お父さんの底力。

寅さんとか長島監督とかによく例えられるお父さん。ついに脳梗塞で倒れました。しかしマイペースさに変わりなし!

東京タワーとオカンの死。

2006-04-23 00:45:39 | Weblog
リリーフランキーの「東京タワー」が大人気なので、私も本屋で立ち読みをしました。すると、オカンの亡くなる前の様子が自分の母親の時ととてもよく似ているので、つらくてドキドキしてきました。私にはあの本はとても読めません。
身近な人が亡くなる経験というのは、その人本人にとってはとても深くて悲しい、特別な体験ですが、ほとんどの人が経験していることでもあって共通なこと・・ありふれたことでもあるんだなあ・・と考えてみればあたりまえのことを実感しました。

お父さんはまるで無神経で人が傷つくような言葉は平気で言いますが、お母さんが病気になったときは連日連夜泊り込みで看病していました。私は目に見えて弱っていく、心を閉ざしていく母の様子をみるのがつらくて、ときどき病室に行けないことがありました。
父さんは無神経だからこそその分心も強い。だからお母さんのあんな様子にも心がくじけることなく現実的に面倒をみれた。と思います。
そして病人にとってはそのほうがめそめそされるよりよほどありがたいんですよね。
それまでは嫌いなだけだったお父さんをすごいなあ、やっぱ勝てんな、と思い出したのはそのときからでした。
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