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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

FC東京戦マニアック分析

2024-09-24 22:01:25 | 浦和レッズ
後半の頭、スコルジャ監督は動き、右SBの石原を下げて左MFの松尾を投入する采配を見せます。空いた右SBには、本来攻撃的MFの関根を入れるという、もう行くしかないギャンブルです。前回のスコルジャ監督時代に、酒井宏樹が負傷欠場したときに、関根を右SBで起用したことも何試合かあったので、驚きではなかったです。

これに対する、FC東京のクラモフスキー監督の手が、この試合を決めました。まず、右ウイングの仲川を守備に下げさせてまで、松尾のマークにつけてきました。最初は独走する場面もあった松尾が、この守備で消され始めます。また、左ウイングの俵積田を下げて遠藤をMFに入れ、Dオリベイラと荒木の2トップ気味の4-4-2で後ろを固めてきました。

また、前半を見る限り狙いどころと思われた、右SBの小泉慶を本来のボランチに上げ、ベテランの長友を右SBに入れてきました。これでFC東京のゲームプランは「守る」と全選手に伝わったようで、浦和の両ウイングの大久保と松尾には仕事をさせないと粘り抜く戦い方を徹底しました。もっとも、浦和にも良いところは見られた試合でした。

それはグスタフソンに代わって途中出場したボランチの原口元気です。10年前の浦和在籍時にはスピードのあるウイングだった原口ですが、ウニオン・ベルリン時代にボランチにコンバートされていたという情報はありました。原口がボールを持ったときに、周りの選手が動き出すとそこに計ったかのようにパスが出てくる、原口のイメージが変わるようなパスセンスでした。

もっとも、右SBに下げて思い切った攻撃を期待した関根は、どちらもこれといって目立つプレーはできず、小泉佳穂と交代でピッチを去ります。これで長沼が右SBに下がります。サガン鳥栖から加入の長沼についてはSBとMFの両方での期待ということで、SB起用には違和感はなくこなしていた印象もあります。これで投入された小泉佳穂が2度決定機を迎えたものの、ものにすることはできず、試合は0-2でアウェイのFC東京の勝利に終わりました。

スコルジャ監督のチーム作りが注目ポイントだったこの試合ですが、浦和はそれとは関係ない自らのミスで、勝手に崩れてしまった残念な試合に終わってしまいました。それでも、チームを再度まとめてサッカーを再構築する、スコルジャ監督の良さも見られました。残り試合も少なくなってきましたが、まずは残留を決めて、そこから勝ち点を上積みして行って欲しいです。



















































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大相撲秋場所総括

2024-09-24 20:39:56 | 他スポーツ
大相撲秋場所は関脇大の里の2回目の優勝に終わりました。千秋楽はちょっと油断したのか、大きく負け越している阿炎にまさかの黒星を喫しましたが、立ち合いでしっかり当たることができればその恵まれた体格が生きます。大の里は、これからは無理に200kgに増やそうとしないで、今の体型のままで横綱を目指して欲しいものです。

大の里のことは昨日書いたので他の力士を取り上げますが、大関陣は琴桜、豊昇龍ともに8勝7敗と不振に終わりました。琴桜は宇良に押し出されるなど今場所は軽さが目立ちました。豊昇龍は苦しくなると強引な投げを打ちたくなる癖があり、中日の土俵で若元春相手に放った首投げは、その場は勝利につながりましたが、今場所の良くない流れが表れていた一番でした。

三役を巡る争いは、大の里の大関昇進、関脇貴景勝の引退、関脇阿炎と小結平戸海の負け越しで4人が抜けます。今場所の4関脇がちょっと特殊な番付だったので、おそらく来場所は通常通りの2関脇2小結でしょう。そうなると、空く枠は二人で、西前頭3枚目の若元春が11勝4敗と大きく勝ち越して当確です。もう一人は微妙ですが、西前頭2枚目の王鵬の9勝6敗が、東前頭4枚目で10勝5敗の正代より若干強い成績と思われます。

今場所は上位陣が不振だったので、前頭上位に好成績の力士が多く出ています。そのため、二桁勝っても三賞に届かなかった力士が多くなりました。その中では、前頭7枚目で12勝3敗と好成績だった若隆景が完全復活を印象付けました。大の里に勝った理由もあって殊勲賞を受賞し、今場所は番付運が悪く前頭2枚目前後に留め置かれるでしょうが、そこで結果を出せば最高位の関脇も十分狙える位置に行けます。

また、業師として知られる宇良が、今場所は正攻法で勝てたことも取り上げたいです。琴桜を堂々と押し出すなど、本人曰く「押しの力を強くすることで技が出るようになった」という稽古の成果を出しました。こういう小兵力士は、巡業などで稽古を見ていると、押しの力を強くするための稽古をしており、それが成果になった9勝6敗の好成績です。

下位では、来場所の新十両争いが注目です。十両に休場者が相次いだことで、貴景勝の引退で空く枠も含めて7つ前後空きができます。ベテラン千代丸が3場所ぶりの十両復帰が濃厚で、さらに本来は上がれる成績ではない、幕下4枚目で4勝3敗の生田目、幕下5枚目で5勝2敗の琴手計らにもチャンスがあります。明日の番付編成会議で、新十両は発表になるので注目です。



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