後半の頭、スコルジャ監督は動き、右SBの石原を下げて左MFの松尾を投入する采配を見せます。空いた右SBには、本来攻撃的MFの関根を入れるという、もう行くしかないギャンブルです。前回のスコルジャ監督時代に、酒井宏樹が負傷欠場したときに、関根を右SBで起用したことも何試合かあったので、驚きではなかったです。
これに対する、FC東京のクラモフスキー監督の手が、この試合を決めました。まず、右ウイングの仲川を守備に下げさせてまで、松尾のマークにつけてきました。最初は独走する場面もあった松尾が、この守備で消され始めます。また、左ウイングの俵積田を下げて遠藤をMFに入れ、Dオリベイラと荒木の2トップ気味の4-4-2で後ろを固めてきました。
また、前半を見る限り狙いどころと思われた、右SBの小泉慶を本来のボランチに上げ、ベテランの長友を右SBに入れてきました。これでFC東京のゲームプランは「守る」と全選手に伝わったようで、浦和の両ウイングの大久保と松尾には仕事をさせないと粘り抜く戦い方を徹底しました。もっとも、浦和にも良いところは見られた試合でした。
それはグスタフソンに代わって途中出場したボランチの原口元気です。10年前の浦和在籍時にはスピードのあるウイングだった原口ですが、ウニオン・ベルリン時代にボランチにコンバートされていたという情報はありました。原口がボールを持ったときに、周りの選手が動き出すとそこに計ったかのようにパスが出てくる、原口のイメージが変わるようなパスセンスでした。
もっとも、右SBに下げて思い切った攻撃を期待した関根は、どちらもこれといって目立つプレーはできず、小泉佳穂と交代でピッチを去ります。これで長沼が右SBに下がります。サガン鳥栖から加入の長沼についてはSBとMFの両方での期待ということで、SB起用には違和感はなくこなしていた印象もあります。これで投入された小泉佳穂が2度決定機を迎えたものの、ものにすることはできず、試合は0-2でアウェイのFC東京の勝利に終わりました。
スコルジャ監督のチーム作りが注目ポイントだったこの試合ですが、浦和はそれとは関係ない自らのミスで、勝手に崩れてしまった残念な試合に終わってしまいました。それでも、チームを再度まとめてサッカーを再構築する、スコルジャ監督の良さも見られました。残り試合も少なくなってきましたが、まずは残留を決めて、そこから勝ち点を上積みして行って欲しいです。

























これに対する、FC東京のクラモフスキー監督の手が、この試合を決めました。まず、右ウイングの仲川を守備に下げさせてまで、松尾のマークにつけてきました。最初は独走する場面もあった松尾が、この守備で消され始めます。また、左ウイングの俵積田を下げて遠藤をMFに入れ、Dオリベイラと荒木の2トップ気味の4-4-2で後ろを固めてきました。
また、前半を見る限り狙いどころと思われた、右SBの小泉慶を本来のボランチに上げ、ベテランの長友を右SBに入れてきました。これでFC東京のゲームプランは「守る」と全選手に伝わったようで、浦和の両ウイングの大久保と松尾には仕事をさせないと粘り抜く戦い方を徹底しました。もっとも、浦和にも良いところは見られた試合でした。
それはグスタフソンに代わって途中出場したボランチの原口元気です。10年前の浦和在籍時にはスピードのあるウイングだった原口ですが、ウニオン・ベルリン時代にボランチにコンバートされていたという情報はありました。原口がボールを持ったときに、周りの選手が動き出すとそこに計ったかのようにパスが出てくる、原口のイメージが変わるようなパスセンスでした。
もっとも、右SBに下げて思い切った攻撃を期待した関根は、どちらもこれといって目立つプレーはできず、小泉佳穂と交代でピッチを去ります。これで長沼が右SBに下がります。サガン鳥栖から加入の長沼についてはSBとMFの両方での期待ということで、SB起用には違和感はなくこなしていた印象もあります。これで投入された小泉佳穂が2度決定機を迎えたものの、ものにすることはできず、試合は0-2でアウェイのFC東京の勝利に終わりました。
スコルジャ監督のチーム作りが注目ポイントだったこの試合ですが、浦和はそれとは関係ない自らのミスで、勝手に崩れてしまった残念な試合に終わってしまいました。それでも、チームを再度まとめてサッカーを再構築する、スコルジャ監督の良さも見られました。残り試合も少なくなってきましたが、まずは残留を決めて、そこから勝ち点を上積みして行って欲しいです。

























