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Kobby loves 埼玉&レッズ

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アジアカップ決勝プレビュー

2015-01-28 20:17:50 | ワールドサッカー
アジアカップの決勝のカードは、韓国対オーストラリア(以下豪州)に決まりました。このカードは、1次リーグの最終戦で一回実現しており、韓国が1-0で勝利しています。この両チームのイメージは、韓国がポゼッション、豪州がロングボールのパワーサッカーでしたが、今回の代表はイメージが違いました。

豪州は、確かに1トップはパワー型のケーヒルですが、サッカーの内容は速いプレスから中盤で持つスタイルです。日本と対戦したらボールを相手に支配されるかもしれないと感じた、アジア唯一のチームです。今の代表に、ケーヒルこそいるとはいえ、すっかり以前のスタイルとは様変わりしていました。ルオンゴ、レッキー、トロイージといった若手も育っています。

これに対し、韓国は前回のW杯予選で、長身のキム・シンウクの頭にアーリークロスを放り込むサッカーをして、予選こそ通過したとはいえ、ウズベキスタンの他力に救われての通過と、すっかり国民のひんしゅくを買ってしまいました。当時の監督が、あまり海外組を重視せず、Kリーグのメンバーで勝とうとしたのが理由でした。

そのため、現在の監督、ウリ・シュティーリケは海外組を中心に据えました。しかし、今回の大会ではトップ下のク・ジャチョル、右MFのイ・チョンヨンを負傷で欠きます。レバークーゼンでレギュラーという、左MFソン・フンミンが頼りですが、意外にも豪州との決戦は、ボランチのキ・ソンヨンのところが起点になりました。

豪州が前から取りに来るので、その隙を狙って正確にポジションを取った、キ・ソンヨンからピンポイントのパスが何本も出て、うまい具合にカウンターを機能させて韓国が1-0で勝利しました。もちろん、同じ手は二度は食うまいと、豪州はキ・ソンヨンに激しいプレッシャーを掛けてくるでしょう。

その攻防がこの試合の見所です。キ・ソンヨンは相手のプレスを嫌がって引いた位置でもらいたがるボランチなので、キ・ソンヨンの位置でこのゲームの趨勢が予想できます。うまく相手のギャップを突いているか、それとも下がって膠着状態になっているか、そこを楽しみにこの試合をみてみようと思います。
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