症状を抱えています。お血はお熱となって卵胞の発育を妨げ、月経痛・排卵痛・排卵障害や卵胞の機能低下にもつながります。また、不妊症の70~80%の方は冷え性や低体温で、卵胞を作るスピードが遅く、卵胞期が長くなり質も低下します。
 中医学では、月経期にこのお血をきれいに排泄し、オリジンPで低温期の卵胞に栄養を与えながら体質にあった補腎をして、卵胞を若返らせる素晴らしい方法があります!特に下腹部痛や月経血の塊はお血の赤信号!一人一人の体質に合わせた、メリハリのある補瀉が必要です。体が弱る前に早めにお越し下さいネ。

第7回 「生理痛と不妊」

2004年09月23日 | 赤ちゃんを授かるために…
 生理痛は、毎月女性を悩ますつらいトラブルです。気持ちもブルーになってしまいますネ。でも、鎮痛剤に頼るだけでは考えもの…。痛みは体の悲鳴なのです!血流の危険信号なのです!

 子宮内膜にきれいな血液がスムーズに流れている人には何の痛みもありません。
何らかの原因で血流が滞っている状態をお血といい、大小の塊や生理痛につながります。
冷えると痛みが増し温めると楽になる人の原因は「寒邪」であり、生理前にイライラしてお腹や胸が張って痛み、始まると楽になる人の原因は「ストレス」であり、生理の終わり頃に痛む人の原因は「血液不足」です。

 また、生理が始まって一番多い日に激しく痛む原因は子宮筋腫・子宮内膜症・チョコレート嚢腫などの「お血」で、不妊の大きな原因になっています。
お血を抱えていると卵胞の発育も悪くなります。
中医学では古くからお血が研究されてきました。

 お血を取り去ることで卵胞は元気に、内膜はフワフワになり受精卵も着床しやすくなりますヨ。