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イラン戦プレビュー

2019-01-26 22:24:55 | ワールドサッカー
来週の月曜日夜、日本代表はアジアカップ準決勝、イラン戦を迎えます。イランは、韓国が敗退した現時点では、おそらく大会最強チームです。かつては1997年のW杯予選の3位決定戦で、日本代表と死闘を演じた相手で、当時のエースストライカーだったアリ・ダエイの名前が未だに頭に浮かびます。現在のイラン代表は、強さで勝負したダエイとは違って、ワンタッチプレーで相手を出し抜くタイプのアズムンが1トップでおそらく出場してくるでしょう。

今のイランは、元ポルトガル代表監督で名古屋でも指揮した経験のある、カルロス・ケイロス氏が率いています。イランはかつては監督を頻繁に変えるチームでしたが、ケイロス監督は2014年、2018年と2度のW杯に導いた実績もあり、イランサッカー協会からの信頼は勝ち得ているようで異例の長期政権になっています。

イランは4-2-3-1のシステムを引きます。パスを回す日本とは違って、重戦車のようなドリブルで仕掛けてくるところが特徴で、日本としてはSBの酒井宏樹、長友佑都が忙しくなる展開が予想できます。いいボールを入れられると、アズムンに合わされてしまいますから、少しでも体を張ってクロスの精度を落とす努力が必要な相手です。

また、今のイランにはW杯に出ている主力選手が揃っています。イランサッカー協会との確執で代表を一時離れていたアズムンも復帰し、ドリブラーのデジャーガ、ボランチのハジサフィ、ウイングのベイランバンドなどの名前も中国との準々決勝のスタメンにいました。世代交代を進めて本田圭佑や長谷部誠が退いている日本としては、今の若手にとって初めて対戦する掛け値なしの世界の強豪と言えるでしょう。

もっとも、これまでのイランはDFラインが弱点でした。体のサイズは大きいものの、動きがあまり速い方ではなく、相手クロスの処理を誤るような場面も見られました。そこを、スピードのある武藤や南野らが狙いたいところです。チャンスの数はそんなに多くないと思うので、それを確実に決められるかどうかが分ける試合になるでしょう。
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