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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

渡辺美里「10years 」

2009-12-22 20:22:15 | 雑記
今年のクリスマスの夜、「アラフォークリスマス」と称して、我々の世代が喜ぶような歌番組をNHKで放送してくれます。その中では渡辺美里の10yearsが当時少年だった私の心を引いた曲でした。

この曲がヒットした当時はまだ10年という時間の感覚は理解できなかった頃ですが、「気がつけば母の背を追い越していた」という歌詞に少しずつ成長していた自分自身を重ねていました。

この曲は渡辺美里自身の作詞のはずで、彼女の年齢と歌詞の内容から、10代から20代にかけての成長と、失ったものを振り返る歌と推測できます。いわば、アラフォー世代にとっては、過去の歌とも言えます。

しかし、久しぶりにこの曲を聴いたとき、30歳を過ぎた私にとっても、10年という時間を実感して、少し涙ぐんでしまいました。歌詞の中で一番私の琴線に触れたのが、「あの頃は何にでもなれる気がした。」です。

10年前、行動的だった私はGWの連休を使ってプレミアリーグを見にイングランドに渡っています。仕事でも遊びでも海外に何度も行き、10年有効のパスポートの査証欄をいっぱいにするんだと、情熱と意欲にあふれていた頃です。

しかし、実際の10年間は、二つの大病との戦いに明け暮れる日々でした。とても海外に出張や旅行へ行ける状態ではなく、私にとっては「停滞の10年」でした。この歌詞にも「夢だけが両手からこぼれ落ちたよ。」というフレーズがありますが、その通りです。

そんなことを思い出して涙したわけですが、自分を見渡すと決して何もしなかった10年間ではありません。まずはこのブログがあります。人様に読んでいただく文章だから、できるだけ整理して感情を排して書くという方針で書いてきた結果、かなりたくさんのアクセスをいただけるようになりました。

また、サッカーに関しても、10年前のマニアぶりと今のマニアぶりでは中身が全然違います。10年前は単に海外のチーム名と選手名を覚えているだけのマニアでしたが、今は可能な限りプレー内容を見て、どういう選手か語れるようにしたいと思っています。

まあ「この先10年も、振り向かない、急がない、立ち止まらない。」で行きたいと思います。
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フィンケサッカーの手本(エストゥディアンテス)

2009-12-21 18:50:52 | ワールドサッカー
クラブW杯の決勝戦、バルセロナを応援されていらっしゃった方にとっては、やりたいサッカーができずに苛立ったかもしれません。しかし、その要因となったのはエストゥディアンテス(アルゼンチン)の周到な戦略でした。

エストゥディアンテスはバルセロナが3トップで、中盤が3枚できついだろうというところを突いてきました。浦和のフィンケ監督のサッカーとよく似た、サイドに人数を割いて数的優位を作るサッカーでした。確かに、こうすることで相手のサイドMFが一人しかいないところを突けます。

しかし、浦和で再三このサッカーの難しさを知っている私にとっては、どうやってサイドチェンジを防ぐのか注目して見ました。浦和は逆サイドの守備意識が足りず、相手にカウンターで走られる場面が目立ったからです。

結論から言えば「特効薬はない」というものです。エストゥディアンテスがこのサッカーを機能させられたのは、FWのボセリ、トップ下のベロンといった前の選手が懸命に動いて、相手の攻撃を少しずつ遅らせたからです。

浦和の場合、ポンテやエジミウソンのようにいいボールを待つタイプの選手がいますから、こういう選手たちに守備を要求するのは厳しい作業かもしれません。

エストゥディアンテスは世界トップレベルのクラブ、バルセロナ相手にあと一歩まで追い詰めたのですから、戦術に凝るタイプのチームらしい意識の統一を見せました。一つだけエストゥディアンテスに悔いが残るとすれば、ベロンの使い方だったかもしれません。

既に34歳になり、欧州のトップレベルのチームを去ったベロンに、延長戦まで戦うスタミナはなかったでしょう。エストゥディアンテスが延長戦を想定していれば、ベロンは途中出場になる可能性が高いです。

しかし、監督の決断は90分決着で、ベロンはスタメン起用でした。あと一歩で90分決着での勝利だったのですから、この決断は間違いではなかったでしょう。しかし、結果的には延長戦でベロンの足がつり、運動量の多いサッカーはできなくなりました。

