goo blog サービス終了のお知らせ 

Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

アタッカーの人選(2/22広島対横浜FM)

2014-02-22 17:19:42 | 他チーム
今日はゼロックス杯の広島対横浜FMを見に、国立競技場まで行っていました。オフの間はワールドサッカーの映像を見ていましたが、サッカーを生で見ていないと感覚が鈍ってくるので、中立観戦のこの試合でも出かけました。横浜FMはミシャサッカーの浦和や、似ている戦術の広島相手に昨年4戦全勝と相性の良さを誇ります。

その理由は、広島の右アウトサイドのミキッチにドゥトラが思い切ってつき、その裏のスペースを富沢か中町がカバーしているからと、天皇杯決勝のときに書きました。しかし、こういう開幕前の試合は思い切ったことを試すチャンスです。広島はシャドーの位置にスピード型の若手、野津田を起用してきました。

この位置は昨年はゲームメーカーの高萩が不動の存在でしたが、高萩を外してあえて野津田を起用するのは狙いがあるはずです。それは開始直後のプレーに現れていました。左アウトサイドの清水のパスから、野津田が左サイドを抜け出し、クロスを石原に合わせます。シュートこそ外れましたが、広島のカウンター狙いが出たプレーでした。

横浜FMは高い位置からのプレスで圧倒する意図でしたが、1トップの端戸のキープ力が足りない課題があります。新加入の藤本淳吾のキープ力はあるので、ポゼッションサッカーを機能させるにはあと一歩の感があります。

横浜FMの最終ラインは高い位置に引かれているので、広島のカウンター狙いがうまくはまりました。前半5分の先制点はまさに狙い通りの形で、ロングボールから石原が抜け出し、マイナスのクロスに野津田が合わせて先制点を得ました。

横浜FMも広島の野津田狙いの攻撃の意図を読み、ダブルボランチを素早く野津田に寄せることで、追加点こそ防ぎました。横浜FMも斎藤のドリブル突破から、ゴール前で藤本がフリーというビッグチャンスがありましたが、藤本がこれを外して1点ビハインドで後半に入ります。

これは広島ベンチは野津田を浅野に替えるのではと予想していましたが、浅野が替わった相手はエース佐藤寿人でした。石原を1トップ気味にして、野津田、浅野という19歳コンビのシャドーになりましたが、追加点はまたもカウンターからでした。野津田のスルーパスに反応した浅野がわずかに早く触ってゴールになり、広島は2点リードを得ます。

横浜FMは斎藤の個人技で打開を狙いましたが、ゴールは得られず2-0で広島の勝利に終わりました。この試合は広島が現実主義に出たことで、カウンター対策という横浜FMの弱点が表に出た格好です。もちろん、今後は横浜FM側も修正してくるでしょうが、私の開幕前の目慣らしには絶好の面白い攻防でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする