日本代表の敗戦で、アジアカップを見るモチベーションは大きく低下しましたが、アジアの中では異質なサッカーをするウズベキスタンの試合を見たくて、韓国対ウズベキスタンを見てみました。最後までは見ていないので、延長で韓国の孫興民(ソン・フンミン)が決めた2ゴールは見ていませんが、ウズベキスタンの善戦がこの試合を面白くしました。
ウズベキスタンは選手のパワーもスピードも十分あり、アジアでは身体能力で圧倒する豪州に身体能力で対抗できる唯一のチームです。ただ、戦術意識が足りず選手が前がかったところをカウンターで攻略されると弱いチームです。
そのため、私はジョークで「自分がヨーロッパの若手監督だったら、ウズベキスタンは是非とも引き受けたい。このチームに組織を植え付けてW杯に出したら強豪チームからオファーが来る。」と言っています。この試合を見ると、どういうときにバランスが悪くなるかはっきりわかりました。
それは、ウズベキスタンはかつて欧州CLでも活躍したFWシャツキフの穴が埋まっておらず、1トップにはこれという選手がいません。そのため、ウズベキスタンが攻勢に出ようとすると、トップでキープができない分を埋めようとして、ボランチやサイドバックがどんどん前がかっていき、守るのはアンカーのハイダロフの身体能力任せになるバランスの悪さが課題です。
この試合では、その課題が表に出にくい展開になりました。それは、ウズベキスタンが引き気味に試合に入ったからです。中盤にしっかり人数をかけてブロックを作れば、引いた位置でもらいたがる韓国ボランチの奇誠庸のパスの出し所がなくなり、韓国の攻め手がなくなります。
しかも、韓国はトップ下の具慈哲(ク・ジャチョル)、サイドアタッカーの李青龍(イ・チョンヨン)を負傷で欠いています。どこから崩すべきかわからなくなった韓国の迷いが、この試合を膠着状態にした大きな要因だったと思います。
ゲームメーカーの奇誠庸は、ピンポイントで空いた選手を狙ってパスを出すので、もし韓国とW杯予選で対戦することがあればこの手は使えるなと感じた試合でした。
ウズベキスタンは選手のパワーもスピードも十分あり、アジアでは身体能力で圧倒する豪州に身体能力で対抗できる唯一のチームです。ただ、戦術意識が足りず選手が前がかったところをカウンターで攻略されると弱いチームです。
そのため、私はジョークで「自分がヨーロッパの若手監督だったら、ウズベキスタンは是非とも引き受けたい。このチームに組織を植え付けてW杯に出したら強豪チームからオファーが来る。」と言っています。この試合を見ると、どういうときにバランスが悪くなるかはっきりわかりました。
それは、ウズベキスタンはかつて欧州CLでも活躍したFWシャツキフの穴が埋まっておらず、1トップにはこれという選手がいません。そのため、ウズベキスタンが攻勢に出ようとすると、トップでキープができない分を埋めようとして、ボランチやサイドバックがどんどん前がかっていき、守るのはアンカーのハイダロフの身体能力任せになるバランスの悪さが課題です。
この試合では、その課題が表に出にくい展開になりました。それは、ウズベキスタンが引き気味に試合に入ったからです。中盤にしっかり人数をかけてブロックを作れば、引いた位置でもらいたがる韓国ボランチの奇誠庸のパスの出し所がなくなり、韓国の攻め手がなくなります。
しかも、韓国はトップ下の具慈哲(ク・ジャチョル)、サイドアタッカーの李青龍(イ・チョンヨン)を負傷で欠いています。どこから崩すべきかわからなくなった韓国の迷いが、この試合を膠着状態にした大きな要因だったと思います。
ゲームメーカーの奇誠庸は、ピンポイントで空いた選手を狙ってパスを出すので、もし韓国とW杯予選で対戦することがあればこの手は使えるなと感じた試合でした。