ベロンが後半10分くらいからの途中出場だったらどうだったかと思うと残念で、勝負は微妙なところで決まるものです。
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実は動かない(リオネル・メッシ)

2009-12-20 21:26:03 | ワールドサッカー
バルセロナが誇る世界最優秀選手、リオネル・メッシですが、彼は13歳の若さでアルゼンチンから大西洋を渡ってバルセロナの下部組織入りしています。当時のメッシは成長ホルモンの分泌障害を患っていて、このままでは背が伸びないことになっていて、バルセロナが治療費を払うから来てくれと勧誘した過去があります。

結果的にその治療は成功し、メッシは167cmと決して大きくはないものの、大人として相応の体型になることはできました。外国の代表選手を育てることに何のためらいもないのはさすが欧州のビッグクラブで、結果的にアルゼンチン代表のメッシにスペイン代表がゴールを決められても、笑い飛ばせる国だからでしょう。

昨日のクラブW杯、バルセロナのゴールを決めたペドロ、メッシは二人ともカンテラ(育成組織)育ちの選手で、他のクラブにはバルセロナのように自前で選手を育てて黄金時代を築こうとする発想はあまりありません。Rマドリードのように、選手は高い金で買うことが当たり前とされる今、その主義は異彩を放ちます。

普段はスペインリーグは見られないので、バルセロナはなかなか見られないチームです。そのため、今回はメッシの動きを中心に追ってみましたが、なんと中盤に下がったときはぶらぶらしていて動かない選手なのです。ボールが来たときに驚異的なドリブルを見せて相手を抜くので重宝していますが、MFとしての彼には魅力がないのも確かです。

それもあって、アルゼンチン国内では不振で代表チームが結果を出せないと、動かないメッシに非難が集まってしまうのも仕方ないところです。それを見ていて世界最優秀選手に選んだのかなと少し疑問もありますが、FWは点をとれば全て許される世界です。メッシも今回決勝点を決めていますから、非難する人はいないでしょう。

そんなメッシは、今度の南アフリカW杯ではアルゼンチン代表の主力FWとして、世界一に挑戦します。たぶんW杯でも、メッシは点さえとればいいと割り切って、得意のドリブルをどこで繰り出すか考えているでしょう。バルセロナでは、ショートコーナーでドリブルで突っ込むこともある選手ですから(注:CKではDFを敵陣に上げているため、よほど自信がないと取られたときのカウンターがあるためドリブルは怖くてできません)その個人技には期待しています。
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マラソンのラビット

2009-12-20 10:34:52 | 他スポーツ
テレビで放送するような、国際マラソンレベルの大会なら、たいていペースメーカーと呼ばれるいわゆるラビットがいます。彼らは先頭を走り、トップ選手の風除けにもなりながら、正確に5km15分前後のラップを刻みます。

しかし、必ず途中であっさり走ることを放棄して棄権してしまう、最初にマラソンを見たときは不思議に思える存在でした。このラビットには、最初からペースをどのくらいにするか決まっていて、日本のマラソンだと国内の有力選手に合わせたものが多いです。

かつて高岡が日本記録を量産していた頃の東京国際マラソンでは、「高岡が日本記録を出しやすくするために、5km14分台で頼む」とラビットに指示が出ていたようです。ラビットは、ペースを刻むことで報酬を得ていることもあって、気候条件などがよほど悪くなければ、正確に走ることができます。

私はマラソンの経験がありますが、妥協してしまうといくらでもペースが落ちてしまうのが怖さで、周りの人をうまく使って自分のペースより少し速いペースを維持していました。ラビットはそれがないのに、自分のペースだけで5km15分が出せるというのは、これはこれですごいことです。

しかし、ラビットは世界中を回り、毎週のように国際マラソンでペースを刻んでいることもあって、途中棄権することに何のためらいもありません。ここで無理をすると次の大会でペースが刻めなくなると思っているのか、快調に先頭を走っていたはずなのにと不思議になるくらいです。

そんなラビットですが、実はそのまま走って優勝してしまってもルール上はかまいません。アフリカのランナーの中では、ラビットで出てそのまま最後まで走り切って優勝したランナーもいます。もともと、ハーフマラソンを得意とする選手をラビットにすることが多いですが、調子が良ければ優勝して名を上げてもいいのです。

