サッカーのアジアカップ準々決勝、韓国対カタールを見ていました。韓国はグループリーグではキルギスに1-0、フィリピンに1-0と苦しんでいました。何とか3連勝で1位通過しましたが、ベスト16のバーレーン戦は延長戦にもつれ込む苦戦でした。これに対し、カタールはレバノンと共和国に大勝して、サウジにも2-0で勝つなど好調なチーム状態です。
韓国のパスを回すサッカーですが、ポイントはSBの使い方だと感じました。4-2-3-1で両サイドにアタッカーを置く韓国ですが、そのアタッカーは比較的内寄りのポジションを取ってFW気味の役目にして、クロスを上げるのはSBの役目にしてきました。カタールが5バックにして、韓国が3トップ気味にしても誰がマークに付くかわかりやすくしてきましたが、後ろからの刺客であるSBには守りにくそうにしていました。
しかし、カタールも3年後に迫った地元開催のW杯に備えて強化を進めており、スペイン人のサンチェス監督がパスサッカーを目指しています。今回は強豪の韓国相手ということで無理に前からは追わずに引き気味に入り、カウンターからの速い攻撃を目指してきました。そのカウンターのやり方がうまくなっていました。カウンターで走る人数を常に3人にして、走る方向を逆サイドに一人走るようにして韓国のマークを分散させようとして、事実シュートに至る場面も多く作りました。
韓国が押し気味に進めるものの、カタールGKの好守で防がれて0-0のまま長い時間が過ぎる試合になります。韓国はサイドにいるイングランドのトットナムでプレーするMF孫興民が頼りでしたが、彼はトットナムでレギュラーという事情で大会前の合宿に呼べず、第3戦の中国戦から途中合流でした。そのため、孫興民と周囲のコンビネーションは合っていなかった印象を受けます。
攻めあぐねる韓国に対し、カタールはワンチャンスを決めました。遠目からの6番のロングシュートが、韓国ボランチの鄭又栄の股の間を抜けたことで、GKキム・スンギュにはブラインドになったようで、少し反応が遅れたことで決まったゴールとなりました。これで、韓国は長身FWのチ・ドンウォンを入れてパワープレーで攻めますが、残り10分で流れを変えるのは厳しく、試合は1-0でカタールの勝利に終わりました。
パスの回し方にこそ好感は持てましたが、やはり韓国としては去年のジャカルタアジア大会に孫興民を呼んで無理に勝ちに行った弊害(トットナムとの交渉)が出ました。孫興民にとっては、アジア大会の優勝で兵役免除になったので、本人的には良かったのでしょうが、やはりアジアカップを勝つには相応の準備が要るとも感じます。
韓国のパスを回すサッカーですが、ポイントはSBの使い方だと感じました。4-2-3-1で両サイドにアタッカーを置く韓国ですが、そのアタッカーは比較的内寄りのポジションを取ってFW気味の役目にして、クロスを上げるのはSBの役目にしてきました。カタールが5バックにして、韓国が3トップ気味にしても誰がマークに付くかわかりやすくしてきましたが、後ろからの刺客であるSBには守りにくそうにしていました。
しかし、カタールも3年後に迫った地元開催のW杯に備えて強化を進めており、スペイン人のサンチェス監督がパスサッカーを目指しています。今回は強豪の韓国相手ということで無理に前からは追わずに引き気味に入り、カウンターからの速い攻撃を目指してきました。そのカウンターのやり方がうまくなっていました。カウンターで走る人数を常に3人にして、走る方向を逆サイドに一人走るようにして韓国のマークを分散させようとして、事実シュートに至る場面も多く作りました。
韓国が押し気味に進めるものの、カタールGKの好守で防がれて0-0のまま長い時間が過ぎる試合になります。韓国はサイドにいるイングランドのトットナムでプレーするMF孫興民が頼りでしたが、彼はトットナムでレギュラーという事情で大会前の合宿に呼べず、第3戦の中国戦から途中合流でした。そのため、孫興民と周囲のコンビネーションは合っていなかった印象を受けます。
攻めあぐねる韓国に対し、カタールはワンチャンスを決めました。遠目からの6番のロングシュートが、韓国ボランチの鄭又栄の股の間を抜けたことで、GKキム・スンギュにはブラインドになったようで、少し反応が遅れたことで決まったゴールとなりました。これで、韓国は長身FWのチ・ドンウォンを入れてパワープレーで攻めますが、残り10分で流れを変えるのは厳しく、試合は1-0でカタールの勝利に終わりました。
パスの回し方にこそ好感は持てましたが、やはり韓国としては去年のジャカルタアジア大会に孫興民を呼んで無理に勝ちに行った弊害(トットナムとの交渉)が出ました。孫興民にとっては、アジア大会の優勝で兵役免除になったので、本人的には良かったのでしょうが、やはりアジアカップを勝つには相応の準備が要るとも感じます。