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カタール対朝鮮民主主義人民共和国

2019-01-19 22:04:42 | ワールドサッカー
アジアカップのグループリーグ、カタール対朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)のビデオを見ました。スコアの6-0カタール勝利は知っていましたが、それならばマニアックに、お互いがどういうチームかに興味があります。まずはカタールですが、以前はセットプレーでボールウォッチャーになる大きな欠点があり、名将と呼ばれたブルーノ・メツやミロバン・ラエバツでも強くすることができなかったチームでした。

しかし、今回のチームは、セットプレーの守備こそ共和国の複雑な動きに対応し切れない問題はありましたが、強いチームになっていました。そのノウハウは、スペイン人監督が仕込んだパスサッカーです。4-4-2でサイドにウイングを置く、一般的なシステムですが、DFラインから正確につないでウイングに出して、低いクロスをFWのアルマエズ・アリが合わせるという明確な形ができていました。

アルマエズ・アリはこの共和国戦で4ゴールの活躍で、グループリーグの3試合で7得点という大活躍を見せます。そんなに動くFWではなく、スピードはそれほどないですが、ボールを足元に止める技術とシュートに至る動作は完成されています。クロスが足元に入れば、かなり高い確率でシュートまで持ち込んでくれる信頼感は既に確立しています。

もっとも、カタールのパスサッカーは2022年の地元開催のW杯に向けて構築を進めている過程なので、弱点もあります。それはボランチやDFがボールコントロールをミスすることがあることです。日本がカタールと当たれば、相手ボランチにプレスに行けばミスを拾ってのカウンターで攻略できると、この試合を見る限りでは感じました。

共和国は4-4-2で、自陣に2ラインを引いて守るサッカーで対抗しようとしてきました。しかし、サイドのウイングに対する守備が間に合わずにクロスを浴びる場面が多かったという問題点がありました。初戦のサウジアラビア戦は5バックが機能せずに4バックに戻したものの、サイドの守りがうまく行かないことで、アルマエズ・アリに活躍する時間を与えてしまいました。

また、共和国の出足を鈍らせたのは早めのイエローカードもあります。遠い中東でコンディションを維持できなかったからなのか、共和国のタックルは遅れ相手の足に当たってファウルになりました。2枚目をもらったら試合が終わってしまうと思ったことも、これほどの大差がついた理由かもしれません。
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