また、ラビットが置けない五輪やアジア大会のマラソンがスローペースになるのもわからないことはありません。誰もラビットの役割はやりたくないので、有力ランナーが牽制し合ってしまうわけです。今はサッカーが休みのスポーツ砂漠時期ですから、こういうマラソンあたりをチェックしてみるのも面白いかもしれません。
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フランスW杯の原動力(名波浩)

2009-12-19 21:44:15 | 他チーム
正確な日付は忘れましたが、近々静岡のエコパスタジアムで名波浩さんの引退試合が行われる予定です。名波といえば、何と言ってもフランスW杯を目指して戦った日本代表選手といういうイメージが今でもあります。

名波といえば左利きのMFでは日本有数の選手で、テクニックを武器にしたタイプです。しかし、誰もが憧れると思われる「代表の10番」が実はあまり好きでないという過去もあったようです。実際、磐田での背番号も7でした。

フランスW杯を目指した代表選手たちは、最終予選が初めてホームアンドアウェイの戦いになったことと、時間的に余裕がなくほぼ1週間に1試合の強行日程になったことで、それまで誰もが経験したことがないプレッシャーが掛かっていました。

名波もボランチというチームの要でしたから、そんなチーム全体のプレッシャーも伝わってきたでしょう。アウェイの地では記者に「どうすればいいんですかね」と相談したこともあったそうです。しかし、ホームのUAE戦を前に、名波は少年時代の原点に帰ります。

それは、「相手をばかにしたような、楽しいサッカー」というものでした。サッカーを楽しむ心理は見事アウェイの韓国戦で発揮され、先制ゴールにつながります。また、余談ですが、このときサポーターも心機一転をしています。翼をくださいのフレーズで「おーおー日本、日本、夢を叶えよう。おーおー日本、日本、フランス行こうぜ必ず。」と歌う新応援歌でした。

今でこそ、日韓W杯での韓国のべスト4が効いて、アジア枠は4.5ありますが、当時のアジア枠は3.5でした。しかも、中央アジア遠征が2試合とも引き分けに終わったことで、本当にこれを勝てないとW杯に行けないぎりぎりのところまで行っています。そんなときに、選手もサッカーを楽しむ原点に帰り、サポーターも応援を見直すことがフランスにつながったのではと、今では思っています。

また、名波といえば、2002年の磐田完全優勝のときの中心選手です。サッカーマガジンにN(名波)-BOXという言葉が書かれたほどで、3-5-2の中盤でアウトサイドを明確に置かず、ボランチとトップ下タイプで制圧し切った磐田のサッカーには、当時の浦和はずいぶんやられました。

今は解説の世界で頑張っていますが、いつかは監督というのは多くの元選手たちが持っている夢でしょう。そのときは磐田になるでしょうが、テクニックタイプの名波がどんなタイプのチームを作るかは楽しみではあります。
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誕生日

2009-12-18 22:30:57 | 雑記
kobbyは明日、30ン回目の誕生日を迎えます。同い年のJリーガーがほとんどいなくなり、寂しさは感じる世代になりました。この一年間を振り返ると、腸炎からくる腹痛に苦しめられ、体重が最大6kg減少した苦しい年でした。

メタボからは脱出できましたが、不健康なやせ方なので、リバウンドの恐れはもちろんあります。何とか少しでも早く元気になって、運動の習慣を復活させたいものです。今のところはスクワット、腹筋などの補強運動を少しでもと思います。

レッズに関しては、フィンケ監督が持ち込んだ新しいサッカーの面白さと難しさを知った一年間でした。ボールサイドに6人寄せて、数的優位を作ってショートパスで打開する攻撃面は、うまくはまれば相手守備陣を面白いように翻弄できました。

しかし、守備は4バックに慣れていないため、カウンターに対する備えが間に合わず失点という場面も目立ちました。攻撃しているときの逆サイドの選手の守備意識が向上しないと、また今年の夏場の7連敗を繰り返すことになってしまうでしょう。

ここ2年、ACLがあったので、会社を平日にどうやって休むかは考えていました。しかし、今年はこれだけ病気で休んでは、サッカーに休暇を割く余裕はなく、平日の埼玉スタジアムは欠場ということになってしまいました。

ナビスコはよく風邪で欠場するのですが、リーグ戦のホームゲームにはこだわりがあったので、リーグ戦のホームゲームを皆勤できなかったのは悔いがあります。しかし、今年は南アフリカに行けない私にとって、日本代表が外国のチームと戦う私にとってのW杯、最終予選がありました。

