長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

龍虎堂薬局のご紹介

長崎県、長与町の漢方薬局です。開局は1978年、今年で36年目になります。 イスクラ産業の「不妊症専門講座(周期調節法)エキスパートコース」を受講。 年に一度、中国での研修や「お茶の間講座」・「スクーリング」などで中医師・中医学講師の先生方に師事し、不妊症や不育症の学習に研鑽を重ねています。 長崎の薬局で唯一、日本不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーがおります。不妊症でお悩みの方、結婚予定の方… 一人で、カップルで悩まずにご相談下さいね。 (ご相談はご予約制です。前もってご連絡下さい。) お店のHPへはブックマークからどうぞ。facebookもやってます♪(*^-^*)

第38回 「妊娠力を高めよう!」

2007年04月22日 | 赤ちゃんを授かるために…
 「結婚したら、子供は自然と授かるものだ」と思っていたけど、思うようにいかず…
病院で検査しても大きな問題もなく悩んでおられる方も多いと思います。
 でも、ちょっとした身体の不調はないですか? 
生理痛、冷え症やほてり症、貧血(立ちくらみ)、疲れやすい、仕事が忙しい、ストレスが多いなど…。男女とも自分の身体や心に余裕がないと、いい精子・卵子は作れません

 生理痛やレバー状の塊はよく見られる症状ですが、本来ならば痛む・塊があるということはありません。これらは「子宮内の血液循環が悪いですよ~」というSOS信号なのです。併せて冷え症もあれば、子宮内膜は例えて言うなら冷たく硬いせんべい布団状態。


赤ちゃんが過ごしやすい環境とはいえません。
暖かくふわふわと居心地のよい布団づくり。

ひいて言えば、「妊娠しやすい身体づくり」=「体質改善」が妊娠への近道です
これは、男女ともに言えることです。軽い症状でも見過ごさずご相談下さいね。

第29回 「不妊治療をサポートする漢方薬」

2006年07月23日 | 赤ちゃんを授かるために…
 よく「病院との併用はどうなのでしょうか?」というお問い合わせを頂きます。
病院に通い、人工授精や体外受精などの高度不妊治療を受けている方も増えています。何度もの通院と高額な費用をかけてもなかなか成功せず、お悩みの方も多く来店されます。

 排卵誘発剤としてよく使われているクロミッドは、卵胞の発育を促しますが、反対に子宮内膜増殖の低下や頚管粘液の減少といった副作用があります。せっかく受精しても、子宮内膜が薄ければ着床のチャンスは下がります。また、卵巣の反応が悪く卵子が取れない、取れても質が悪くて使えない、分割しない…など長期治療による卵巣の疲れも目立ちます。
 
 漢方の得意分野は「よい畑(子宮内膜)を耕し、よい種(精子・卵子)を作る事」 
妊娠しやすく、流産しづらい身体づくりをすることです。いくら治療してもよい畑と種が無いと、赤ちゃんは十月十日お腹の中で過ごすことが出来ないのです。漢方薬を併用して、ホルモン剤や排卵誘発剤の副作用を軽減し、体調を整えて元気な卵子を作る。この身体づくりが妊娠への近道になると思います。一人で悩まずご相談下さいね。

第28回 「ストレスとプロラクチン」

2006年06月23日 | 赤ちゃんを授かるために…
 仕事上のストレスに加え、子宝に恵まれないというストレス、周囲からのプレッシャー、治療のストレス… 不妊症の方は様々なストレスを抱えておられます。

 ストレスと自律神経・ホルモンバランスが密接に関係している事はよく知られており、月経不順、基礎体温表がギザギザ、月経前緊張症(生理前のイライラや憂鬱、胸の張りなど)、高プロラクチン血症、排卵障害などが見られます。これらはどれも不妊の原因になります。中でも女性側の不妊原因の1/3を占めると言われている高プロラクチン血症は、乳汁の分泌を促すプロラクチン値が高い状態で、卵子を作るホルモン(FSHやLH)の分泌が低下するため、卵子の質が悪くなり、また排卵障害も伴う事から受精が難しくなります。
 
 西洋医学ではテルロンやパーロデルなどの薬が出ますが、吐き気などの副作用が出て飲めない方も少なくありません。中医学では古くから断乳に麦芽を使っており、高プロラクチン状態を改善する事が分かっています。その他、“気”の流れをスムーズにする逍遥丸を中心に、個々の体質や症状に合わせてお薬を飲みます。
 また、リラックスが重要です。気分転換できるようお風呂やアロマテラピー、趣味を見つけ、リラックスできる時間を持ちましょう。


第27回 「タイミングのめじるし」

2006年05月23日 | 赤ちゃんを授かるために…
 店頭相談に来られるカップルは、どの年代の方もSEXの回数が極端に少ないのが気にかかります。
 月経期から4~5個の卵胞が発育し始め、生理が終わる頃にはその中の一つが“主席卵胞”として1日に2mmのスピードで生長していきます。15mm位になると、卵胞からエストロゲン(女性ホルモン)がたくさん分泌されます。この頃になると卵白様の透明なおりものがみられるようになり、いわゆる排卵期に入ります。20mm位になると粘りはもっと強くなり排卵が近い目印になります

 一般的には、「基礎体温表の体温が一番下がった日が排卵日」といわれていますが、実際に超音波で調べてみないと、本当に排卵したかどうかは分かりません。人によっては体温が上昇してから排卵することもあるのです。体温が下がった日に1回だけタイミングを取っても、排卵がずれて受精しないことも。
赤ちゃんが欲しい方はおりものがドロッとしてきたら、1日おきに2~3回のタイミングを取りましょう。

第26回 「まず夫婦で検査を…」

2006年04月25日 | 赤ちゃんを授かるために…
2005年6月、来店時28才のやせ型タイプ。流産経験が1度ありました。
顔色は白く、冷え症・立ちくらみ・落ち込みやすい・便秘など血虚症状が顕著でした。
胃がもたれやすく少食なため、血液を作り出す力が弱いのが原因です。
その他生理痛・生理前のイライラ・乳脹痛・ゲップやガスが多い・基礎体温も
ギザギザなど気の滞り黄体不全もあったため 、婦宝当帰膠と逍遥丸をベースに、
杞菊地黄丸、血府逐お丸、胃腸を整え黄体機能をupする補中益気湯などを飲んで頂きました。
1ヶ月もすると胃腸が良くなり、生理前のイライラや乳脹も軽減。
3ヶ月でその他の症状も随分改善されました。病院で検査された事がなかったため、
ご夫婦で受診を勧めた所、精子の運動率がやや弱く、白血球が多い事が判明。
精子を元気にするイーパオと瀉火補腎丸、炎症を押さえる瀉火利湿顆粒を飲んで頂いた所、
次の周期(今年1月)に妊娠判明。ご夫婦共に検査される事の重要性を感じました。