今日は国内で2歳女王決定戦の阪神JF、香港では香港国際競走が行われました。
まずは阪神ジュベナイルフィリーズ。
今年の2歳牝馬はレベルが高いと言われていますが、その中で1番人気になったのは新潟2歳Sの勝ち馬ハープスター。休養明けですが、新潟2歳Sにおける上がり3F32秒5の末脚はインパクトが強かったですね
2番人気は3連勝中のホウライアキコ。牝馬ながら来週の朝日杯FSに出走予定のベルカントも破っている馬で勢いがありますね。
人気はこの2頭に集中して2強対決といった感じでした。脚質は正反対ですけど。
レースはやや速いペースだったかな。直線は見応えありましたね。ハープスターは馬群の中を縫って伸びてきましたが、勝ったのは外の札幌2歳Sの勝ち馬レッドリヴェール。これまたステイゴールド-ディープインパクトのワンツーだったなぁ。
ホウライアキコはペースが向いてなかったですね。あと新潟2歳Sのときも思ったけどハープスターはエンジンのかかりが遅い気がする。ゴール直前になって一気に来た感じです。末脚は父親ゆずりですけどもう少し早めに動かないと今後は勝ちきれないレースが続きそう。
ただ勝ち馬と2着馬の差はないというか、今回は位置取りの差のような気がしたので、逆転は充分可能でしょう。
続いては香港国際競走です。
メンツ的には香港マイルが1番濃かった気がしますけど、日本馬の出走はなかったですね。トーセンラーが出走したら面白そう・・・って、京都じゃないとダメっすねw
先ずは昨年の覇者ロードカナロアが出走した香港スプリント。圧倒的な1番人気だったみたいですね。
なんていうか・・・こんなに強かったのか!!っていうくらい圧勝でしたね。実況にもあったけど直線は完全にひとり旅だったなぁ。2馬身でも圧勝と言える1200mで5馬身ってサクラバクシンオー(個人的には1200mの日本最強馬だと思ってた)の引退レース以上の衝撃だったよ。もうこれは文句なしに歴代日本最強スプリンターですねぇ。
ロードカナロアはこれで引退ですけど・・・ここまで強いならブラックキャビアとの勝負が見たかったなぁ~。種牡馬としても父キングカメハメハだし、今の日本にとっては貴重な血ですよね。産駒が楽しみ!
あと、これでもう年度代表馬確定じゃない?香港スプリントの結果次第だったけど、有馬記念勝って年度代表馬になる可能性があったのってダービー馬のキズナくらいでしょ(出走回避みたいですが)。メイショウマンボは牝馬G1しか勝ってないし、オルフェーヴルはG1勝ってないし、ジェンティルドンナはジャパンカップだけだし、宝塚記念を勝ったゴールドシップよりもロードカナロアなのは間違いないし・・・。
続いてはアスカクリチャンが出走した香港ヴァーズ。
道中5番手くらいの位置にいたアスカクリチャンは4コーナーくらいでは3番手まで上がってましたが、完全に実力不足でしたね。まったく伸びず見せ場なかったなぁ~。7着でした。
まぁ仕方ないですね。ジャパンカップ5着だったドゥーナデンが3着だったし・・・もう少し上のレベルの日本馬が出走すれば勝てたような・・・ぃぇ、そう単純ではないですね。
最後はトウケイヘイローが出走したメインレースの香港カップ。
有力馬の脚質が先行ばかりだったのでその辺大丈夫かなと思ってたんですが・・・悠々と逃げましたね。4コーナー手前で上手く後続を引きつけて直線に入ったら1度は突き放したんですけど・・・残り100mで差されて2着でした。
トウケイヘイローの内を走ってた勝ち馬アキードモフィードの進路を上手く塞いだのに外に持ち出されてしまいましたね。惜しかったなぁ。でも、レーティング上では格上ばかりの中での2着なので良くやったと思います。本当に洋芝が合うんだろうなぁ。
1番の注目だった香港スプリントのロードカナロアが圧勝だったもんで、このレースが1番熱が入ったなぁ。もうちょっと!粘れ!粘れ!って心の中で思ってたよw
さてさて、これで残すG1は朝日杯FSと有馬記念となりました。
朝日杯FSは牝馬のベルカントが出走するし鞍上の武豊騎手のJRA・G1完全制覇がかかってるので楽しみです。