その最終予選を全試合見て、マニアックにもライバルチームの分析を書いたりできたことは、自分にとっての至福の時間でした。本大会でどこまで試合を見られるかわかりませんが、W杯期間中はこのブログはサッカー知識総動員のマニアックな記事になることだけは間違いありません。

できれば、体のことを気にせず、何の不安もなく試合が見られるように健康が回復するのがベストですが、たとえそうでなくても、狙った試合に100%の集中力で試合を見て、何か感じたことを文章にできれば、それはそれで幸せなのではと思います。
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柏木陽介、浦和加入

2009-12-17 18:51:11 | 浦和レッズ
昨日浦和加入が決定した柏木陽介選手ですが、広島が昨年J2だったこともあり、生で見たのは2度しかありません。それでも、特徴が分かりやすい選手なので、テレビで見てもある程度は印象が残る選手です。

マスコミの評価は「走れるファンタジスタ」というもので、スペースを狙って何度も動き出せる体力と、そこから繰り出す左足のキックの精度が売り物の選手です。広島では3-6-1でトップ下に入っていたので、浦和の4-4-2のサイドハーフへの適性は気になりますが、少なくとも攻撃面に関しては心配なさそうです。

浦和のサイドハーフは、ダブルボランチがパサーではないので、自分からボールをもらいに行かないといけないという課題をこなさないといけません。今まで前に走っていた柏木の運動量は、今回は後ろに走る動きが多くなるかもしれません。

また、昔書いた自分の記事では、利き足でない右足のキックには課題があると書いてありました。フィンケ監督のサッカーは左MFが予想される柏木が流れの中で右サイドに回ることもあるはずです。右足でクロスが上げられないと、定位置を守れない恐れもあります。

もちろん期待も大きいです。これまでの浦和のサッカーはかなりポンテに配慮したサッカーになっていて、相手のSBがオーバーラップしたときはポンテがつかず、ボランチがついていました。柏木なら、相手のSBの上がりに対応できる脚力はありそうです。

また、MFにしては高い得点力も期待しています。うまくフリーで抜け出すことができて、左足で蹴れる位置なら、もちろんゴールを期待したいです。ポンテの去就の情報がないので、ポンテと組むか山田直輝と組むかはわかりませんが、どちらと組んでも持ち味を出してくれそうです。

この移籍で正念場を迎えるのが原口で、柏木が左MFに定着すればFWで勝負するしかありません。エジミウソン、田中達也の壁は厚いですが、点を取れるようになればフィンケ監督も動いてくれるでしょう。
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エアリアル

2009-12-16 20:42:34 | 他スポーツ
フリースタイルスキーの一つ、エアリアルについて書きます。残念ながら、この競技は日本が弱いので、マニアックにどんな競技でも見るという方しか見ないかもしれませんが、世界トップレベルの美しさを見ることは楽しみにしています。

夏の五輪で、エアリアルに最も近い競技は水泳の高飛び込みでしょう。落ちていく間の短い時間で、縦や横に回転して、そのスピード感を楽しむスポーツです。

エアリアルの場合、単に落ちるだけではスキーを履いている意味がないので、大きなジャンプ台に向かって跳び、逆さまに落ちてくる途中で技を繰り出します。

距離を跳ぶ普通のジャンプでは、助走距離は少なくとも一回の試技の間は固定されていますが、エアリアルの場合は上限と下限はありますが、好きな助走距離で跳べます。エアリアルのジャンプ台は上向きに飛び出すようになっていて、ここから着地するまでにどんな技を繰り出せるかが勝負です。

エアリアルは男子、女子両方ともありますが、男子は3回転3回ひねり以上、女子は2回転2回ひねり以上が上位進出の条件です。技の名前はlay(1回転ひねりなし)、full(1回転1回ひねり)、Double full(1回転2回ひねり)の組み合わせがほとんどです。

メダルを狙うためにはどこかにDouble fullを入れる必要があります。また、この競技はフィギュアスケートとは違って、審判に申告した技と実際の技が違うと減点されます。ちょっと回り具合が違うからといって、自分で技を変える訳にはいきません。

この競技の見せ場は着地で、あんなに空中で技を出し続けて本当にピタリと止められるのかと思いますが、トップレベルは正確にピタリと着地します。そんな技が見られるのも、エアリアルの楽しみです。
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冬季五輪の採点競技

