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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

韓国対カタール

2019-01-27 21:59:04 | ワールドサッカー
サッカーのアジアカップ準々決勝、韓国対カタールを見ていました。韓国はグループリーグではキルギスに1-0、フィリピンに1-0と苦しんでいました。何とか3連勝で1位通過しましたが、ベスト16のバーレーン戦は延長戦にもつれ込む苦戦でした。これに対し、カタールはレバノンと共和国に大勝して、サウジにも2-0で勝つなど好調なチーム状態です。

韓国のパスを回すサッカーですが、ポイントはSBの使い方だと感じました。4-2-3-1で両サイドにアタッカーを置く韓国ですが、そのアタッカーは比較的内寄りのポジションを取ってFW気味の役目にして、クロスを上げるのはSBの役目にしてきました。カタールが5バックにして、韓国が3トップ気味にしても誰がマークに付くかわかりやすくしてきましたが、後ろからの刺客であるSBには守りにくそうにしていました。

しかし、カタールも3年後に迫った地元開催のW杯に備えて強化を進めており、スペイン人のサンチェス監督がパスサッカーを目指しています。今回は強豪の韓国相手ということで無理に前からは追わずに引き気味に入り、カウンターからの速い攻撃を目指してきました。そのカウンターのやり方がうまくなっていました。カウンターで走る人数を常に3人にして、走る方向を逆サイドに一人走るようにして韓国のマークを分散させようとして、事実シュートに至る場面も多く作りました。

韓国が押し気味に進めるものの、カタールGKの好守で防がれて0-0のまま長い時間が過ぎる試合になります。韓国はサイドにいるイングランドのトットナムでプレーするMF孫興民が頼りでしたが、彼はトットナムでレギュラーという事情で大会前の合宿に呼べず、第3戦の中国戦から途中合流でした。そのため、孫興民と周囲のコンビネーションは合っていなかった印象を受けます。

攻めあぐねる韓国に対し、カタールはワンチャンスを決めました。遠目からの6番のロングシュートが、韓国ボランチの鄭又栄の股の間を抜けたことで、GKキム・スンギュにはブラインドになったようで、少し反応が遅れたことで決まったゴールとなりました。これで、韓国は長身FWのチ・ドンウォンを入れてパワープレーで攻めますが、残り10分で流れを変えるのは厳しく、試合は1-0でカタールの勝利に終わりました。

パスの回し方にこそ好感は持てましたが、やはり韓国としては去年のジャカルタアジア大会に孫興民を呼んで無理に勝ちに行った弊害(トットナムとの交渉)が出ました。孫興民にとっては、アジア大会の優勝で兵役免除になったので、本人的には良かったのでしょうが、やはりアジアカップを勝つには相応の準備が要るとも感じます。
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大相撲初場所総括

2019-01-27 21:29:41 | 他スポーツ
大相撲初場所は、写真の関脇玉鷲の初優勝で幕を閉じました。玉鷲はモンゴル人ですが、モンゴル相撲の経験者ではなく、今の突き押し相撲は日本で覚えた相撲のノウハウです。入門のきっかけは姉の推薦だったと聞きます。今の時代はモンゴル相撲の経験者を即戦力として取る傾向があるので、一昔前だから実現した入門です。彼は序盤で2敗しており、正直優勝候補とは思えませんでした。NHKの勝ち越しインタビューで優勝の話をしても、当時は白鵬と星二つの差だったので話半分に聞いていたでしょう。

しかし、いつものように白鵬が先行逃げ切りで優勝すると思われた今場所の流れは、一つの相撲で変わりました。それは全勝で迎えた11日目の白鵬対御嶽海の取組でした。御嶽海は5連勝と好調なスタートを切りましたが、膝の上の腱を痛めて7日目から途中休場しており、再出場の初戦が白鵬戦でした。正直、手負いの御嶽海に勝機はないと見るのが自然です。

御嶽海は取組後には歩くのも辛そうにしているほどでしたが、当たってから一気に攻めるしか勝機はないと理解していたようです。その通り、当たり勝った御嶽海は白鵬を押し出して、あれほど堅固に見えた白鵬の相撲がおかしくなってきました。その翌日、白鵬は玉鷲と直接対決が組まれ、離れて取る得意な相撲に持ち込んだ玉鷲が押し出しで白鵬を破り、ついに白鵬と玉鷲が2敗で並ぶことになりました。

そのショックもあり、白鵬は続く貴景勝戦も敗れて3連敗となり、その後休場してしまいます。突然、主役がいなくなった優勝争いに名乗り出たのが玉鷲となりました。玉鷲にとって、幸運だったのは白鵬戦を終えたことで上位戦が既に終了していたことです。その後は優勝争い単独トップの重圧もありましたが、一瞬「頭が真っ白になった」碧山戦で待ったをして落ち着かせ、その後平幕相手に連勝して逃げ切りを果たしました。

三賞争いは、御嶽海が殊勲賞、玉鷲が殊勲賞と敢闘賞、貴景勝が技能賞を受賞しました。御嶽海は途中休場を挟んだ力士では史上初となる受賞です。玉鷲と貴景勝は優勝争いをしたので当然の受賞ですが、御嶽海は三賞選考委員会の粋な計らいだと思います。三横綱に勝ち、難しい地位の小結で勝ち越した御嶽海の価値は大きいです。

三役争いは、小結妙義龍が負け越して一つ枠が空きます。そこに入るのは西前頭2枚目で9勝6敗の北勝富士で間違いないでしょう。北勝富士は北勝海と北の富士という、二人の横綱の四股名を合成した「重い」名前ですが、三役に上がることで最低限のノルマは果たしました。上がってからが大変な地位ですが、チャンスと思って頑張って欲しいものです。




白鵬


鶴竜


稀勢の里


魁聖


貴景勝


琴奨菊


御嶽海


高安


振分親方(元高見盛)


豪栄道


栃ノ心


宝富士


妙義龍


玉鷲
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