一月二十三日の公園

風邪気味なのでぱっとしないけれど、とにかく公園に行けば気分が少しは良くなるかもしれないと思いつつ上ってゆくと、もうみんな集まっていました。
リラさん、会えてうれしいよ。



あ、ノイちゃんも久しぶり！



えーと、岳くんでしたね。
白いお洋服、珍しいなと思ったらママのお手製ですって。
マジックテープで首とお腹を止めるようになっている。これならば脱ぎ着が楽ですね。



「ベッカム兄ちゃん、こんにちは！」
「コバスケ、今日は黒ウサギじゃないな」
「うん、あれはね、脱ぐのがすごく大変で腕がひん曲がりそうになっちゃうからイヤなんだ｝



「あ、ベッカムママ、おやつください！」と駆け寄る。



ノイちゃんらしい優しい色合いのお洋服だね。



「うん、いけてるよね」と見上げる岳くん。



「ボク、岳だよ、よろしくね」
「う、うん、知ってるけど。。。」



「今日はだーれも遊び相手がいない。。。つまんない」と、アクアちゃん。



あ、空ちゃんがいるじゃない。
でもアクアちゃんと空ちゃんだとマジになりそう。



「あ、グリ兄さん、お久しぶりです」
「えーと、誰だっけ。。。」



グリ君、もうすぐ１４歳になるそうです。



「あ～、よかった、まだみんないて」と、ジロウくんが走ってきた。



「クンクンクン、こんにちは！ボクね、ジロウだよ！」
「なんか知らないけどにぎやかな子だなあ。。。」



雪が降って以来、丘の上の景色が変わってしまった。



う～ん。。。



「ボクは変わらないからね、安心していいよ」
いや、もっといい子に変わってほしいよ、せめて人の足もとでおしっこしないで！