2009-12-15 18:54:32 | 他スポーツ
バンクーバー五輪が近づいてきたので、今回は冬季五輪にある採点競技のルールに関してわかることを書きます。まずは採点競技の中では一番有名なのはフィギュアスケートです。前回のトリノ五輪で荒川静香が金メダルを取って注目されています。

この競技は素人目には何ができれば高得点になるか分かりにくい、難しいスポーツです。荒川静香のときは「何とか転倒はしないでくれ」と祈るような気持ちで見ていましたが、今のフィギュアスケートの採点ルールは技に応じた基礎点があってそれを加点していく方式です。

転倒はもちろん痛いですが、回転不足で3回転するべきところを1回転しかできないのは、基礎点が下がるのでもっと痛いです。五輪本番ではちゃんと解説者が技の名前と回転数を教えてくれますが、スタンド観戦の観客はどうやって楽しんでいるのか、いつも不思議です。

上村愛子選手の活躍が目につくフリースタイルスキーのモーグルも有名な採点競技です。この競技は3つの要素を合成した採点を行っており、ターン(こぶのある斜面をぶれずに回れるか)、エア(ジャンプ台を飛ぶときに見せる技)、タイム(滑り下りる時間、速い方が高得点)の合計得点が順位になります。

ターンとタイムは皆さんお分かりになると思いますので、残りのエアについて説明します。エアには跳んで両足を開くコザック、スキーを揃えて横にひねるツイスター、スキーを揃えて横に一回転するヘリコプターなどの技があり、男子では三つ、女子では二つ以上のエアを入れないと上位争いはできません。

上村愛子の得意技は、一つでエア二つ分に相当する3Dという縦回転の技です。世界に先がけてこの技に挑戦した上村は、最初は失敗もありましたが、今はこの3Dを自分のものにしています。

夏場の練習のときは、エアの感覚が落ちないように3Dの着地の代わりに水深の深いプールに飛び込むそうで、これだけの技を当たり前のように跳ぶことは驚異的です。世界選手権を優勝した上村は、金メダル候補筆頭という評価でこの五輪に望みます。

もちろん勝って欲しいですが、4度目の五輪をしっかり滑ってくれればという思いもあります。他の採点競技はエアリアル、スノーボードのハーフパイプがありますが、それは後日改めて書きます。
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ストーブリーグ情報

2009-12-14 20:07:29 | 他チーム
浦和絡みの話は確定済みは闘莉王の退団くらいと、あまり良いニュースがありませんが、移籍市場は確実に動き始めています。その中では、有望な若手が多く来季J2に降格する大分絡みの話がいろいろ出ています。

その中では、いち早く確定したのがDF森重のFC東京移籍です。FC東京は藤山、茂庭、ブルーノ・クアドロス、佐原とCBを4人も放出していて、CBの補強は急務です。森重と東京学芸大学卒のルーキー高橋の補強はありますが、まだ動く可能性はあります。

また、J2草津で今季J2得点ランキング2位とブレイクしたFW都倉にはJ1神戸からオファーが届き、正式発表されました。C大阪も動いていたようですが、代表の大久保と2トップを組める可能性があることが心を動かしたのかもしれません。

あとはスポーツ紙の未確定情報ですが、浦和は補強ポイントの一つであるサイドハーフ候補として、広島から柏木の獲得に動き、入団確実との噂もあります。運動量の多い中盤は浦和が最も欲しいタイプの選手で、本当に来てくれれば大きな戦力になってくれるでしょう。

また、大分の有望株の金崎には名古屋からオファーという話です。名古屋はマギヌン、小川でサイドハーフは固定されている印象ですが、どちらか一方が欠場すると本来FWの杉本や玉田が代わりに出ることもありました。トップレベルの本職のサイドハーフが3人になるメリットはあります。

C大阪でJ2得点王になった香川は、FC東京と浦和からオファーを受けていましたが断ったようです。海外移籍もしくはC大阪残留に絞ったらしいですが、海外はオランダリーグ一部のVVVだけらしく、残留の可能性も結構あると思います。

浦和サポとしては、闘莉王が流出して、他に流出の動きがないかどうかは気になりますが、阿部勇樹などの去就は情報がありません。坪井の残留は決まりましたが、これからの動きは目が離せません。
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