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Kobby loves 埼玉&レッズ

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現実主義の手堅いチーム(LDUキト)

2008-12-18 21:24:05 | ワールドサッカー
今日のG大阪対マンチェスターU戦の即日更新は勘弁して頂いて、今日のネタは昨日初めて見たLDUキト(以下キト)の印象です。キトは南米代表ですが、決して代表チームは南米トップレベルでない国のエクアドルのチームです。おそらく、エクアドルとパチューカのあるメキシコの代表チームが対戦すれば、メキシコ代表が勝つ可能性が高いです。

しかし、ホームアンドアウェイの厳しいトーナメント戦である、南米のリベルタドーレス杯を勝ち抜いてきたチームですから、何か秘密があるに違いありません。テレビ観戦でわかる範囲ですが、キトはどんなチームか観察してみました。

まず、布陣は4-4-2で、中盤の4人はほぼ真横に並びます。真ん中の2枚がボランチで、サイドの二人が攻撃参加しますが、普段は両サイドの2枚も守備をしています。そんな守備的なチームですから、かつて個人技の南米と呼ばれた華麗さとは無縁で、個人技に驚く選手は左サイドハーフのボラニョスくらいです。

しかし、このチームの戦い方には中途半端さがまったくなく、最終ラインにはほとんどスペースを与えません。昨日記事にした、パチューカのアルバレスがボールを受けた位置は、引いた位置か、サイドの端でした。ここでボールを受けても、強引なミドルシュートか、合えば幸運というクロスしかありません。

これだけ、アルバレスを封じられるのですから、キトにとってはパチューカにいくらパスを回されても、想定の範囲内なのでしょう。確かにパチューカのボール支配率は60%以上、シュートも2倍近く許しましたが、そのシュートは強引な遠目からのものがほとんどでした。

そんな、カウンターサッカーのキトですが、同じくカウンターサッカーのアルアハリとは一味違います。それは、攻撃の枚数です。アルアハリは、バラカト、アブトレイカ、フラビオの3枚を上げるのが手一杯でした。

しかし、キトはサイドハーフのスタミナが優れていて、両サイドハーフを上げる4枚の攻撃が可能です。確かに、マンUを個人技で崩せる可能性がある、アルバレスのような選手はいませんが、チーム全体がカウンターに狙いを絞れるキトは、マンUに善戦できる可能性を持っています。

ここまで引いた相手から、マンUは本当に点が取れるのか、それが決勝の見所になるでしょう。
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